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優しい君

#3

〜ヤクソク〜

僕は本当の彼女を見つけられないまま十ヶ月がたっていた。

彼女は相変わらず偽物の笑顔で笑っている。

それに誰も気づかない。

あの会話以来、彼女とは特に何もなかった。

僕にも相変わらず偽物の笑顔で笑いかけてくる。

でも、彼女にもう一度聞くことはできなかった。

なぜかはわからない。

でもなぜか、






































聞けなかった...



























ある日、僕は忘れ物を教室に取りに帰った。

























まだ人が残っているようだ。

僕はその人物を見てぎょっとした。

そう、教室に残っていたのは彼女...「●●○○」っだった。

いつもの天真爛漫がよく似合う彼女ではない。

どこか虚ろ気で、ぼーっと窓の外を見つめている。

彼女の周りには哀愁が漂っていた。

風が吹いたら消えてしまいそうなほど、

その姿はひどく脆く

儚く見えた。

彼女は僕が教室に入ってきたことにも気づいていないようだった。

ただどこを見ているのかもわからない虚ろな目で

外を見つめていた。

○○「...。」

初めて見る笑顔じゃない彼女

胸がざわついた。

もしかしたら、

『これが本当の彼女なのかもしれない』

と。

○○「...疲れた...。」

そう、唐突に彼女が言った。

「何に...?」

僕は思わず問いかけた。

○○「!!!!」

彼女は僕の方を見て、目を見開いて驚いていた。

○○「かな、た...君...。ど、うして...ここに...」

信じられないと言った表情で僕を見つめ彼女は

○○「い、つから...居たの...?」

僕に問いかけた。

「10分前くらいからかな。」

○○「そうなんだ。どうしてここに?」

「忘れ物を取りに来たら君がいた。」

○○「声、かけてくれたらよかったのに。(笑)」

そう言ってまた彼女は偽物の笑顔で笑った。

「君が、すごく、悲しそうだったから。」

○○「...君って呼ぶの禁止って言ったでしょ...?(笑)」

「あっ。そうだったね。○○がすごく悲しい顔してたから。声かけれなかった。」

○○「...」

「何かあったの?疲れたって何が?」

○○「...なんでもないよ。」

「嘘だ。」

○○「ううん。ほんと。本当に、なんでもないの...。」

「髪触ってる。」

○○「え...?」

「きm...○○は、嘘をつくとき髪の毛を触る。」

○○「へぇ〜...!知らなかった...!」

彼女はそう言い、髪を触っていた手を興味深そうにじっと見つめていた。

「で、本当は何があったの?」

○○「何かあったってわけではないよ。強いて言うなら...今までのストレスの蓄積みたいな...?(笑)」

「その内容を教えてって言ったら、怒る...?」

僕がそう言うと

○○「...」

彼女はしばらく考え込んだあと、僕に言った。

○○「聞いてどうするの...?」

「僕は本当の○○が知りたい。」

○○「...ハァ。…わかった。いいよ。教えてあげる。」

「ありがとう。」

○○「その代わり、今日話したことは絶対に他の人に言わないで。」

「わかった。」

○○「はい、約束。」

そう言って彼女は僕に小指を差し出す。

『意外と子供っぽいんだなぁ』とか考えながら僕は彼女に小指を絡める。

○○「ゆーびきりげんまん、嘘ついたら、針千本のーます。ゆびきった。」

そして僕は、


















































































彼女の過去を知る。

作者メッセージ

ここまで読んでくださり、ありがとうございます!
次回、過去編です!
次回はいつものかなた君目線と夢主様の過去回想シーンは夢主様目線でお話を進めます!
もしかしたら夢主様目線は次の次のお話になるかもしれません。
次回もぜひ読んでください!

2025/03/31 19:51

iruka
ID:≫ 1c7soqvjNksF6
コメント

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青春 自分探し ホントの自分

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