キルン「あれからもう三年か...感慨深いな...」
ガトス「そうだな。もう20歳だし。」
キルン「精神年齢はそうだな。肉体は俺達寿命ないし、18歳の身体で固定されてるっぽいから。」
ガトス「そうだな...ところでキルン。」
キルン「なんだ?」
ガトス「ちょっと聞きたいことが一つ二つ三つ四つ...」
キルン「増えてるぞ。」
ガトス「沢山あるんだが。」
キルン「その方が分かりやすいな。で?結局何個あるんだ?」
ガトス「二つ。」
キルン「四つも無いじゃないか。」
ガトス「とにかく聞きたいことがあるんだ。」
キルン「どうしたんだ?」
ガトス「1つ目。国の中に鎧を着た魔物が沢山いるんだがアレはなんなんだ?キルンからは『アイツらを攻撃するな。』としか聞いてないんだが。」
キルン「?言ってなかったっけ?」
ガトス「言ってねぇよ!」
キルン「使い魔だよ。スキル『使い魔創造』の。既存の動植物を使い魔に出来るって言っただろ?それだ。」
ガトス「なるほど。で?なんで使い魔を増やした?」
キルン「国の警護のために決まってるだろ?」
ガトス「なるほど。そこまでは納得した。」
キルン「もう一つの質問は?」
ガトス「...なんで...」
キルン「?」
ガトス「なんであんなに(十数枚)おまえに対する見合いの手紙が来てるんだよ!?」
キルン「知らん。まぁ、大方俺っていう戦争での切り札が欲しいんじゃないか?」
ガトス「俺にだって1個くらい来ても良いだろう!?」
キルン「...良い出会いがあるさ。」
ガトス「辞めろ!元凶が憐れむような目で見るな!!」
キルン「さて、その見合いの手紙は全部『NO』で処理しておいてくれ。」
ガトス「手紙の処理を押し付けるの辞めろ!俺を精神的に殺す気か!?」
キルン「大体お前は女性を相手にすると大体フリーズするじゃん。俺はよく分からんがもうちょい堂々してた方がモテるんじゃないのか?」
ガトス「そうかもしれないけど無理なんだって!...というかお前はなんで全部断る一択なんだよ!?好きなヤツでもいる...訳ないか。」
キルン「理由?面倒だから。」
ガトス「コイツ絶対に殺す!!」
キルン「というか、お互いよく知ってるわけでもないのに無理だろ分かれ。」
ガトス「お前今、全世界の非モテを敵に回したぞ!?」
キルン「お前は美形なんだからそのフリーズの癖さえなければモテるだろ。」
ガトス(モテないのは絶対に全部お前が元凶だ!!)「やっぱコイツ一回殺す!!」
キルン「魔法も文明も、三年でかなり進歩したよな。基礎魔法が二種類も増えたし、全ての物質は原子で出来てるんだってさ。」
ガトス「知ってるわ!?というか原子の話は一年前に分かった話だろーがそれ!!!話変えんな!!」
キルン「さて、行ってくるか。」
ガトス「おう、帰ってくんな!」
この時、俺は夢にも思っていなかった。この時、キルンに放った言葉が現実になるなんて...
[水平線]
〈低空飛行中〉
キルン「やっぱりコウモリの羽は飛びやすくて良いな。コウモリを観察して正解だった。」
この三年で、キルンは固有スキル『視覚再現』により、飛行を可能にしていた。他にも様々な動物を観察しているが、それは割愛しよう。
キルン「飛ぶの難しくて二年も掛かったけど。」
キルンは、鼻唄を歌いながら飛んでいた。そして、縦に割れた山が見えた。
キルン(こんな地形、珍しいよな。昔話じゃ、神の怒りを買って山が二つに割れたんだっけ?)
その瞬間。地震が起きた。そして、土砂崩れが起きる。それは割れた山の間の道を歩くフードを被った男に!!...
キルン「危ない!」
キルンは素早く低空飛行し、キルンに背を向いている男を突き飛ばそうとした。
その瞬間。キルンの鳩尾に衝撃が走る。キルンは大きく吹き飛ばされ、岩盤に叩き付けられた。
キルン「ぐっ...」(敵!?...)
岩が男に落ちるが、その男は腰に刺している剣で岩を切り裂いた。
キルンは立ち上がって男を見る。仮面とフードをつけていて誰かは特定できない。
キルン(今だっ!!)
