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手を振り下ろした。
自分が何を持っているのさえ知らずに。
ザクっと、何かが切れる音がした。
手に暖かいものが流れているのがわかる
赤い。
少し経ってから流れているものは血だとわかった。

床が彼女の血でいっぱいになっていた。
歩く度に血が染み込んだ木がギシギシと音をたてる。
少ししてから、
今目の前に倒れているのは先輩だと気づいた。
「先輩…?」
「どうして…?」
名前を呼んでも気づいてくれない。
だって、もう死んでいるのだから。
僕はこのときどうすればよかったんだろう。
誰かが来る前に、すべてなかったことにしなければならない。
…ポケットから飴を取り出して、口に入れた。
甘い。
この飴を舐めれば、時間が巻き戻るらしい。
今度こそ……。

日記はここで終わっていた。
背後に誰かの気配を感じた。
後ろを振り向いたときにはもう、
手を振り落としていた。

2025/11/14 23:49

Spica
ID:≫ 97YkHzr8KV5p6
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