A組「すっげー!!USJかよ!?」
大掛かりな舞台装置や圧巻の広さに、ほぼ全員がテンションを上げる。
キフィアも例外ではなく、年甲斐もなくはしゃいでいた。
...キルンは唯一の例外と言えるだろう。
そんな時、この場所を説明する声が聞こえてきた。
13号「水難事故、土砂災害、火事……etc。あらゆる災害や事故を想定し、僕がつくった演習場です。その名も…
ウソUの災害Sや事故Jルーム!!」
声の主は、スペースヒーロー『13号』。
災害救助で目覚ましい活躍をしている人気のヒーロー。
そんな人物の登場にクラスはまたも盛り上がる。
13号「えー始める前にお小言を一つ二つ…三つ…四つ…」
全員(増える...)
13号「皆さんご存知だとは思いますが、僕の『個性』は『ブラックホール』。どんなものでも吸い込んでチリにしてしまいます」
キフィア「その個性でどんな災害からも人を救い上げるんですよね」
13号「ええ…。しかし、簡単に人を殺せる力です。皆の中にもそういう『個性』がいるでしょう。超人社会は『個性』の使用を資格制にし、厳しく規制することで一見成り立っているようには見えます。しかし、一歩間違えれば容易に人を殺せる『いきすぎた個性』を個々が持っていることを忘れないで下さい。相澤さんの体力テストで自身の力が秘めている可能性を知り、オールマイト対人戦闘でそれを人に向ける危うさを体験したかと思います。この授業では…心機一転!人命のために『個性』をどう活用するのかを学んでいきましょう。君たちの力は人を傷つける為にあるのではない。救ける為にあるのだと心得て帰って下さいな。以上!ご静聴ありがとうございました」
13号は話を終え、きれいにお辞儀した。
その瞬間、多くの生徒は13号に拍手喝采を送る。
こうして、無事にまとまりかけている時に...奴らは現れた...途方もない悪意...『[漢字]敵[/漢字][ふりがな]ヴィラン[/ふりがな]連合』が...
相澤「ひとかたまりになって動くな!13号、生徒たちを守れ!!」
担任の相澤は大声を出し、生徒たちを下がらせる。
相澤の視線は中央の広場へと向いており、そこには黒いモヤのようなものが現れ、そこから異形の姿をした大勢の人間が現れた。
キルン(テレポートとか、そういった感じの個性か?いや、あそこまでの大群だから、空間と空間を繋ぐ扉を作るような個性か)
キルンの予想は当たらずとも遠からず。
かなり正確に状況を把握することに成功していた。
相澤「13号避難開始!学校に連絡試せ!電波系の『個性』が妨害している可能性もある。上鳴、お前も『個性』で連絡試せ」
上鳴「っス!」
緑谷「先生は!?一人で戦うんですか!?あの数じゃいくら『個性』を消すっていっても!!イレイザーヘッドの戦闘スタイルは敵の個性を消してからの捕縛だ。正面戦闘は……」
相澤「一芸だけじゃヒーローは務まらん。十三号!任せたぞ」
そう言って、相澤は…いや、イレイザーヘッドは敵に向かっていく。
その勢いのまま、瞬く間に敵の二名を捕縛布で捕まえ、衝突させる。
さらに、異形型の個性の持ち主も、捕縛布で身動きを取れなくした後、殴り飛ばしている。
まさに、圧巻。
戦闘経験と技量の差がここに大きく現れていた。
緑谷「すごい…!多対一こそ先生の得意分野だったんだ」
飯田「分析している場合じゃない!早く避難を!!」
イレイザーヘッドの動きに見とれている緑谷出久を、委員長の飯田天哉が呼び、避難を開始する。
しかし、そううまくはいかなかった。
黒霧「させませんよ。
初めまして、我々は敵連合。せんえつながら…この度ヒーローの巣窟、雄英高校に入らせて頂いたのは…平和の象徴オールマイトに息絶えていただきたいと思ってのことでして...」
イレイザーヘッドの一瞬のすきをつき、避難しようとする生徒たちの前に移動したモヤの男―黒霧。
その男は、あろうことか平和の象徴を、あの絶対的とも言える強者であるオールマイトを始末すると言い放ったのだ。
黒霧「本来ならばオールマイトがここにいらっしゃるハズ…ですが、なにか変更があったのでしょうか?まあ…それとは関係なく…私の役目はこれ」
そう言って、黒霧は両手を広げるようにしてモヤを生徒たちの方へ向ける。
途中、爆豪や切島が反撃しようとするも、通用せず…生徒たちはUSJ内の各地へと飛ばされる。
それはキルンとキフィアも例外ではなかった...
