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自殺描写あり
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便箋を広げると、そこには●●ちゃんの綺麗な文字が並んでいた
『陽菜へ。あの日の放課後、フルートの教室で変なこと聞いてごめんね。急に「明日から部活に来なくなったら」なんて言われたら、誰だって驚いちゃうよね。でもね、陽菜が「寂しくて調子狂っちゃう」って、いつものように明るく笑ってくれたとき、私、胸の奥が本当にあたたかくなったんだよ。誰も私のいない世界なんて気にしてくれない、私が消えても誰も困らないって、ずっと思い込んでいたから。陽菜のその真っ直ぐな言葉だけで、私がここに生きていた意味を、ちゃんともらえたような気がした。陽菜はいつも私の隣で、一番の話し相手でいてくれた。他愛ないお喋りも、練習の合間に交わしたくだらない冗談も、私にとっては全部、宝物でした。陽菜の吹くフルートの音は、優しくて、あたたかくて、私は世界で一番大好きだったよ。合奏のとき、すぐ近くから陽菜の音が聴こえてくると、私のトロンボーンの音も、少しだけ寂しくない音になれた気がしたよ。陽菜。どうか自分を責めたりしないで。あのとき陽菜が「何言ってるの、寂しいよ」って笑い飛ばしてくれたから、私は最後の放課後を、泣かずに、大好きな日常のままで終わらせることができた。いつも通りの、大好きな陽菜の笑顔を見ながら、幸せな女の子のままで旅立つことができた。本当にありがとう。私がいなくなっても、陽菜にはずっと、大好きなフルートを楽しく吹き続けてほしいな。陽菜の奏でる音が、これからもたくさんの人の心をあたたかく灯し続けますように。大好きな陽菜の未来が、きらきらした光で満ちていることを、ずっと、ずっと応援してるよ』
手紙を読み終えた瞬間、私の胸の奥が引き裂かれるような痛みに襲われた
陽菜「うそ...うそ...でしょ...?●●ちゃん...ッ」
私は声を上げて泣き崩れた
●●ちゃんは、手紙の最後まで優しかった
●●ちゃんが放ってくれた最後のSOSを、冗談だと笑い飛ばしてしまったのに...
幸せなままで旅立たせてくれたなんて、綺麗すぎる言葉で許そうとしてくれている
でも、違う。私は救えたはずだった
隣で話を聴いていた私が、●●ちゃんの寂しさに一歩だけでも踏み込んでいれば
「寂しいよ」なんて笑い飛ばさずに、彼女の震える手を掴んであげれば良かった
どうしたのって、何かあったのって、泥臭く訊いてあげられていれば良かった
陽菜「ごめんね...ごめんね、●●ちゃんッ... 私がちゃんと聴いてあげてれば...ッ」
手紙の中の●●ちゃんは、私を自責から救おうとしてくれている
けれど、その優しい言葉が、私があのSOSを見放してしまった現実を突きつけた
もう二度と、私の隣で、あのトロンボーンの音が響くことはない
世界で一番大好きだと言ってくれた私の音を、届けることは、もう二度とできないんだ
陽菜「ばか...ッ置いてかないでよ...」
私は白い手紙を千切れそうなほど強く胸に抱きしめ、大粒の涙で紙を濡らした
そして、もう二度と隣で笑ってくれない●●を何度も、何度も呼び続けた
『陽菜へ。あの日の放課後、フルートの教室で変なこと聞いてごめんね。急に「明日から部活に来なくなったら」なんて言われたら、誰だって驚いちゃうよね。でもね、陽菜が「寂しくて調子狂っちゃう」って、いつものように明るく笑ってくれたとき、私、胸の奥が本当にあたたかくなったんだよ。誰も私のいない世界なんて気にしてくれない、私が消えても誰も困らないって、ずっと思い込んでいたから。陽菜のその真っ直ぐな言葉だけで、私がここに生きていた意味を、ちゃんともらえたような気がした。陽菜はいつも私の隣で、一番の話し相手でいてくれた。他愛ないお喋りも、練習の合間に交わしたくだらない冗談も、私にとっては全部、宝物でした。陽菜の吹くフルートの音は、優しくて、あたたかくて、私は世界で一番大好きだったよ。合奏のとき、すぐ近くから陽菜の音が聴こえてくると、私のトロンボーンの音も、少しだけ寂しくない音になれた気がしたよ。陽菜。どうか自分を責めたりしないで。あのとき陽菜が「何言ってるの、寂しいよ」って笑い飛ばしてくれたから、私は最後の放課後を、泣かずに、大好きな日常のままで終わらせることができた。いつも通りの、大好きな陽菜の笑顔を見ながら、幸せな女の子のままで旅立つことができた。本当にありがとう。私がいなくなっても、陽菜にはずっと、大好きなフルートを楽しく吹き続けてほしいな。陽菜の奏でる音が、これからもたくさんの人の心をあたたかく灯し続けますように。大好きな陽菜の未来が、きらきらした光で満ちていることを、ずっと、ずっと応援してるよ』
手紙を読み終えた瞬間、私の胸の奥が引き裂かれるような痛みに襲われた
陽菜「うそ...うそ...でしょ...?●●ちゃん...ッ」
私は声を上げて泣き崩れた
●●ちゃんは、手紙の最後まで優しかった
●●ちゃんが放ってくれた最後のSOSを、冗談だと笑い飛ばしてしまったのに...
幸せなままで旅立たせてくれたなんて、綺麗すぎる言葉で許そうとしてくれている
でも、違う。私は救えたはずだった
隣で話を聴いていた私が、●●ちゃんの寂しさに一歩だけでも踏み込んでいれば
「寂しいよ」なんて笑い飛ばさずに、彼女の震える手を掴んであげれば良かった
どうしたのって、何かあったのって、泥臭く訊いてあげられていれば良かった
陽菜「ごめんね...ごめんね、●●ちゃんッ... 私がちゃんと聴いてあげてれば...ッ」
手紙の中の●●ちゃんは、私を自責から救おうとしてくれている
けれど、その優しい言葉が、私があのSOSを見放してしまった現実を突きつけた
もう二度と、私の隣で、あのトロンボーンの音が響くことはない
世界で一番大好きだと言ってくれた私の音を、届けることは、もう二度とできないんだ
陽菜「ばか...ッ置いてかないでよ...」
私は白い手紙を千切れそうなほど強く胸に抱きしめ、大粒の涙で紙を濡らした
そして、もう二度と隣で笑ってくれない●●を何度も、何度も呼び続けた