「…ここ…って」
ギギギ…と、扉の開く重々しい音。
ジマに連れてこられたのは、先ほどリカと訪れた、管理小屋だった。
「入りなさい」
磨かれた革靴と、きちんと梳かしつけた白髪。そして、上品ながらも厳格さをまとう、鋭い眼光。
深夜に起こった急な事態にも、王女専属執事兼筆頭管理人である彼の立ち居振る舞いは変わらぬまま、くるりと振り向いてそう告げられた。靴の底がコトリと、硬い音を立てる。
「はひ」
月の光さえも入りこまない暗闇に、手持ちのカンテラで照らされた彼の姿に、萎縮して。
ククは、噛んだ。
ギギギ…と、扉の開く重々しい音。
ジマに連れてこられたのは、先ほどリカと訪れた、管理小屋だった。
「入りなさい」
磨かれた革靴と、きちんと梳かしつけた白髪。そして、上品ながらも厳格さをまとう、鋭い眼光。
深夜に起こった急な事態にも、王女専属執事兼筆頭管理人である彼の立ち居振る舞いは変わらぬまま、くるりと振り向いてそう告げられた。靴の底がコトリと、硬い音を立てる。
「はひ」
月の光さえも入りこまない暗闇に、手持ちのカンテラで照らされた彼の姿に、萎縮して。
ククは、噛んだ。