閲覧前に必ずご確認ください
探偵やってるってことは死体とかも当然必要だよネってことです。
僕は、[大文字][太字]蓬莱千尋[/太字][/大文字]。ただの子供、とは言えない。冥界市の路地裏で、寒さから逃れるためにちじこまっている。
[水平線]
[大文字]「出ていけっ![大文字]この[大文字]悪霊の化身[/大文字]め!![/大文字]」[/大文字]
そんな言葉を里の長に言われて、家へと逃げ込んだ。僕は何ら変わらない[太字]少年。[/太字]ただ、[大文字]少し[/大文字]頭が良かった。こんな[明朝体]因習[/明朝体]の意味が分からずに、里で過ごしていた。
「[大文字]ねぇっ[/大文字]、出てけって言われた…。」
両親にすがるように近づくと、罵声が僕を[打消し]突き飛ばした。[/打消し]
[大文字]「良かったぞ!これでお前は何も言われない!!」
「本当?やった…[打消し]悪霊の親[/打消し]なんてもう聞きたくないわ!」[/大文字]
罵声というより、歓喜の声だった。僕が里を出ても両親は何も言われない。逆に慰めてもらえる。僕が一番いらない存在だと気づいて、里を出た。
少しの小銭と、小さなおにぎり。それだけを握って、街へ行った。こんな荷物じゃ街に言っても[打消し]野垂れ死ぬ[/打消し]。それぐらい分かっていた。これ以上の荷物を盛ったらどうなるかは[明朝体]想像がついた。[/明朝体]
冥界市という街についた。表は[下線]何もない[/下線]が、黄昏時になると、[明朝体]マフィアなどの裏社会が出てくる。[/明朝体]そんな街だ。ここなら、不思議と生きていけそうな気がした。ここは[太字]暴力と恐怖[/太字]が支配する場所。非力な僕みたいな奴が底から[斜体]這い上がって[/斜体]ビルの一番上で高い酒を飲む。ーそんな場所だ。
1日かけてやっと街中に着いて、空腹を覚えた。小さなおにぎりをほおばる。これが最後のまともに食べれるご飯だろう。目の前で、カップルと思われる男性が女性にスイートピーの花束を渡した。
僕に気付かずに女性がぶつかり、花が少し散った。
「[大文字]きゃっ![/大文字]あら、御免なさいね。大丈夫かしら、怪我はない?」
「…大丈夫。[大文字]いいの?[/大文字]お姉さん。」
[小文字]「え?」[/小文字]
「だって、スイートピーって、[斜体][太字]永遠の別れ[/太字][/斜体]っていう意味があるんだよ?」
「気づかなかっただけじゃないの?[小文字]ね、[小文字]ねぇ、[/小文字][/小文字]ちゃんとこっち向いて?」
「…?どう[小文字]した[小文字]の?[/小文字][/小文字]」
頬が熱くなった。気付けば、路上に転がっていた。
「[小文字]なんで?[/小文字]僕、何かした?本当のこと、[下線]教えてあげただけ[/下線]だよ?」
何も分からずに男を見た。男は周りの目が集まってきまり悪そうに、僕の小銭の入った小さな袋を盗って僕から離れた。
[水平線]
僕は晴れて、一文無しになった。夕暮れになり、白がちらほらと僕の周りに飛び始めた。薄暗い歩道を歩く。とある店の前を通ると3,40代程度の女性に声を掛けられた。
「ねぇ、君、ここで働いてみない?」
呼吸ができないくらいに匂う香水と共に、僕に話しかけた。けばけばしいメイクに、無駄に露出の高い服。実際に見たことがない僕でもわかった。
「お姉さんはいいの?僕は、男だよ?」
「[大文字]えぇっ⁉[大文字][下線]これで⁉[/下線][/大文字][/大文字]じゃ、いいわ。」
扉をすぐに閉めた。残念だったね。僕は男。女子に間違えられやすいんだ。遠くで何かがはじけ飛ぶ音が聞こえた。おそらく、銃声だ。
[小文字]「夜の街は危ないかな…?」[/小文字]
僕は冥界市の路地裏で寒さから逃げるためにちじこまっている。寒い…里を出たわ良いものの、これじゃあ明日には凍死体かな?