〈土砂ゾーン〉
轟焦凍「散らして殺す...か。言っちゃ悪いがあんたらどう見ても『個性を持て余した輩』以上には見受けられねえよ。」
土砂ゾーンに飛ばされた轟焦凍は持ち前の氷の『個性』で、相対するすべての敵を氷漬けにし、戦闘不能にしていた。
ここに飛ばされたのは、彼だけではなく、もうふたり。
キルン「相変わらず凄いなこの範囲凍結。」
キフィア「ええ。本当に凄い...」
それは、キルンとキフィア。
(サポート会社に依頼して作ってもらった剣、切れ味イマイチだな)
キルンは自分の武器に納得いっていないようで、わずかに表情を曇らせていた。
キルン「キフィア。お前は轟と一緒に行動しててくれ。俺は広場に向かう。」
キフィア「分かった。さっきみたいな奴らを鎮圧していけば良い?」
キルン「あぁ。俺は広場が気になるから。」
そう言い、魔力を使い素早く動く。
〈広場〉
死柄木弔(以下死柄木)「23秒」
相澤「本命か。」
死柄木「24秒。20秒。」
相澤「!!ちっ!!」
死柄木「17秒。」
相澤が捕縛布を掴んだ死柄木を捕縛布で引っ張り腹に一撃を入れる。そして、
死柄木が相澤の肘に掌で触る瞬間...
ドゴッ(打撃音)
死柄木が吹き飛ばされた。そこに立っていたのは...キルン。
相澤「動くなと言ったが...」
キルン「今攻撃してなきゃ喰らってたでしょ。」
相澤「...掌には触れるなよ。何らかの個性が発動する可能性が高い。」
キルン「分かりました。行きますよ!!」
そうして、死柄木へと動く...しかし...
死柄木「ところでヒーロー。本命は...俺じゃない。」
ドゴッグシャッ(打撃音)
キルンが壁に吹き飛ばされる。頭から流血している。
咄嗟に腕で防御したが...それでも防御しきれなかった。
防御した腕は完全にボロボロに折れている。
相澤「~~~っ!!!!!」
そう。怪人『脳無』。[漢字]敵[/漢字][ふりがな]ヴィラン[/ふりがな]連合達の...本命。
大掛かりな舞台装置や圧巻の広さに、ほぼ全員がテンションを上げる。
キフィアも例外ではなく、年甲斐もなくはしゃいでいた。
...キルンは唯一の例外と言えるだろう。
そんな時、この場所を説明する声が聞こえてきた。
13号「水難事故、土砂災害、火事……etc。あらゆる災害や事故を想定し、僕がつくった演習場です。その名も…
ウソUの災害Sや事故Jルーム!!」
声の主は、スペースヒーロー『13号』。
災害救助で目覚ましい活躍をしている人気のヒーロー。
そんな人物の登場にクラスはまたも盛り上がる。
13号「えー始める前にお小言を一つ二つ…三つ…四つ…」
全員(増える...)
13号「皆さんご存知だとは思いますが、僕の『個性』は『ブラックホール』。どんなものでも吸い込んでチリにしてしまいます」
キフィア「その個性でどんな災害からも人を救い上げるんですよね」
13号「ええ…。しかし、簡単に人を殺せる力です。皆の中にもそういう『個性』がいるでしょう。超人社会は『個性』の使用を資格制にし、厳しく規制することで一見成り立っているようには見えます。しかし、一歩間違えれば容易に人を殺せる『いきすぎた個性』を個々が持っていることを忘れないで下さい。相澤さんの体力テストで自身の力が秘めている可能性を知り、オールマイト対人戦闘でそれを人に向ける危うさを体験したかと思います。この授業では…心機一転!人命のために『個性』をどう活用するのかを学んでいきましょう。君たちの力は人を傷つける為にあるのではない。救ける為にあるのだと心得て帰って下さいな。以上!ご静聴ありがとうございました」
13号は話を終え、きれいにお辞儀した。
その瞬間、多くの生徒は13号に拍手喝采を送る。
こうして、無事にまとまりかけている時に...奴らは現れた...途方もない悪意...『[漢字]敵[/漢字][ふりがな]ヴィラン[/ふりがな]連合』が...
