キルンは館内巡回の途中、階段下の扉――地下室の存在に気づいた。
普段とは違う静けさ、わずかな空気の揺れ。
「ここに何かある」と直感したが、中に誰がいるかは分からない。
淡々とレミリアの前に向かう。
キルン「お嬢様、あの地下室って、何があるんですか?」
レミリアは紅い瞳を光らせ、微笑みつつも警戒心を滲ませる。
レミリア「...ふふ、あそこは館の管理用の場所よ。今は特に触らなくても大丈夫。過去にちょっと色々あった子もいるから、余計なことは危ないわ」
キルンは目を細め、少し間を置いて質問を重ねる。
キルン「なるほど……人の気配は感じましたけど、問題はないんですね?」
レミリアは肩をすくめる。
レミリア「ええ、今は大丈夫よ。あの子のことは私が管理してるから、あなたは放っておいてもらえればいいわ」
キルンは頷き、言葉少なに返す。
キルン「…かしこまりました。」
その一言で会話は切られるが、眉のわずかなひそめや瞳の奥には、微かな不信感が滲んでいた。
地下室の存在は認識したものの、何かを隠しているようなレミリアの態度に、警戒心が自然と芽生える。そしてすぐに地下室の扉の前に足を運び、重い鉄扉を押し開け、キルンは暗い地下室へと足を踏み入れる。
湿った空気と、かすかに漂う鉄錆の匂い。目を凝らすと、奥にぽつんと仲む小さな影があった。
その影が、赤い瞳でキルンを見返す。
??「あなた...誰?」
キルン「俺はキルン=フィアビュレジ。数日前からこの紅魔館で執事として働いている。」
キルンが答えると、影は小首を傾げて、ふっと微笑んだ。
??「私はフランドール=スカーレット......ここにずっと閉じ込められてるの...」
子供のような口調だが、その目はどこか危うさを孕 んでいた。
キルン「.....閉じ込められてる、か」
キルンが言葉を探すより早く、フランは一歩、また一歩と近づく。
フラン「ねえ、あなた......おもしろそう。すっごく、すっごく壊したくなる感じがする」
そう弦いた瞬間、彼女の掌に透明な輝きが生まれ る。
それは目に見えない何かを"指定し、破壊"する力。 彼女は真っ直ぐキルンを見つめ、ーーその核を指差した。
「えいっ」
乾いた破裂音のような感覚と共に、キルンの体が内部から弾けた。
血飛沫が散り、彼は膝をつく。
フランはぱちぱちと瞬きをして、そして肩を落とした。
「......なぁんだ。つまんない。簡単に壊れちゃった」
失望の色を浮かべて背を向けかけた、 その時――
キルン「......ふう...」
生々しい血が消え去るように収まり、キルンの体が音もなく再生していく。 立ち上がった彼は、額の汗を拭きながら息を吐いた。
フラン「......え?」
振り返った彼女は、驚きと混乱を隠せず、じっとキルンを見つめ、言葉も出せずに立ち尽くしていた。
けれど次第に、その赤い瞳に違う光が宿っていく。
「ふふ......あはははっ ! 」
小さな肩を震わせ、子供のように笑い始める。 その笑いは楽しげで、けれど狂気を孕んでいた。
「面白い......!こんなの初めてだよ!
