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あいかとるかと、誰にも見えない空の下で

#1

わたしの名前、呼んで

🌙 プロローグ

ここは、空に近い屋上。
そして、ふたりだけの世界。

風に吹かれて揺れる洗濯物の音。
お弁当のフタを開ける音。
それだけしか聞こえない静かな放課後。

「……ねぇ、藍佳」
その日、久しぶりに、るかは声を出した。

いつもだったら、もじもじして、うつむいて、首を振って、
なにも言わずに藍佳の後ろを歩くだけだったのに。

でも、あの日は――どうしても、言いたかった。

「…………きらい、にならないでね」

その声は小さくて、風にすぐさらわれてしまったけど、
藍佳はちゃんと、聞いていた。

ぎゅっと、るかの手を握ってくれた。
それだけで、涙があふれそうになった。

2025/07/04 11:01

藍瑠
ID:≫ 21UXd1371f91U
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