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最終投稿プレビュー

[大文字][斜体]今宵の月は天乙女と共に泡沫に沈む[/斜体][/大文字]
[水平線]
 月光が化け物と世界の管理者、[漢字]幻月旅団[/漢字][ふりがな]ルナ・トロープ[/ふりがな]を照らしていた。

 世界の管理者には『時のトビラ ヘル・ライト』『冥土のノゾミ テレス・グリムワルト』。[漢字]幻月旅団[/漢字][ふりがな]ルナ・トロープ[/ふりがな]には『[漢字]医者[/漢字][ふりがな]シャーロット[/ふりがな]』『[漢字]少女[/漢字][ふりがな]アリス[/ふりがな]』。

 現在、この戦線、通称『ローレライ』は膠着していた。[漢字]化け物[/漢字][ふりがな]敵[/ふりがな]は消耗戦に持ち込もうと、倒されてるたびに異空間から新手を召喚している。

「あはは!私に全然手出せてないじゃん!これじゃあ[漢字]あっち[/漢字][ふりがな]・・・[/ふりがな]には行けないね」
「うるさいですわ!貴方ってとっても素敵な考えのお方でしたのね!」

 『[漢字]少女[/漢字][ふりがな]アリス[/ふりがな]』が皮肉たっぷりに叫んだ。少女は不敵に微笑んだ。

 少女は力を抜いてゆっくりと宙から海へと落ちて行く。

「はぁっ!?なんで!?結局近づけないけどさ…」
「これはこれは…まぁ、そちらの方の通り化け物を処理し続けるしかありませんね」
「ですが…この人数では海中の少女を追いかけることは厳しいです…何かやるために潜った可能性もありますし」

 話しながらも敵を倒していくが一向に前に進めない。

 数分後、轟音が海中から響いて朱色の光球が徐々に大きさを増させていた。

「これはこれは…」
「もうっ海中に潜れるようなチカラは残ってないでしてよ!」
「反則だよ反則!」
「四人で防御決壊を生成したらできるかどうか…」

 全員が身構えた時、突如にして軽やかな足音が響いた。

 タンッ、タタタタタァンッ!!

 水色の髪が靡く。光球は海中へと猛スピードで沈んでいった。

 月が沈んでいく、背後から暖かな光が差した。

「[明朝体]紅氷の孤高[/明朝体]、[漢字]氷室[/漢字][ふりがな]ひむろ[/ふりがな][漢字]泡影[/漢字][ふりがな]ほうよう[/ふりがな]の[太字]妹[/太字]の[大文字]『[/大文字][漢字][大文字]氷室[/大文字][/漢字][ふりがな]ひむろ[/ふりがな] [漢字][大文字]夢幻[/大文字][/漢字][ふりがな]むげん[/ふりがな][大文字]』[/大文字]!『ローレライ』戦線に助太刀いたす!」

「えぇ…貴方なところの敵はいっぱい配置したのだけれど…」
「[漢字]僕[/漢字][ふりがな]やつがれ[/ふりがな]の能力はもとより多くの敵に対して有効なのだ。能力の相性すら測れないほど落ちぶれたか。[大文字]愚鈍[/大文字]な真似をしたな、少女よ」
「傷ついちゃうなぁ…」

 夢幻は敵に向けて手を伸ばし、敵を一箇所にまとめる。その後、敵はズブズブと海中へと沈んで行った。

「[漢字]僕[/漢字][ふりがな]やつがれ[/ふりがな]の能力、ありとあらゆる物を近づける能力だ。海上で戦うのならば水中で活動できるようにすべきであろう」
「張り合いがなかったよね…私から分離した一人が邪魔しているみたい」

「海中での戦闘は[漢字]僕[/漢字][ふりがな]やつがれ[/ふりがな]に任せてほしい。代わり、会場での援護は頼みたい」

「了解」「りょうか〜い!」「了解ですわ」「了解しました」

 義手と義肢を砂浜に投げ、海へと飛び込む。
 泡に包まれ、欠けた尾鰭と歪んだ片腕の断面が顕になった。

[大文字][斜体]今宵の月は天乙女と共に泡沫に沈む[/斜体][/大文字] 

リレー小説「好きなセリフ・シーンを綴るだけ。〜西部戦線異常無し〜」

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