相澤「ひとかたまりになって動くな!13号、生徒たちを守れ!!」
担任の相澤は大声を出し、生徒たちを下がらせる。
相澤の視線は中央の広場へと向いており、そこには黒いモヤのようなものが現れ、そこから異形の姿をした大勢の人間が現れた。
キルン(テレポートとか、そういった感じの個性か?いや、あそこまでの大群だから、空間と空間を繋ぐ扉を作るような個性か)
キルンの予想は当たらずとも遠からず。
かなり正確に状況を把握することに成功していた。
相澤「13号避難開始!学校に連絡試せ!電波系の『個性』が妨害している可能性もある。上鳴、お前も『個性』で連絡試せ」
上鳴「っス!」
緑谷「先生は!?一人で戦うんですか!?あの数じゃいくら『個性』を消すっていっても!!イレイザーヘッドの戦闘スタイルは敵の個性を消してからの捕縛だ。正面戦闘は……」
相澤「一芸だけじゃヒーローは務まらん。十三号!任せたぞ」
そう言って、相澤は…いや、イレイザーヘッドは敵に向かっていく。
その勢いのまま、瞬く間に敵の二名を捕縛布で捕まえ、衝突させる。
さらに、異形型の個性の持ち主も、捕縛布で身動きを取れなくした後、殴り飛ばしている。
まさに、圧巻。
戦闘経験と技量の差がここに大きく現れていた。
緑谷「すごい…!多対一こそ先生の得意分野だったんだ」
飯田「分析している場合じゃない!早く避難を!!」
イレイザーヘッドの動きに見とれている緑谷出久を、委員長の飯田天哉が呼び、避難を開始する。
しかし、そううまくはいかなかった。
黒霧「させませんよ。
初めまして、我々は敵連合。せんえつながら…この度ヒーローの巣窟、雄英高校に入らせて頂いたのは…平和の象徴オールマイトに息絶えていただきたいと思ってのことでして...」
イレイザーヘッドの一瞬のすきをつき、避難しようとする生徒たちの前に移動したモヤの男―黒霧。
その男は、あろうことか平和の象徴を、あの絶対的とも言える強者であるオールマイトを始末すると言い放ったのだ。
黒霧「本来ならばオールマイトがここにいらっしゃるハズ…ですが、なにか変更があったのでしょうか?まあ…それとは関係なく…私の役目はこれ」
そう言って、黒霧は両手を広げるようにしてモヤを生徒たちの方へ向ける。
途中、爆豪や切島が反撃しようとするも、通用せず…生徒たちはUSJ内の各地へと飛ばされる。
それはキルンとキフィアも例外ではなかった...
〈土砂ゾーン〉
轟焦凍「散らして殺す...か。言っちゃ悪いがあんたらどう見ても『個性を持て余した輩』以上には見受けられねえよ。」
土砂ゾーンに飛ばされた轟焦凍は持ち前の氷の『個性』で、相対するすべての敵を氷漬けにし、戦闘不能にしていた。
ここに飛ばされたのは、彼だけではなく、もうふたり。
キルン「相変わらず凄いなこの範囲凍結。」
キフィア「ええ。本当に凄い...」
それは、キルンとキフィア。
(サポート会社に依頼して作ってもらった剣、切れ味イマイチだな)
キルンは自分の武器に納得いっていないようで、わずかに表情を曇らせていた。
キルン「キフィア。お前は轟と一緒に行動しててくれ。俺は広場に向かう。」
キフィア「分かった。さっきみたいな奴らを鎮圧していけば良い?」
キルン「あぁ。俺は広場が気になるから。」
そう言い、魔力を使い素早く動く。
〈広場〉
死柄木弔(以下死柄木)「23秒」
相澤「本命か。」
死柄木「24秒。20秒。」
相澤「!!ちっ!!」
死柄木「17秒。」
相澤が捕縛布を掴んだ死柄木を捕縛布で引っ張り腹に一撃を入れる。そして、
死柄木が相澤の肘に掌で触る瞬間...
ドゴッ(打撃音)
死柄木が吹き飛ばされた。そこに立っていたのは...キルン。
相澤「動くなと言ったが...」
キルン「今攻撃してなきゃ喰らってたでしょ。」
相澤「...掌には触れるなよ。何らかの個性が発動する可能性が高い。」
キルン「分かりました。行きますよ!!」
そうして、死柄木へと動く...しかし...
死柄木「ところでヒーロー。本命は...俺じゃない。」
ドゴッグシャッ(打撃音)
キルンが壁に吹き飛ばされる。頭から流血している。
咄嗟に腕で防御したが...それでも防御しきれなかった。
防御した腕は完全にボロボロに折れている。
相澤「~~~っ!!!!!」
そう。怪人『脳無』。[漢字]敵[/漢字][ふりがな]ヴィラン[/ふりがな]連合達の...本命。