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【参加型〆】プチウィッチフォーチュンテーラー

#13

幕間 a curious witch in the garden

ばいばーい!と、文字通り大手を振るリーエが、草の茫々と生えた庭の門の前に立っていた。

「最初の依頼人か?また来たのか」
「そうだよお!今回は彼氏くんと一緒だったな。うまく行ったみたいで良かった!このタロットを返してもらったんだ。告白の応援でカード1枚貸してたんだよね〜」
彼女に背後から声をかけたシーラ。彼女は特段背が高いというわけではないが、常にピンと伸びた背筋が妙な威圧感を感じさせるため、小柄なリーエと並ぶと、大人と子どものようである。


「“前回の時間軸”のシーラの様子は、分かった?今回は失敗しそ?「捨て回」にする?」
「…そうだな。いや、今回は何かが違う。いけそうな気がする…このまま行こう」

館の扉まで、二人は荒れた草の中をすいすいとかき分けて進みながら、何かを話していた。
どうやらリーエが手をかざすと、辺りの植物が一時的に二人の進路を避けるように退いているらしい。
「植物にも念動が効くようになったんだよ!」
「そうか。前回のリーエは、あと2ヶ月ほど早く習得していたぞ」
「うっそマジで!?どんな修行してそうなったんだよ。ちなみに最短は?」
「1年と5ヶ月前」
「っか〜、やってらんねえ〜!リーエそんなポテンシャル高いのかよ」


夕暮れの陽が、森と空の境目に落ちていく。
シーラが横を歩く小さな魔女をちらりと見ると、リーエのブロンドの髪が、夕日と同じ橙色に染まっていた。
その視線に気づいたのだろうか、リーエもシーラを見上げて、いかにもあどけなく、へへっと笑う。



「…あいも変わらずぶりっ子だな」
「はあああああ!?この世の全てのリーエに謝れ!」
シーラが上からぞんざいにリーエの頭をくしゃっと押さえつけ、リーエがじたばたと抵抗する。

小さな魔女たちの小競り合いは、やがて笑い声となって、館の奥へと消えていった。
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作者メッセージ

シーラさんとリーエさんがだいぶよく分からない会話をしています。
今はまだ、お気になさらず。いずれ全てを書いてから完結させますので。

2025/01/22 20:48

団栗きんとん
ID:≫ soHtg8UkVbFiM
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