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【/参/加/型/】 スパイ兼暗殺者グループ“《easyt》”

#22

__終幕__stage8___

《舞踏会の終幕》

最奥の広間。
割れたシャンデリア、赤い絨毯。
壁一面に並ぶ、八枚の鏡。

鏡はそれぞれ、
一人ずつの名前を囁いていた。

匿乃「――これが最後」
匿乃「自分自身と踊りなさい」

◆鏡の試練◆
◇ 凛

凛の鏡には、
刃を振るう“もう一人の凛”が映る。

鏡の凛『……躊躇うの?』
凛「……いいえ」

凛は短刀を構え、鏡に向けて突き出す。

凛「私は、狂気も含めて“私”」
凛「切り捨てない」

鏡は静かに霧散した。

◇ 蒼

蒼の鏡には、
誰も守れなかった過去の自分。

蒼「……後悔は、消えへん」
蒼「せやけど、今は仲間がおる」

地図を握り潰す。

蒼「進むで」

鏡は砕ける。

◇湖緑

湖緑の前には、
妹が殴られる所を見ることしかできなかった自分。

「、、ずっと、、僕だけでいいと思って来たのにッ゙、、、だけど、、、」

「希望を、妹を信じて生きるしかないッ゙、から、」

過去の鎖を断ち切り、希望を見い出す。

鏡は静かに割れた。


◇ 翼

翼の鏡は、
拷問を楽しむ自分。

翼「……あー、これも僕だねぇ」

銃を肩に担ぎ、笑う。

翼「でもさ」
翼「仲間が泣くのは、嫌いなんだ」

鏡は羽のように崩れ落ちた。

◇ 瑚羽

瑚羽の鏡は、
雨の日に泣く少女。

瑚羽「……あの日の私」

一歩、前に出る。

瑚羽「でも、今は笑える」
瑚羽「だから……大丈夫」

鏡が光に変わる。

◇ ゆら

ゆらの鏡は、
薬に縋る自分。

ゆら「……弱いね」

それでも目を逸らさない。

ゆら「それでも、生きてる」
ゆら「……それでいい」

鏡は静かに消えた。

◇ ルーラ

ルーラの鏡は、
「暴力=愛」と笑う幼い自分。

ルーラ「……違う」

杖を強く握る。

ルーラ「私は、もう選べる」

鏡はひび割れ、崩壊。

◇ のあ

のあの鏡には、
泣きながら笑う幼い悪魔。

鏡ののあ『……泣いちゃ、だめ……』

のあ「……ちがうよ」

血が、ぽたりと落ちる。

のあ「泣いていい」
のあ「……助けてって、言っていい」

鏡は、優しく溶けた。

◆欠けた鏡◆

最後の一枚――
クロの鏡だけが、空白。

都「……いない」

匿乃「ええ」
匿乃「彼は“選んだ”」

◆クロの消失(維持)◆

匿乃「誰も欠けてはいけない」
匿乃「その約束を、彼は守った」

のあ「……だめ……」

匿乃「でも」
匿乃「戻す覚悟があるなら、話は別」

◆のあの血の選択(維持)◆

のあ「……のあ、行く」

血が、糸になる。

のあ「命、分ける」
のあ「……仲間だから」

◆クロの空間◆

闇。

クロ「……ほんとに消えたな」

声が届く。

のあ『……クロ……』

クロ「……参ったな」

血の糸を掴む。

クロ「……約束、まだだもんな」

◆復活◆

鏡が割れ、
クロが床に戻る。

クロ「……ただいま」

のあ「……クロ……!」

クロ「……泣くなって」

◆代償と主催者◆

翼「で、代償は?」

匿乃「“身代わり”という救済」
匿乃「――今回で、終わり」

凛「……あなたは」

匿乃「主催者」
匿乃「そして、観測者」

匿乃「舞踏会は終わり」
匿乃「でも物語は続くわ」

◆終幕◆

出口が開く。

誰も、欠けていない。

匿乃(独白)
「――八つの鏡。
恐怖、依存、狂気、後悔」

「それでも手を離さなかった者たち」
「……また、会いましょう」

作者メッセージ

後日談もありますので、よければ。

2025/12/22 22:52

meruku-q
ID:≫ 11GsR4EM2gvPY
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R-15 #暴力表現スパイ暗殺者殺し屋参加型R15

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