『おはよぉ…ムニャムニャ』
『『おはよう、パチ。』』
『おにいおはよう!!!』
これが僕の朝の日課。家族から挨拶を貰う。
いつものようにイカセーラーを着て、ローファーを履く。
『あっ、忘れてた。』
いつも頭にはなにも付けていなかった。でも、今日からはイカパッチンをつける。
カバンをガバっと取って、ドアノブに手をかける。
『よーし、行ってきます!』
元気に家を飛び出し、学校へと向かう。
家の外は危険がいっぱいだ。腹の裏の探り合いしかない。
僕はいつしか笑顔以外の表情を忘れていた。
いつも歩く通学路が長く感じる。
『はぁ…』
ふと、ため息が出た。
『どうした?』
声をかけられ衝動で後ろを振り向く。
そこにいたのは長身の黒インクのマッシュボーイ。
僕の家に居候しているスゲくんだ。
『スゲくんいたんだぁ!どうしたの?』
『いや…なんか学校行きたくなさそうな顔してたから。気になってついてきた。』
『え…』
僕は表情から感情を読み取れないと散々言われてきた。
学校の先生からもいつもニコニコしてて本気度が伝わらないと言われた。
なのになんで出会って少ししか経っていないスゲくんにはこの気持ちがバレたんだろう。
『どうした?サボるか?』
『えぇ、そんなことしていいの?』
『こちとら不登校の劣等生だったんだ。そんなことして当たり前だ。』
僕はその当たり前のように出た言葉に違和感を覚えた。
出会ったときもそう。なぜクツやフクを1個しか持っていなかったんだろう。スゲくんが僕の気持ちに気づいたのは、僕と同じ環境にいたからなのかもしれない。
『うん、サボる。』
『…表情変わったな。どっかいいとこ行くか。』
『!』
表情が変わったと言われびっくりする。なんで分かるんだろう。
『バトル行く?リグマ今エリア!』
その言葉にスゲくんは少し反応した。
『ごめん、俺まだバトル行ったこと、ない。』
『えっ!スゲくんって何歳?』
『一応今年で17…今まで家に縛られてきたから外に出たことすらなかったんだよな。』
サラッと出た言葉に僕は確信した。スゲくんは家族や学校の奴らに虐められていたということを。
『あ、言ってなかったよな。俺、クソ親の元に生まれたんだ。俺の上にはクソ兄がいて、毎晩殴ったり蹴ったりしてきて…。中学になったら暴言も多かったな。あと、物壊されたり?色々されて中学卒業したら家出ていけって言われて殺し屋やって、パチに拾われたって感じかな。パチがいなかったら今頃どうなってたかわかんねぇや。』
僕はその話を聞いてふつふつと怒りが込み上げてきた。
『スゲくんの…親と兄はどうなったの。今。』
『んあ?親は殺し屋やってるときに他の人から依頼されて殺したけど…兄は知らねぇ。どうせそこら辺で媚売ってるだろ。』
『…ならバトルしよう!今から!』
僕は前のめりになってスゲくんに言った。
『今からナワバリバトル行こう。で、Bまで行ってリグマやろう!』
『はっ!?バトル初心者がそんなすんなり行けるわけn』
『行けるから言ってんの!ほら、行くよ!!!!』
僕はスゲくんの手を引いてハイカラスクエアまで続く電車に乗り込んだ。
『『おはよう、パチ。』』
『おにいおはよう!!!』
これが僕の朝の日課。家族から挨拶を貰う。
いつものようにイカセーラーを着て、ローファーを履く。
『あっ、忘れてた。』
いつも頭にはなにも付けていなかった。でも、今日からはイカパッチンをつける。
カバンをガバっと取って、ドアノブに手をかける。
『よーし、行ってきます!』
元気に家を飛び出し、学校へと向かう。
家の外は危険がいっぱいだ。腹の裏の探り合いしかない。
僕はいつしか笑顔以外の表情を忘れていた。
いつも歩く通学路が長く感じる。
『はぁ…』
ふと、ため息が出た。
『どうした?』
声をかけられ衝動で後ろを振り向く。
そこにいたのは長身の黒インクのマッシュボーイ。
僕の家に居候しているスゲくんだ。
『スゲくんいたんだぁ!どうしたの?』
『いや…なんか学校行きたくなさそうな顔してたから。気になってついてきた。』
『え…』
僕は表情から感情を読み取れないと散々言われてきた。
学校の先生からもいつもニコニコしてて本気度が伝わらないと言われた。
なのになんで出会って少ししか経っていないスゲくんにはこの気持ちがバレたんだろう。
『どうした?サボるか?』
『えぇ、そんなことしていいの?』
『こちとら不登校の劣等生だったんだ。そんなことして当たり前だ。』
僕はその当たり前のように出た言葉に違和感を覚えた。
出会ったときもそう。なぜクツやフクを1個しか持っていなかったんだろう。スゲくんが僕の気持ちに気づいたのは、僕と同じ環境にいたからなのかもしれない。
『うん、サボる。』
『…表情変わったな。どっかいいとこ行くか。』
『!』
表情が変わったと言われびっくりする。なんで分かるんだろう。
『バトル行く?リグマ今エリア!』
その言葉にスゲくんは少し反応した。
『ごめん、俺まだバトル行ったこと、ない。』
『えっ!スゲくんって何歳?』
『一応今年で17…今まで家に縛られてきたから外に出たことすらなかったんだよな。』
サラッと出た言葉に僕は確信した。スゲくんは家族や学校の奴らに虐められていたということを。
『あ、言ってなかったよな。俺、クソ親の元に生まれたんだ。俺の上にはクソ兄がいて、毎晩殴ったり蹴ったりしてきて…。中学になったら暴言も多かったな。あと、物壊されたり?色々されて中学卒業したら家出ていけって言われて殺し屋やって、パチに拾われたって感じかな。パチがいなかったら今頃どうなってたかわかんねぇや。』
僕はその話を聞いてふつふつと怒りが込み上げてきた。
『スゲくんの…親と兄はどうなったの。今。』
『んあ?親は殺し屋やってるときに他の人から依頼されて殺したけど…兄は知らねぇ。どうせそこら辺で媚売ってるだろ。』
『…ならバトルしよう!今から!』
僕は前のめりになってスゲくんに言った。
『今からナワバリバトル行こう。で、Bまで行ってリグマやろう!』
『はっ!?バトル初心者がそんなすんなり行けるわけn』
『行けるから言ってんの!ほら、行くよ!!!!』
僕はスゲくんの手を引いてハイカラスクエアまで続く電車に乗り込んだ。