最恐の殺し屋と表情を失ったスコカス使い

『ねぇ、君どうしたの?』
ボスが逮捕され、行き場のない俺に話しかけてきた、変なヤツ。
『…お前は誰だ。』
俺は最初警戒していた。警察の手下なのでは、と。
『君こそ、どうしたの。こんなところ危ないよ。』
『...俺には家族もいなければ家もねぇ。職業は...殺し屋だ。』
『じゃあ僕の家においでよ。』
『は?話聞いてたか?俺は殺し屋だぞ?』
そいつは殺し屋と名乗った俺を家に入れようとした。
『なら僕のこと、今ここで殺してみてよ。』
『…それはできない。』
『まだ善良な心は残ってるじゃん。ほら、立って。家に帰ろ!』
『…ついていくけど、後悔すんなよ。』
『この世に後悔なんて言葉はありまっせーん!』
『ははっ、何だよソレ。』
『僕の持論!』
俺の心に太陽の光が差し込んだのはあの日だった。

『懐かしいな』
ふと、俺の口からその言葉が出てきた。
『スゲくんなに思い出してるの?』
目の前にいる赤いゲソのマッシュボーイが不思議そうにこちらを見てくる。
『ふっ… ヒミツさ。』
『えーっ!なに!?教えてよ〜!』
上目遣いでこちらを見てくる姿はまるで天使だ。
『まあ…お前も知ってるだろ。』

これは行き場を失った最恐の殺し屋と心を閉ざしかけたスコカス使いの出会いの物語―

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