駅前で待つこと、10分。
今気づいたけど、ここでは寒さとか暑さがない。
冬まっしぐらの今の季節に制服で、寒くないわけがないのに、寒くない。
「来ませんね……」
「夕実ちゃんはこれから来る人、知ってるの?」
「あ、いえ、知らないんですけど、黒羽高校は私の通う白羽高校と姉妹校なんで、学園祭とかで少し交流があります」
雪希と夕実は気づけば仲良くなっている。女子はこの2人だけだしな。
さらに待つこと、5分。
暇になった僕は、綾人と一緒にクロハネの人の情報を見てみた。
[中央寄せ][明朝体][漢字]若月[/漢字][ふりがな]わかつき[/ふりがな][漢字]朔夜[/漢字][ふりがな]さくや[/ふりがな]
チームクロハネ
2年3組 32番
能力 【具現化】
具現化。イメージが強いほど壊れにくい
[漢字]宮川[/漢字][ふりがな]みやかわ[/ふりがな][漢字]颯[/漢字][ふりがな]はやて[/ふりがな]
チームクロハネ
2年1組 28番
能力 【ストップ】
選んだ対象の動きを5秒間止める
[漢字]堀口[/漢字][ふりがな]ほりぐち[/ふりがな][漢字]那美[/漢字][ふりがな]なみ[/ふりがな]
チームクロハネ
3年2組 25番
能力 【浮遊】
空を飛ぶ[/明朝体][/中央寄せ]
「3年生もいるんだ。なぜか2年多いよね」
「うん。何となく僕、受験生は来ないと思った」
「確かに」
そんな話をしてた時、軽い足音が聞こえてきた。
高級そうな制服を着た3人の女子だ。
「あら? 6人もいらっしゃる。共同戦線でも組んだのですの?」
「本当ですわ。ですが、わたくしたちが生き残るために、[太字]消えていただきますわ[/太字]!」
声も態度も優雅なのに、言ってる内容は完全にぶっそうで殺意で満ちている。
僕たちは一瞬で身構えた。綾斗は風刃の構えに入り、雪希は小さく息を飲む。
シロハネの3人も前に出る。氷翠はスマホを軽く確認しながら言った。
「来たか……。綾ヶ丘女子、チームアヤガオカ」
「え? 知ってるの?」と僕。
「有名だよ。この辺りの女子校で一番喧嘩っ早いと噂の学校」
「喧嘩っ早い女子校って何……?」
僕が思わずつぶやくと、綾斗が小声で返した。
「いや、もう見た目でわかるでしょ……武闘派の目してるって」
たしかに。
見るからに良家のお嬢様なのに、目は獲物を見る肉食獣みたいだった。
先頭に立つ、金髪巻き髪の少女が一歩前に出る。
「ごきげんよう。わたくし、[漢字]御影[/漢字][ふりがな]みかげ[/ふりがな]リリアーナ。
アヤガオカ高等部三年、そしてこのチームのリーダーですわ」
名乗りながら、彼女は手のひらをこちらに向ける。
その指先に小さな光が集まって——。
「危ない!!」
葵が叫んだ瞬間、白い閃光が地面をえぐった。
[太字][大文字]ドォンッ!![/大文字][/太字]
アスファルトが破裂し、破片が飛び散る。
「ちょっ……いきなり攻撃⁉︎」
「当然ですわ。バトルロワイヤルですもの」
リリアーナが優雅に笑う。
「さあ、勝ち残るために——」
その時。
「ストップ!」
背後から声がして、三人の女子がビタッと動きを止めた。
「エグ。これ、ホンマに出るんか」
そう言って登場した、関西弁の男子。
顔からして、宮川颯かな?