突然、目の前が暗くなった。肌の感覚的には布だろう。生暖かく、さっきまで握っていたもの。だと思う。
「[大文字]嗚呼、[/大文字]これがマフィア流の[打消し]誘拐か。[/打消し]うーん、[大文字]凍死するよりかは[/大文字]マシかな?ー[大文字][大文字]いや![/大文字][/大文字]もしかしたら[太字]誘拐された先で[打消し]凍死[/打消し]⁉[/太字][小文字]どっちみちあり得る…。[/小文字][大文字]じゃ、[/大文字][太字]どっちでもいいや。[/太字]」
あっさり抵抗しようとしていた体の動きを止める。どっちみち死ぬ可能性は高いのだし、遅かれ早かれ、変に痛い目を見るのは嫌だ。
「へぇ、気づいたんだ。[大文字][大文字]すごいねぇ![太字]君![/太字][/大文字][/大文字][明朝体]何者?[/明朝体]」
「僕?別に収入のためでしょ?[大文字]ーやっぱ言う。[大文字]痛いのは[大文字]嫌い![/大文字][/大文字][/大文字]『[漢字]蓬莱[/漢字][ふりがな]ほうらい[/ふりがな] [漢字]千尋[/漢字][ふりがな]ちひろ[/ふりがな]』。最近里から親と長に追い出されて、1日掛けて冥界市に来たんだ。」
「(* ̄- ̄)ふ~ん…。じゃ、[太字]おやすみなさい[/太字]。」
僕の意識は暗転した。
[水平線]
[大文字]「出ていけっ![大文字]この[大文字]悪霊の化身[/大文字]め!![/大文字]」[/大文字]
そんな言葉を里の長に言われて、家へと逃げ込んだ。僕は何ら変わらない[太字]少年。[/太字]ただ、[大文字]少し[/大文字]頭が良かった。こんな[明朝体]因習[/明朝体]の意味が分からずに、里で過ごしていた。
「[大文字]ねぇっ[/大文字]、出てけって言われた…。」
両親にすがるように近づくと、罵声が僕を[打消し]突き飛ばした。[/打消し]
[大文字]「良かったぞ!これでお前は何も言われない!!」
「本当?やった…[打消し]悪霊の親[/打消し]なんてもう聞きたくないわ!」[/大文字]
罵声というより、歓喜の声だった。僕が里を出ても両親は何も言われない。逆に慰めてもらえる。僕が一番いらない存在だと気づいて、里を出た。
少しの小銭と、小さなおにぎり。それだけを握って、街へ行った。こんな荷物じゃ街に言っても[打消し]野垂れ死ぬ[/打消し]。それぐらい分かっていた。これ以上の荷物を盛ったらどうなるかは[明朝体]想像がついた。[/明朝体]
冥界市という街についた。表は[下線]何もない[/下線]が、黄昏時になると、[明朝体]マフィアなどの裏社会が出てくる。[/明朝体]そんな街だ。ここなら、不思議と生きていけそうな気がした。ここは[太字]暴力と恐怖[/太字]が支配する場所。非力な僕みたいな奴が底から[斜体]這い上がって[/斜体]ビルの一番上で高い酒を飲む。ーそんな場所だ。
1日かけてやっと街中に着いて、空腹を覚えた。小さなおにぎりをほおばる。これが最後のまともに食べれるご飯だろう。目の前で、カップルと思われる男性が女性にスイートピーの花束を渡した。
僕に気付かずに女性がぶつかり、花が少し散った。
「[大文字]きゃっ![/大文字]あら、御免なさいね。大丈夫かしら、怪我はない?」
「…大丈夫。[大文字]いいの?[/大文字]お姉さん。」
[小文字]「え?」[/小文字]
「だって、スイートピーって、[斜体][太字]永遠の別れ[/太字][/斜体]っていう意味があるんだよ?」
「気づかなかっただけじゃないの?[小文字]ね、[小文字]ねぇ、[/小文字][/小文字]ちゃんとこっち向いて?」
「…?どう[小文字]した[小文字]の?[/小文字][/小文字]」
頬が熱くなった。気付けば、路上に転がっていた。
「[小文字]なんで?[/小文字]僕、何かした?本当のこと、[下線]教えてあげただけ[/下線]だよ?」
何も分からずに男を見た。男は周りの目が集まってきまり悪そうに、僕の小銭の入った小さな袋を盗って僕から離れた。
[水平線]
僕は晴れて、一文無しになった。夕暮れになり、白がちらほらと僕の周りに飛び始めた。薄暗い歩道を歩く。とある店の前を通ると3,40代程度の女性に声を掛けられた。
「ねぇ、君、ここで働いてみない?」
呼吸ができないくらいに匂う香水と共に、僕に話しかけた。けばけばしいメイクに、無駄に露出の高い服。実際に見たことがない僕でもわかった。
「お姉さんはいいの?僕は、男だよ?」
「[大文字]えぇっ⁉[大文字][下線]これで⁉[/下線][/大文字][/大文字]じゃ、いいわ。」
扉をすぐに閉めた。残念だったね。僕は男。女子に間違えられやすいんだ。遠くで何かがはじけ飛ぶ音が聞こえた。おそらく、銃声だ。
[小文字]「夜の街は危ないかな…?」[/小文字]
僕は冥界市の路地裏で寒さから逃げるためにちじこまっている。寒い…里を出たわ良いものの、これじゃあ明日には凍死体かな?
突然、目の前が暗くなった。肌の感覚的には布だろう。生暖かく、さっきまで握っていたもの。だと思う。
「[大文字]嗚呼、[/大文字]これがマフィア流の[打消し]誘拐か。[/打消し]うーん、[大文字]凍死するよりかは[/大文字]マシかな?ー[大文字][大文字]いや![/大文字][/大文字]もしかしたら[太字]誘拐された先で[打消し]凍死[/打消し]⁉[/太字][小文字]どっちみちあり得る…。[/小文字][大文字]じゃ、[/大文字][太字]どっちでもいいや。[/太字]」
あっさり抵抗しようとしていた体の動きを止める。どっちみち死ぬ可能性は高いのだし、遅かれ早かれ、変に痛い目を見るのは嫌だ。
「へぇ、気づいたんだ。[大文字][大文字]すごいねぇ![太字]君![/太字][/大文字][/大文字][明朝体]何者?[/明朝体]」
「僕?別に収入のためでしょ?[大文字]ーやっぱ言う。[大文字]痛いのは[大文字]嫌い![/大文字][/大文字][/大文字]『[漢字]蓬莱[/漢字][ふりがな]ほうらい[/ふりがな] [漢字]千尋[/漢字][ふりがな]ちひろ[/ふりがな]』。最近里から親と長に追い出されて、1日掛けて冥界市に来たんだ。」
「(* ̄- ̄)ふ~ん…。じゃ、[太字]おやすみなさい[/太字]。」
僕の意識は暗転した。