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【/参/加/型/】 スパイ兼暗殺者グループ“《easyt》”

#32

Rabbit


◆朝の向こう側◆
朝の光がアジトを満たしてから、しばらくが経った。
それぞれが自分の役割へ散っていき、空気は穏やかだったが――
湖緑の胸の奥に、まだ消えない違和感が残っていた。
湖緑(……始まりの匂い。あれは、ただの朝じゃない)
その頃、凛は外周の見回りに出ていた。
森と街の境目、結界の端に差しかかったとき――
凛「……?」
足を止める。
空気が、わずかに歪んでいる。
魔力の残滓。
だが、敵意ではない。むしろ――幼い。
凛「子ども……?」
その瞬間、結界の向こうから小さな衝撃が走った。
攻撃ではない。ぶつかった、という程度のもの。
次の瞬間。
「いったぁ……!」
高く、幼い声。
凛は即座に結界を解き、声のした方へ駆け寄った。
◆結界の外の小さな影◆
木の根元に、小さな少女が座り込んでいた。
白い髪。
フリルの多いドレス。
そして腕には――うさぎの人形がついた、不思議なステッキ。
少女は目を潤ませながら、強がるように顔を上げる。
???「……べ、別に泣いてないもん……」
凛は膝をつき、視線を合わせる。
凛「大丈夫? 怪我はない?」
少女は一瞬だけ警戒したあと、じっと凛を見つめた。
???「……君、怖い人?」
凛「……たぶん、見た目ほどじゃない」
その答えに、少女はきょとんとして――
次の瞬間、ぱっと笑った。
???「ふふっ。じゃあ、ありすと一緒だね!」
凛「……ありす?」
少女は胸を張って、元気よく名乗る。
白神ありす
「ありすっていうの、よろしくねっ!」
その腕の人形が、わずかに動いた気がした。
凛はそれを見逃さなかった。
(……この子、ただの迷子じゃない)
◆アジトへ◆
少し遅れて、湖緑たちも異変を察知し、合流する。
ルーラ「えっ……ちっちゃい! かわいい!」
瑚羽「……妖精、だよね」
ゆら「……泣きそうなのに、笑ってる……」
ありすは皆を見回し、ぎゅっと人形を抱きしめる。
ありす「ねえ……ここ、安全?」
湖緑は一瞬だけ考え、そして答えた。
湖緑「……ああ。少なくとも、今はな」
その言葉に、ありすの肩から力が抜けた。
ありす「……よかったぁ」
そして、ぽつりと呟く。
ありす「ありすね……帰るところ、ないの」
人形――るるちゃんの瞳が、かすかに光る。
ありすは微笑んだまま、どこか壊れそうな声で言った。
ありす
「でも大丈夫。ありす、強いから」
湖緑は確信する。
この小さな妖精は――
守られるだけの存在ではない。
そして同時に、
この出会いが、日常を少しずつ変えていくことも。
朝日は変わらず優しく差し込んでいた。
その光の中で、
“裏切”と呼ばれる妖精は、静かに物語へ足を踏み入れた。
―――つづく。

作者メッセージ

あの、、、()
活動休止数日レベルなんですけどぉ、、、
こういう時に限って創作意欲がっ!!!!!

2026/01/03 12:16

meruku-q
ID:≫ 11GsR4EM2gvPY
コメント

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R-15 #暴力表現スパイ暗殺者殺し屋参加型R15

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