「なんか、5秒止まるらしいで」
「あー、うっせ。これ誰だよ、氷翠?」
次に走ってきたのは、多分若月朔夜。
手には具現化したと思しき警察官が持つような銃。
「俺じゃねーよ。ところで、御影さんの能力、【爆破】とか?」
氷翠がそう言いながらリリアーナの肩に手を触れる。
「なんですのっ⁉︎」
「え? 多分コピー」
氷翠はさっきリリアーナがやったような仕草をする。
[太字][大文字]ドオンッ!![/大文字][/太字]
また爆発が起きる。
「うわ。室坂、やってんな。じゃあ俺も。
……バンッ」
葵が指鉄砲を構えて打つような仕草をする。
レーザーガンが一直線に飛んでいった。
「ハアッハアッ。き、今日はこれくらいにしてやりますわ! 覚えておきなさい!」
そう言ってアヤガオカの3人はどこかに行った。
今気づいたけど、ここでは寒さとか暑さがない。
冬まっしぐらの今の季節に制服で、寒くないわけがないのに、寒くない。
「来ませんね……」
「夕実ちゃんはこれから来る人、知ってるの?」
「あ、いえ、知らないんですけど、黒羽高校は私の通う白羽高校と姉妹校なんで、学園祭とかで少し交流があります」
雪希と夕実は気づけば仲良くなっている。女子はこの2人だけだしな。
さらに待つこと、5分。
暇になった僕は、綾人と一緒にクロハネの人の情報を見てみた。
[中央寄せ][明朝体][漢字]若月[/漢字][ふりがな]わかつき[/ふりがな][漢字]朔夜[/漢字][ふりがな]さくや[/ふりがな]
チームクロハネ
2年3組 32番
能力 【具現化】
具現化。イメージが強いほど壊れにくい
[漢字]宮川[/漢字][ふりがな]みやかわ[/ふりがな][漢字]颯[/漢字][ふりがな]はやて[/ふりがな]
チームクロハネ
2年1組 28番
能力 【ストップ】
選んだ対象の動きを5秒間止める
[漢字]堀口[/漢字][ふりがな]ほりぐち[/ふりがな][漢字]那美[/漢字][ふりがな]なみ[/ふりがな]
チームクロハネ
3年2組 25番
能力 【浮遊】
空を飛ぶ[/明朝体][/中央寄せ]
「3年生もいるんだ。なぜか2年多いよね」
「うん。何となく僕、受験生は来ないと思った」
「確かに」
そんな話をしてた時、軽い足音が聞こえてきた。
高級そうな制服を着た3人の女子だ。
「あら? 6人もいらっしゃる。共同戦線でも組んだのですの?」
「本当ですわ。ですが、わたくしたちが生き残るために、[太字]消えていただきますわ[/太字]!」
声も態度も優雅なのに、言ってる内容は完全にぶっそうで殺意で満ちている。
僕たちは一瞬で身構えた。綾斗は風刃の構えに入り、雪希は小さく息を飲む。
シロハネの3人も前に出る。氷翠はスマホを軽く確認しながら言った。
「来たか……。綾ヶ丘女子、チームアヤガオカ」
「え? 知ってるの?」と僕。
「有名だよ。この辺りの女子校で一番喧嘩っ早いと噂の学校」
「喧嘩っ早い女子校って何……?」
僕が思わずつぶやくと、綾斗が小声で返した。
「いや、もう見た目でわかるでしょ……武闘派の目してるって」
たしかに。
見るからに良家のお嬢様なのに、目は獲物を見る肉食獣みたいだった。
先頭に立つ、金髪巻き髪の少女が一歩前に出る。
「ごきげんよう。わたくし、[漢字]御影[/漢字][ふりがな]みかげ[/ふりがな]リリアーナ。
アヤガオカ高等部三年、そしてこのチームのリーダーですわ」
名乗りながら、彼女は手のひらをこちらに向ける。
その指先に小さな光が集まって——。
「危ない!!」
葵が叫んだ瞬間、白い閃光が地面をえぐった。
[太字][大文字]ドォンッ!![/大文字][/太字]
アスファルトが破裂し、破片が飛び散る。
「ちょっ……いきなり攻撃⁉︎」
「当然ですわ。バトルロワイヤルですもの」
リリアーナが優雅に笑う。
「さあ、勝ち残るために——」
その時。
「ストップ!」
背後から声がして、三人の女子がビタッと動きを止めた。
「エグ。これ、ホンマに出るんか」
そう言って登場した、関西弁の男子。
顔からして、宮川颯かな?
「なんか、5秒止まるらしいで」
「あー、うっせ。これ誰だよ、氷翠?」
次に走ってきたのは、多分若月朔夜。
手には具現化したと思しき警察官が持つような銃。
「俺じゃねーよ。ところで、御影さんの能力、【爆破】とか?」
氷翠がそう言いながらリリアーナの肩に手を触れる。
「なんですのっ⁉︎」
「え? 多分コピー」
氷翠はさっきリリアーナがやったような仕草をする。
[太字][大文字]ドオンッ!![/大文字][/太字]
また爆発が起きる。
「うわ。室坂、やってんな。じゃあ俺も。
……バンッ」
葵が指鉄砲を構えて打つような仕草をする。
レーザーガンが一直線に飛んでいった。
「ハアッハアッ。き、今日はこれくらいにしてやりますわ! 覚えておきなさい!」
そう言ってアヤガオカの3人はどこかに行った。