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最初の数話と最後の数話だけ曲バロ(?)です

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「最低の犠牲者に愛を」

#11

蝦夷菊 変化

「一ノ瀬さん、今日はありがとう!楽しかったよ〜」
吉田は夕日にも負けないような煌びやかな笑顔だ。
「…ルアってよんで。私、本当は都姫[漢字]窶痾[/漢字][ふりがな]ルア[/ふりがな]っていうの。」
言うつもりはなかったはずなのに、つい言ってしまった。
「……ルア!改めて、よろしくね。私のことも名前…沙織って呼んで!」
あれ、なんでだろう、
「うん、沙織!」
その笑顔が、その希望を魅せる言葉が、[漢字]光[/漢字][ふりがな]明るさ[/ふりがな]が
「ルア、また来週!」
私は大っ嫌いだったはずなのに。
なんで、なんで、こんなに心が満たされるんだろう。
「沙織、また会おうね。」
[水平線]
[下線]次の日[/下線]
「お前!邪魔だ!」
「すみません。」
騒々しいな、怒鳴るなよ。
「…今日はなんの日か分かってるな。」
はいはい、私が人を殺して、お金をアンタらに
奪われる日でしょ。知ってるから言わないで。
「はい。」
父は仰々しくて、わざとらしいため息をつくと、
私を外へ放り投げた。
…私が体術を無理やり叩き込まれたから無事だけど
そんな投げたら普通の人は何本か折るよ、「普通の人は」だけど。

今日も街を歩き、[漢字]獲物[/漢字][ふりがな]ターゲット[/ふりがな]を探す。
お、いい家見つけた。
「しつれーします!」
バコーン
扉を蹴破る。
「きゃあ!」
…子供だけか。
私子供嫌いなんだよね。
無邪気で、能天気で、楽観的で、幸せで
でも、[漢字]アイツ[/漢字][ふりがな]沙織[/ふりがな]に会ってから味方が変わってしまった気がする。
だけど…やんなきゃ私が…!
ナイフを突き刺す。
ポタッ
ズレた。…いや、ズラしてしまった。
子供の腕から血が滴った。
ソイツが持っていたクレープのクリームが落ちる。
クレープ…。
なんか、今日はダメだ。
肩をルイと沙織に掴まれているような気分。
できない。
血…。
怖い。なんで、今まで大丈夫だったんだろう。
親からの扱いを思い出した。
「お前のせいだ!」
「お前さえ産まなければ」
「話すな!」
「来るな!」
「なんで、お前をつくったんだろう。」
殴られた。蹴られた。叩かれた。
「ッ……。」
ダメだ。
今日は帰ろう。
「…ごめんね。」
そう口にする私を見て目を見開く子供。
今までのことがフラッシュバックして、
頭が痛い。視界がチカチカしてきた。

そして私の意識は途絶えた。


作者メッセージ

読んでくれる人が思ったよりいて、飛び上がっております。
コメントくれたら調子乗って話何個かあげるかもです。
モチベ上がるんで、気軽にコメントして下さ〜い!

2024/07/19 07:08

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