文字サイズ変更

【参加型〆】プチウィッチフォーチュンテーラー

#5

幕間 a noble which in the kitchen

「この間、リーエさんが初めて依頼人さんを担当したんですって?」
「そうだよ〜!うっらやましいだろ!」
「ええ。私もシーラさんも、寝てしまっていたのが悔やまれますね。起きていたら、少なくとも私は確実に指名されていたでしょうから」
「…それ、ミゼの方が人に信頼されやすいって言いたいの?」

お昼前、館の中のキッチン。雑然とした庭園やボロボロの館の外観とは違い、几帳面なミゼの趣味によるこぢんまりとした、居心地良さそうな空間である。可愛らしいミトン、整頓された食器とカトラリー、吊り下げられた鍋の隣には干しハーブの束。

リーエがお喋りに飽きて出ていってしまうと、ミゼはさっそく昼食の準備を始めた。
小麦粉と卵を混ぜ、パスタ生地をつくり、こねる。氷結魔法をかけておいた冷凍庫から保存用のウサギ肉を取り出し、煮込んでおいた野菜を練って味付けをし、家庭菜園にて作られた香草で焼く。最後にタネを生地で薄くつつみ、茹でて味付けをする。

完成した料理を深皿に盛り付け、ダイニングに持っていくと、そこには腹ペコ二人が喋りながら待っていた。
「おっ、完成した?今日は何?」
「アニョロッティ・ダル・プリンです。人間界のお料理なんですって。リーエさんの依頼人さんのお話をお聞きしていたら、作りたくなってしまって」
「あいかわらず凝ってるな…じゃ、いただこう」

美味しい…と、ほころぶ笑顔。毎食、ミゼはこの顔を心から楽しみにしているのである。
ページ選択

作者メッセージ

日常のお話です。今までで一番短いかも?
アニョロッティはイタリアンです。美味しい。

2025/01/18 19:15

団栗きんとん
ID:≫ soHtg8UkVbFiM
コメント

この小説につけられたタグ

占いファンタジー参加型

通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

どういった部分が元作品と類似しているかを具体的に記入して下さい。

※できるだけ具体的に記入してください。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
タイトル
URL

この小説の著作権は団栗きんとんさんに帰属します

TOP