そして、キルンが攻撃を仕掛けようとした瞬間。
キルン「ごふっ......」
男の方が素早く動いた。男の膝蹴りがキルンの鳩尾に突き刺さり、キルンは気を失った。
フードと仮面を着けた男「............連れていけ。」
男が何かを呟き、「連れていけ」と言うと同時に男が数人現れ、キルンを連れていく。そして、男達と同時に現れたスコイが話し掛ける。
スコイ「......本当に良いのかい?連れていっても。」
フードと仮面の男「アケーリスに聞いてるんだろ?俺の目的は。」
スコイ「そうだったね。計画で[太字]キルン君の記憶消去及び魔人の力の喪失を喪失させる事[/太字]に君は賛成派だったことを忘れていたよ。」
フードと仮面を着けた男「......俺は記憶を消去することに賛成しているだけだ。計画全てに賛成しているわけじゃないし、計画で賛成していない箇所は妨害するつもりだ。
............忘れてないだろうな?俺との約束を。少しでも破れば、お前達も殺すからな。」
フードと仮面を着けた男がスコイの喉元に剣先を突き付ける。
スコイ「分かっているよ。でもアケーリス君の説得は自分でやってくれよ?彼女を説得するのは大変なんだ。」
フードと仮面を着けた男「言われなくとも分かっている。」
第1話 「襲撃」 終
次回 第2話「実験施設」
ガトス「そうだな。もう20歳だし。」
キルン「精神年齢はそうだな。肉体は俺達寿命ないし、18歳の身体で固定されてるっぽいから。」
ガトス「そうだな...ところでキルン。」
キルン「なんだ?」
ガトス「ちょっと聞きたいことが一つ二つ三つ四つ...」
キルン「増えてるぞ。」
ガトス「沢山あるんだが。」
キルン「その方が分かりやすいな。で?結局何個あるんだ?」
ガトス「二つ。」
キルン「四つも無いじゃないか。」
ガトス「とにかく聞きたいことがあるんだ。」
キルン「どうしたんだ?」
ガトス「1つ目。国の中に鎧を着た魔物が沢山いるんだがアレはなんなんだ?キルンからは『アイツらを攻撃するな。』としか聞いてないんだが。」
キルン「?言ってなかったっけ?」
ガトス「言ってねぇよ!」
キルン「使い魔だよ。スキル『使い魔創造』の。既存の動植物を使い魔に出来るって言っただろ?それだ。」
ガトス「なるほど。で?なんで使い魔を増やした?」
キルン「国の警護のために決まってるだろ?」
ガトス「なるほど。そこまでは納得した。」
キルン「もう一つの質問は?」
ガトス「...なんで...」
キルン「?」
ガトス「なんであんなに(十数枚)おまえに対する見合いの手紙が来てるんだよ!?」
キルン「知らん。まぁ、大方俺っていう戦争での切り札が欲しいんじゃないか?」
ガトス「俺にだって1個くらい来ても良いだろう!?」
キルン「...良い出会いがあるさ。」
ガトス「辞めろ!元凶が憐れむような目で見るな!!」
キルン「さて、その見合いの手紙は全部『NO』で処理しておいてくれ。」
ガトス「手紙の処理を押し付けるの辞めろ!俺を精神的に殺す気か!?」
キルン「大体お前は女性を相手にすると大体フリーズするじゃん。俺はよく分からんがもうちょい堂々してた方がモテるんじゃないのか?」
ガトス「そうかもしれないけど無理なんだって!...というかお前はなんで全部断る一択なんだよ!?好きなヤツでもいる...訳ないか。」
キルン「理由?面倒だから。」
ガトス「コイツ絶対に殺す!!」
キルン「というか、お互いよく知ってるわけでもないのに無理だろ分かれ。」
ガトス「お前今、全世界の非モテを敵に回したぞ!?」
キルン「お前は美形なんだからそのフリーズの癖さえなければモテるだろ。」
ガトス(モテないのは絶対に全部お前が元凶だ!!)「やっぱコイツ一回殺す!!」
キルン「魔法も文明も、三年でかなり進歩したよな。基礎魔法が二種類も増えたし、全ての物質は原子で出来てるんだってさ。」
ガトス「知ってるわ!?というか原子の話は一年前に分かった話だろーがそれ!!!話変えんな!!」
キルン「さて、行ってくるか。」
ガトス「おう、帰ってくんな!」
この時、俺は夢にも思っていなかった。この時、キルンに放った言葉が現実になるなんて...
[水平線]
〈低空飛行中〉
キルン「やっぱりコウモリの羽は飛びやすくて良いな。コウモリを観察して正解だった。」
この三年で、キルンは固有スキル『視覚再現』により、飛行を可能にしていた。他にも様々な動物を観察しているが、それは割愛しよう。
キルン「飛ぶの難しくて二年も掛かったけど。」
キルンは、鼻唄を歌いながら飛んでいた。そして、縦に割れた山が見えた。
キルン(こんな地形、珍しいよな。昔話じゃ、神の怒りを買って山が二つに割れたんだっけ?)
その瞬間。地震が起きた。そして、土砂崩れが起きる。それは割れた山の間の道を歩くフードを被った男に!!...
キルン「危ない!」
キルンは素早く低空飛行し、キルンに背を向いている男を突き飛ばそうとした。
その瞬間。キルンの鳩尾に衝撃が走る。キルンは大きく吹き飛ばされ、岩盤に叩き付けられた。
キルン「ぐっ...」(敵!?...)
岩が男に落ちるが、その男は腰に刺している剣で岩を切り裂いた。
キルンは立ち上がって男を見る。仮面とフードをつけていて誰かは特定できない。
キルン(今だっ!!)
そして、キルンが攻撃を仕掛けようとした瞬間。
キルン「ごふっ......」
男の方が素早く動いた。男の膝蹴りがキルンの鳩尾に突き刺さり、キルンは気を失った。
フードと仮面を着けた男「............連れていけ。」
男が何かを呟き、「連れていけ」と言うと同時に男が数人現れ、キルンを連れていく。そして、男達と同時に現れたスコイが話し掛ける。
スコイ「......本当に良いのかい?連れていっても。」
フードと仮面の男「アケーリスに聞いてるんだろ?俺の目的は。」
スコイ「そうだったね。計画で[太字]キルン君の記憶消去及び魔人の力の喪失を喪失させる事[/太字]に君は賛成派だったことを忘れていたよ。」
フードと仮面を着けた男「......俺は記憶を消去することに賛成しているだけだ。計画全てに賛成しているわけじゃないし、計画で賛成していない箇所は妨害するつもりだ。
............忘れてないだろうな?俺との約束を。少しでも破れば、お前達も殺すからな。」
フードと仮面を着けた男がスコイの喉元に剣先を突き付ける。
スコイ「分かっているよ。でもアケーリス君の説得は自分でやってくれよ?彼女を説得するのは大変なんだ。」
フードと仮面を着けた男「言われなくとも分かっている。」
第1話 「襲撃」 終
次回 第2話「実験施設」