未設定
手を振り下ろした。
自分が何を持っているのさえ知らずに。
ザクっと、何かが切れる音がした。
手に暖かいものが流れているのがわかる
赤い。
少し経ってから流れているものは血だとわかった。
床が彼女の血でいっぱいになっていた。
歩く度に血が染み込んだ木がギシギシと音をたてる。
少ししてから、
今目の前に倒れているのは先輩だと気づいた。
「先輩…?」
「どうして…?」
名前を呼んでも気づいてくれない。
だって、もう死んでいるのだから。
僕はこのときどうすればよかったんだろう。
誰かが来る前に、すべてなかったことにしなければならない。
…ポケットから飴を取り出して、口に入れた。
甘い。
この飴を舐めれば、時間が巻き戻るらしい。
今度こそ……。
日記はここで終わっていた。
背後に誰かの気配を感じた。
後ろを振り向いたときにはもう、
手を振り落としていた。
自分が何を持っているのさえ知らずに。
ザクっと、何かが切れる音がした。
手に暖かいものが流れているのがわかる
赤い。
少し経ってから流れているものは血だとわかった。
床が彼女の血でいっぱいになっていた。
歩く度に血が染み込んだ木がギシギシと音をたてる。
少ししてから、
今目の前に倒れているのは先輩だと気づいた。
「先輩…?」
「どうして…?」
名前を呼んでも気づいてくれない。
だって、もう死んでいるのだから。
僕はこのときどうすればよかったんだろう。
誰かが来る前に、すべてなかったことにしなければならない。
…ポケットから飴を取り出して、口に入れた。
甘い。
この飴を舐めれば、時間が巻き戻るらしい。
今度こそ……。
日記はここで終わっていた。
背後に誰かの気配を感じた。
後ろを振り向いたときにはもう、
手を振り落としていた。
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