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闇に堕ちる勇者 ~再現の魔人と人間達~

#119

アレン達vs.L型魔人03

〈side アレン〉
ウラン「...03。やりなさい。」
L型魔人03(以下03)が刃を振り抜く。
「『魔聖剣術 【千舞一閃】』」。
初手から容赦ない最速の技を放った。
ガトスは反応し、雷を纏った絶命刀で受け止めた。

ガトス「ぐっ……重ッ……っ!」

衝撃が骨を震わせる。
次の瞬間...
03「『魔聖剣術 【澗刀雷刃】』」
空間ごと雷鳴に裂かれる。

ガトス「アレン! いけるか!?」
アレン「もちろん!」

白き癒しの力が、アレンの掌に集約する。
アレン「――癒龍激波ッ!!」

放たれたのは“癒し”を歪めた高威力の破壊波。暴龍のごとき魔力砲が一直線に03を呑み込んだ。爆光、爆風、灼熱の奔流――だが。

アレン「……無傷、なの……?」

煙の中から、03が静かに現れる。無表情なまま、全くの無傷で。影は再生し、力を増していた。

アレン「スライ! 接続を!」
スライ「了解。接続、開始!」

スライが全員と魔力を繋ぐ。同調するのは、キフィアとアレン。癒しと聖、炎と再現、力が渦を巻く。

キフィア「『焔聖秭癒断』――っ!!」

キフィアの剣が光と焔に燃え、03を一閃。
斬撃は影を貫き、深く焼き裂く……が、すぐに再生。

ガトス「超再生……なら!」

ガトスが踏み込む。速度を3倍に高め、【神速雷聖】で03へ突貫。
無数の幻歩と分身が混ざり、03の背後へ斬撃を入れる――だが。

ガトス「……動きが読まれてる!?」

03の手が動いた瞬間、ガトスの背後で炸裂する闇と光。
【万舞輝影】。聖と闇の剣が、雨のように降り注ぐ。全員が一斉に回避行動に移るが、視界が焼かれ、動きが鈍る。

キフィア「くるわよ……真魔領域!」

03が足を踏みしめた瞬間、世界が裏返る。
《輝焔影牢領》――強烈な紫外線が皮膚を焼き、視界を奪う。空中には無数の炎の矢。

アレン「全員、私の近くへ! 耐えるしかない……!」

アレンが障壁を張る。スライが魔力の供給を支え、キフィアとガトスが前線を維持する。
それでも、攻撃は止まらない。

03が滑るように接近、キフィアに斬りかかる。

03「『魔聖剣術 【秭光聖正】』」

剣を受けるも、あまりの質量に吹き飛ばされた。

キフィア「きゃっ……!」

刹那、03の手がキフィアに触れる。
03「『スキル強制停止』――キフィアの魔力が霧散する。

ガトス「キフィアッ!」
ガトスが突撃。雷を爆発させ、【連火神撃】の捨て身の9連撃を叩き込む。03が一瞬、後退する。だが――

ガトス「が……はっ……!」
逆袈裟の一閃がガトスの胴を斬り裂いた。吹き飛ばされ、動かない。

ガトス「……スライ、下がれ……!」
03「『魔聖剣術 【京刃焔凍】』」

キフィアが立ち上がろうとするが、03がその前に踏み込む。炎と氷の力を帯びた刃が、スライとキフィアを飲み込んだ。

ふたりの身体が大地に沈む。

……残るはアレン、一人。

息を乱し、ボロボロの姿で、剣を支えに立ち上がる。

アレン「……私がやらなきゃ、誰がやる……ッ」
ウラン「あら、まだやるの?」

全身に癒しの力を巡らせるが、もう再生は追いつかない。
それでも、足を止めない。

アレン「……私は、まだ倒れない……みんなを、ここで終わらせないッ!!」

光を纏い、最後の癒龍激波を放つ――が、03はそれを掻き消すように斬撃を迎え撃つ。

衝突。爆光。吹き飛ぶ身体。
地面に膝をつき、ついに――

アレン「……ごめん……私……ここまで、だ……」

アレンは、最後の最後まで立ち向かい、そして、倒れた。

03は、静かに剣を納めた。

03は無言のまま、動かぬ者たちを見下ろし...
そして、刃を振り下ろす...

しかし

キリナ「『魔聖剣術 【万滅千華】』」
そこに立っていたのは、他ならぬキリナだった...
ユエリナ(すみません。そろそろスキルが切れます。)
キルン(十分だゆっくり休め...あいつは俺一人で十分だ。)
そしてユエリナのスキルが解けてその場にキルンが現れる。
キルン「ユエリナ。ゆっくり休め...さて、L型魔人03...だっけ?お前は、すぐに殺してやる。」

第113話「アレン達vs.L型魔人03」終
次回 第114話「キルンvs.L型魔人03」
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2025/08/04 20:48

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