アヤガオカがどこかに行ったあと、僕たちは改めて自己紹介した。
「若月朔夜。能力は……具現化だって」
「宮川颯や! よろ! 『ストップ』って言ったら選んだ人? が5秒間止まるらしいで」
「堀口那美です。多分最年長かな? 能力は浮遊。わかりやすくてよかった」
みんなでこれからどうするかを話し合う。
「あの、リーダーとか決めません?」
夕実が言う。
「じゃあ俺だ」
「いや、朔夜がリーダーはここ終わるよ。ここは俺が」
「は? 氷翠がリーダーは無いだろ」
「確かに俺じゃダメかもしれないけど、お前がリーダーになるよりはマシだ」
突然言い合いを始めた朔夜と氷翠に僕があっけに取られていると、葵が「あいつら幼馴染だからいつものことなんだ、気にしないで」と耳打ちしてきた。
「ほらほら〜。朔夜くんも氷翠くんもストップ! 美術部の部長が命令しまーす」
那美が仲裁に入る。すると雪希も、
「2人でリーダー、でいいんじゃない?」
と助け船をだす。そこで2人は落ち着いた。
「じゃあ、そう言うことで。いいよな、朔夜?
……で、結局、これからどうする?」
「あれ? 氷翠くん、俺ら呼んだ時に『敗者も勝者も生きて帰れるようにルールを覆す』みたいなこと、言ってなかった?」
綾斗の呟きで僕も思い出す。
そんなことも言ってたような……。
「あぁ、なんだかんだ言えてなかったか。
俺の教室の窓から見えるとこに、変な塔があったんだよね。もちろん岩代町になかったやつ。
そんなものをわざわざ作るってことは、——なんかあるんじゃないかと思って」
もともと町になかった塔?
「じゃあ氷翠くんはそこに行ってないってこと? じゃあまずみんなで行ってみたらいいんじゃない?」
そう言った僕を皮切りに、みんなが口々に塔に行くことを賛成し始めた。
「よし、じゃあ俺ら9人でその塔に行くぞ。いいな?」
「なんで最後はお前なんだよ。まあいいけど」
[水平線]
そんな感じで(?)塔についた僕たちは、その高さに驚く。
東京にある高層マンションレベルの高さだから。
でも僕らは別のことに疑問を持っていた。
「高っ。これはさすがに異常だわ」
「ですよね……。雪希先輩、入口とかわかります?」
「え、ごめんわかんない」
雪希と夕実が話しているように、[太字]入り口が見当たらない[/太字]。
ゲームみたいに考えるなら、何か条件がある?
そこで、上から[太字]ガガッ[/太字]と音が鳴った。
上を見てみると、遥か上の方にスピーカーがある。
「皆さん、こんにちは。ここに来たと言うことで、入れなくて困っていることでしょう。ここに入れるのは4人だけ。今から入る資格のある6人を私が選びます。
入る資格があるのは——チームツバキから甘城瑞紀さん、佐伯雪希さん。チームシロハネから室坂氷翠さん、相原葵さん。チームクロハネから若月朔夜さん、宮川颯さんです。
……では、4人だけ選んでください」
それ以来、スピーカーから音が聞こえることはなかった。
「若月朔夜。能力は……具現化だって」
「宮川颯や! よろ! 『ストップ』って言ったら選んだ人? が5秒間止まるらしいで」
「堀口那美です。多分最年長かな? 能力は浮遊。わかりやすくてよかった」
みんなでこれからどうするかを話し合う。
「あの、リーダーとか決めません?」
夕実が言う。
「じゃあ俺だ」
「いや、朔夜がリーダーはここ終わるよ。ここは俺が」
「は? 氷翠がリーダーは無いだろ」
「確かに俺じゃダメかもしれないけど、お前がリーダーになるよりはマシだ」
突然言い合いを始めた朔夜と氷翠に僕があっけに取られていると、葵が「あいつら幼馴染だからいつものことなんだ、気にしないで」と耳打ちしてきた。
「ほらほら〜。朔夜くんも氷翠くんもストップ! 美術部の部長が命令しまーす」
那美が仲裁に入る。すると雪希も、
「2人でリーダー、でいいんじゃない?」
と助け船をだす。そこで2人は落ち着いた。
「じゃあ、そう言うことで。いいよな、朔夜?
……で、結局、これからどうする?」
「あれ? 氷翠くん、俺ら呼んだ時に『敗者も勝者も生きて帰れるようにルールを覆す』みたいなこと、言ってなかった?」
綾斗の呟きで僕も思い出す。
そんなことも言ってたような……。
「あぁ、なんだかんだ言えてなかったか。
俺の教室の窓から見えるとこに、変な塔があったんだよね。もちろん岩代町になかったやつ。
そんなものをわざわざ作るってことは、——なんかあるんじゃないかと思って」
もともと町になかった塔?
「じゃあ氷翠くんはそこに行ってないってこと? じゃあまずみんなで行ってみたらいいんじゃない?」
そう言った僕を皮切りに、みんなが口々に塔に行くことを賛成し始めた。
「よし、じゃあ俺ら9人でその塔に行くぞ。いいな?」
「なんで最後はお前なんだよ。まあいいけど」
[水平線]
そんな感じで(?)塔についた僕たちは、その高さに驚く。
東京にある高層マンションレベルの高さだから。
でも僕らは別のことに疑問を持っていた。
「高っ。これはさすがに異常だわ」
「ですよね……。雪希先輩、入口とかわかります?」
「え、ごめんわかんない」
雪希と夕実が話しているように、[太字]入り口が見当たらない[/太字]。
ゲームみたいに考えるなら、何か条件がある?
そこで、上から[太字]ガガッ[/太字]と音が鳴った。
上を見てみると、遥か上の方にスピーカーがある。
「皆さん、こんにちは。ここに来たと言うことで、入れなくて困っていることでしょう。ここに入れるのは4人だけ。今から入る資格のある6人を私が選びます。
入る資格があるのは——チームツバキから甘城瑞紀さん、佐伯雪希さん。チームシロハネから室坂氷翠さん、相原葵さん。チームクロハネから若月朔夜さん、宮川颯さんです。
……では、4人だけ選んでください」
それ以来、スピーカーから音が聞こえることはなかった。