ねえ、もっと見せてよ......本当に壊れないのか試させて!」
ぱちん、と指を鳴らすと同時に、周囲の空間が揺れる。
見えない力が床を削り、壁を挟り、空気そのものが軋んだ。
フランは翼を広げ、無邪気な笑顔で叫ぶ。
「遊ぼう、 壊れるまでっ!!」
キルンはわずかに目を細め、 鬼生魔刀を握る。 地下室の暗闇に、 鋭い刀身が鈍く光を放った。
キルン「......仕方ないな。」
2人の気配がぶつかり合う。 次の瞬間地下室全体を揺るがすような[漢字]戦闘[/漢字][ふりがな]遊び[/ふりがな]が始まった――
普段とは違う静けさ、わずかな空気の揺れ。
「ここに何かある」と直感したが、中に誰がいるかは分からない。
淡々とレミリアの前に向かう。
キルン「お嬢様、あの地下室って、何があるんですか?」
レミリアは紅い瞳を光らせ、微笑みつつも警戒心を滲ませる。
レミリア「...ふふ、あそこは館の管理用の場所よ。今は特に触らなくても大丈夫。過去にちょっと色々あった子もいるから、余計なことは危ないわ」
キルンは目を細め、少し間を置いて質問を重ねる。
キルン「なるほど……人の気配は感じましたけど、問題はないんですね?」
レミリアは肩をすくめる。
レミリア「ええ、今は大丈夫よ。あの子のことは私が管理してるから、あなたは放っておいてもらえればいいわ」
キルンは頷き、言葉少なに返す。
キルン「…かしこまりました。」
その一言で会話は切られるが、眉のわずかなひそめや瞳の奥には、微かな不信感が滲んでいた。
地下室の存在は認識したものの、何かを隠しているようなレミリアの態度に、警戒心が自然と芽生える。そしてすぐに地下室の扉の前に足を運び、重い鉄扉を押し開け、キルンは暗い地下室へと足を踏み入れる。
湿った空気と、かすかに漂う鉄錆の匂い。目を凝らすと、奥にぽつんと仲む小さな影があった。
その影が、赤い瞳でキルンを見返す。
??「あなた...誰?」
キルン「俺はキルン=フィアビュレジ。数日前からこの紅魔館で執事として働いている。」
キルンが答えると、影は小首を傾げて、ふっと微笑んだ。
??「私はフランドール=スカーレット......ここにずっと閉じ込められてるの...」
子供のような口調だが、その目はどこか危うさを孕 んでいた。
キルン「.....閉じ込められてる、か」
キルンが言葉を探すより早く、フランは一歩、また一歩と近づく。
フラン「ねえ、あなた......おもしろそう。すっごく、すっごく壊したくなる感じがする」
そう弦いた瞬間、彼女の掌に透明な輝きが生まれ る。
それは目に見えない何かを"指定し、破壊"する力。 彼女は真っ直ぐキルンを見つめ、ーーその核を指差した。
「えいっ」
乾いた破裂音のような感覚と共に、キルンの体が内部から弾けた。
血飛沫が散り、彼は膝をつく。
フランはぱちぱちと瞬きをして、そして肩を落とした。
「......なぁんだ。つまんない。簡単に壊れちゃった」
失望の色を浮かべて背を向けかけた、 その時――
キルン「......ふう...」
生々しい血が消え去るように収まり、キルンの体が音もなく再生していく。 立ち上がった彼は、額の汗を拭きながら息を吐いた。
フラン「......え?」
振り返った彼女は、驚きと混乱を隠せず、じっとキルンを見つめ、言葉も出せずに立ち尽くしていた。
けれど次第に、その赤い瞳に違う光が宿っていく。
「ふふ......あはははっ ! 」
小さな肩を震わせ、子供のように笑い始める。 その笑いは楽しげで、けれど狂気を孕んでいた。
「面白い......!こんなの初めてだよ!
ねえ、もっと見せてよ......本当に壊れないのか試させて!」
ぱちん、と指を鳴らすと同時に、周囲の空間が揺れる。
見えない力が床を削り、壁を挟り、空気そのものが軋んだ。
フランは翼を広げ、無邪気な笑顔で叫ぶ。
「遊ぼう、 壊れるまでっ!!」
キルンはわずかに目を細め、 鬼生魔刀を握る。 地下室の暗闇に、 鋭い刀身が鈍く光を放った。
キルン「......仕方ないな。」
2人の気配がぶつかり合う。 次の瞬間地下室全体を揺るがすような[漢字]戦闘[/漢字][ふりがな]遊び[/ふりがな]が始まった――