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復讐の狂い人

#3

E級勇者

この水晶に手で順番に触れてほしい。
僕たちはそう指示された。
強さの素質を計測出来るらしい。
S~Eのランクで決められるとのこと。
計測は迅速に行われていった。
今のところみんな指示に従っている。
現状、僕も逆らうつもりはない。
ここで逆らうのはリスクでしかない。
全員そう判断したんだろう。
光の大きさで計測されるらしい。
そして、僕の番が来た。
光はトゲトゲした印象を与えるものの、弱々しかった。
Eランクと判定された。
蒼真「あの、女神様...」
ルレナ「...」
フル無視された。
その後話し掛けてみたクラスメイトからも。
秀でた資質を持つのは三人だった。
桐谷修斗Sランク、皆川慎也Aランク、橘結衣Sランク。
この三人。他のヤツはB~Dランクだった。
だが、段々と空気が変わるのを感じた。そう、それは『自分より下がいる』ことに対する圧倒的な優越感。
女神からはニコニコしてるが、こっちを見る時に舌打ちをした。
慎也「おやおやぁ?一人だけE級が混じってんぞぉ?」
...周りから笑い声が聞こえる。
ルレナ「さて、次はステータスを確認しましょう。『ステータスオープン』と言えば分かる筈です。」
「ステータスオープン!」
あちこちから同じ単語が飛び交う。
慎也「カッケ~!ゲームみてぇだな!」
興奮してる奴も多いな。
蒼真「さて、『ステータスオープン』」
[水平線]
名前:メグミ=ソウマ
性別:男
種族:人間
HP:30
MP:50
ATK:4
DEF:3
AGI:4
INT:20
称号:ナシ
スキル:ユニークスキル『狂気』
[水平線]
数値が低いな。しかも持っているのは妙なスキル。
これは役立たず認定されるな。
女神がパンと手を叩いて注目を集める。
ルレナ「これから名前を呼ばれた方はそこの魔法陣の中央へ進んでください。あ、これさえ終われば皆さんも少し落ち着ける時間ができますよ〜」
クラスメイトたちが嬉しそうにする。
ここへ来てから何もかもが目まぐるしすぎた。
ようやくひと息つける。
みんなに若干、ホッとした空気が漂う。
慎也「また召喚でもすんのか?」
女神がニコニコしながら僕を見る
ルレナ「では、メグミ=ソウマ君。魔方陣へ。」
蒼真「何が始まるんですか? なぜ、最初が僕なんです?」
ルレナ「メグミ=ソウマ。この2-1の中であなたは最低ランクの勇者です」
だから?
ルレナ「過去を遡ると、最低ランクの勇者は役に立たないどころか……大抵は上級勇者の足を引っ張る存在でした。ですのでE級にあたる勇者は、ある時から使わないことに決めたのです。」
女神の目もとが妖しく弧を描く。
蒼真「...使わない?」
ルレナ「ええ。この世界のいずれかの森に転移させることにしました。ご安心を。危険度の低い森に限定しているので死ぬことはないでしょう。」
慎也「安心しろよ。お前みたいな奴がいなくても大魔王なんか俺達がきっちり殺してやる。お前は森で貧乏生活でもしてるんだな!ギャハハハ!」
蒼真「...さようなら。」
森に着いた後どうするか考えながら魔方陣に乗る。
そして、魔方陣が辺りにまばゆい光りを放った。

2026/01/21 11:21

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