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【/参/加/型/】 スパイ兼暗殺者グループ“《easyt》”

#18

stage4

第四関門 ――《誓約の門》

第三関門を越えた先。
通路は、異様なほど静かだった。

水の音も、風の音もない。
ただ、足音だけがやけに大きく響く。

蒼「……静かすぎるな」
凛「……ここは、“音”じゃなく……」

扉が見えた。

黒い石でできた、
細長い門。

表面には文字。

――「誓え」
――「欠ける覚悟を示せ」

翼「やだやだやだ!!」
翼「“欠ける”って何!?物理的!?精神的!?どっち!?」

匿乃「……両方、でしょうね」
匿乃はいつも通り余裕の笑みだが、
目は笑っていない。

瑚羽「……嫌な感じ……」
ゆら「……胸が、ざわざわする……」

そのとき。

門が、ゆっくり開いた。

中は、
鏡張りの空間。

そして――
中央に、一つだけ空いた円陣。

《門の声》
『一人、欠けよ』
『それが、通行料』

空気が凍る。

のあ「……え……?」
のあは、ぎゅっとノアの服を掴む。

のあ「……また……?」

ノア「……違う」
ノア「今回は……ちゃんと大人がいる」

亜憐「……誰かが消えないと、進めない系ね」
亜憐「やだわぁ♡」

蒼「……そんなもん、決められるか……!」

湖「...なんでここすり抜けられないかなぁ.......」

《門の声》
『選ばねば――』

円陣が、強く光る。

次の瞬間。

のあの足元に、
赤い紋章が浮かび上がった。

瑚羽「のあちゃん!?」
湖「佐倉子ッ.....!!」
ゆら「……っ!!」
6
のあ「……っ……」
のあの血が、勝手に滲む。

のあ「……のあ……やっぱり……」

ノア「違う!!」

ノアが前に出ようとした、その時。

静かな声が、響いた。

クロ「……待って」

全員が、クロを見る。

クロ「……その円陣」
クロ「“一番失うと壊れる存在”を選んでる」

凛「……つまり……」
凛「のあが消えたら、全体が崩壊する」

湖「....[小文字]僕が行っても、助からないのか...[/小文字]」

匿乃「……なるほど」
匿乃「“欠けてはいけないピース”を、わざと選ぶ門」

翼「最低すぎ!!」

クロは、ゆっくり前に出る。

クロ「……だったら、簡単」

クロ「欠けても……壊れないのが行けばいい」

蒼「……お前……」

クロは、のあを見る。

クロ「……君」
クロ「さっき、守られてた」

のあ「……え……?」

クロ「……だから、今度は守る側だ」

ノア「……クロ」
ノア「待って」

湖「まだ何か、方法が」

クロは、首を横に振る。

クロ「……大丈夫」
クロ「“戻らない”わけじゃない」

瑚羽「で、でも……!」

クロは、円陣に足を踏み入れる。

その瞬間。

《門の声》
『契約成立』

空間が、崩れ始める。

のあ「……やだ……!」
のあ「いかないで……!」

クロは、少しだけ困った顔をして。

クロ「……約束しよう」

クロ「誰かが……」
クロ「“自分のせいで失った”って、言わないこと」

静まり返る。

クロ「……それだけは」
クロ「絶対に、破らないで」

ノア「……約束する」

ノアは、はっきり言った。

ノア「君がいなくなった理由を」
ノア「誰のせいにも、しない」

凛「……私も」
蒼「……守るで」
翼「……絶対、破らない……」

瑚羽「……約束する……!」
ゆら「……忘れない……」

匿乃は、少しだけ目を伏せる。

匿乃「……ええ」
匿乃「“欠けたから負けた”なんて、言わせない」

のあは、震える声で。

のあ「……のあ……」
のあ「クロ……忘れない……」

クロは、ほんの少し微笑った。

クロ「……それでいい」

光が、クロを包む。

消える直前、
最後に聞こえた声。

クロ「……行って」

――消失。

円陣の光が消え、
門が完全に開く。

静寂。

翼「……っ……」

のあは、その場に座り込む。

のあ「……いなく……なった……」

ノアは、のあを抱き寄せる。

ノア「……大丈夫」
ノア「“消えた”だけで、“失った”わけじゃない」

匿乃(独白)
「……誓約は結ばれた」
「この物語で――」
「“彼の消失を、後悔に変えた瞬間”が」
「一番、危険になる」

第四関門、突破。

だが代償は――
“忘れてはいけない約束”。

そして物語は、
クロが戻るまで、誰も壊れてはいけない段階へ進んだ。

作者メッセージ

クロおおおおおおおおおおおおおおお

2025/12/20 22:00

meruku-q
ID:≫ 11GsR4EM2gvPY
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R-15 #暴力表現スパイ暗殺者殺し屋参加型R15

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