文字サイズ変更

復讐の狂い人

#5

狂い人

そう思い、振り返った瞬間。
グルル...狼がいた。だが、それは前の世界にいたものより一回り大きく...こちらに明らかな敵意を向けてきている。
狼「グルル...ガゥ!!」
その瞬間。狼がこちらに跳んできた。直線の動きだったから、避けることは出来た。
相手はどうやら僕を喰らおうとしているらしい。その目からは優位に立てていることに対する優越感も少し感じられた。
狼「グルルルル...ガゥ!!」
また、狼がこちらに跳んできた。
ソウマ「よしっ、避けれた...」
狼「ガゥ!!」
ヤバい...体制が崩れてるとこを狙われた!!ダメだ。避けれない。このままじゃ...
ソウマ「死ぬ...」
その瞬間。狼が、切り裂かれた。濃密な血の匂いが漂う。
ソウマ「...え?」
その手の主を見ると...明らかに強い、カマキリのような...化け物がいた。
そして、そのまま狼を貪るカマキリ。
狼はまだ真っ二つになって尚生きており、その目から二つの感情が読み取れた。
僕を喰えなかったことに対する怒りと...
カマキリの化物に対する大きな恐怖。
血の匂いが辺りに漂い、死の気配が漂っている。しかし、僕は...
ソウマ「...ハ...ハハ...」
自然と、僕の[漢字]口角が上がる。[/漢字][ふりがな]・・・・・・・[/ふりがな]
ソウマ「...あれ?僕...なんで笑って...」
そして、思い出した。
両親からDVを受け始めた日の事を。
[水平線]
僕は、その日、蜂を見て、捕まえたくなった。
でも、蜂は怒って、僕を刺した。
怖くなった。痛いし、何度も此方に飛んでくる。
そして、途中でそれを叩き落とした。
すると、蜂は痙攣しながら僕を恨めしそうに見てたんだ。
それを見て、ゾクッとした。怖かった訳じゃない。
蜂は、さっきまで恐怖の対象。格上だったんだ。
でも、今は違う。ちょっと踏めば殺せる...無力な存在。
そのことに、僕は快楽を覚えた。
笑っていて、それが不気味でDVを受けるようになった。
そして、6年になった時、辛抱していたのに堪らなく殺したくなった。だって、あんなにも...優越感を感じている顔を見たから。そして、両親を殺し、狂ったように笑い続けた。それから、叔父さんたちに引き取られて...この興奮を感じることは今まで無かった。
[水平線]
そして忘れていた...自分の一面を、今...思い出した。
カマキリは今、僕を少しも警戒していない。僕が弱者だから。お前の感じているその優越感を...へし折ってやる...

2025/10/08 13:40

54342
ID:≫ 0.7.Z3DGXA2DY
コメント

この小説につけられたタグ

異世界転移異世界ファンタジー

通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

どういった部分が元作品と類似しているかを具体的に記入して下さい。

※できるだけ具体的に記入してください。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
タイトル
URL

この小説の著作権は54342さんに帰属します

TOP