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【/参/加/型/】 スパイ兼暗殺者グループ“《easyt》”

#12

ー=anonymous=ー

―――――
夜は、まだ終わっていなかった。

甘味処の灯りが、わずかに揺れる。
風鈴が――今度は、正しい音で鳴った。

蒼「……完全に戻った、か」

紫が、ふと視線を上げる。
入口の引き戸。その向こうに――人の気配。

都「……いや。まだ一人、いるな」

凛が一歩、前に出る。
凛「敵性反応は――」

その言葉を遮るように。

――カツン。

硬質な音。
畳ではない、ガラスが触れる音。

引き戸が、音もなく開いた。

そこに立っていたのは、
黒のパンツスーツに身を包んだ女だった。

黒髪は一つに束ねられ、
月明かりを弾くような透明な靴が、静かに畳を踏む。

女は、部屋を一瞥する。
血の匂いも、戦意もないことを確認してから、軽く鼻で笑った。

???「……なに、この有様。
ずいぶん派手に“夢”を扱ったみたいね」

ルーラ「ひっ……!? だ、誰……!?」

るうちゃんの刃が、ぴくりと反応する。
だが、次の瞬間――

るうちゃん『……あれ? この人……“境界”が、ない……?』

蒼が目を細める。
蒼「……人でも、夢の住人でもあらへん……魔女か」

女は、肩をすくめた。

匿乃「ご名答。
……参加、失礼するわ」

静かに、名を名乗る。

匿乃「匿乃 主(とくの・ぬし)。
コードネームは――“灰被り”。
まあ、シンデレラって呼ばれることもあるけど?[小文字]実際にはシンデレラ|の|末裔だけどね、、、[/小文字]」

翼「えぇ〜!? 童話系!? なんでもアリじゃん!?楽しそ♡」

匿乃は、ちらりと翼を見る。

匿乃「声が大きいわね。
夢の守護者が寝てるんでしょう? マナーがない人、嫌いなの」

一瞬。
空気が、切れた。

凛は、本能的に悟る。
――この女、やばい。

だが、攻撃は来ない。

匿乃は、琉璃の方へ視線を移す。
眠る少女。
月の名残を宿した、影。

匿乃「……なるほど。
“目覚めぬ月”か」

紫「……知っているのか、?」

匿乃は、微笑む。
それは優雅で、どこか嘘くさい笑み。

匿乃「知らないことが、ないだけよ。
……それに」

指先が、軽く動く。
テーブルの上のスプーン、湯呑、角砂糖が――ふわりと浮いた。

呪文も、詠唱もない。

匿乃「さっき来た“夢狩り”。
あれ、私の顧客だったの」

ルーラ「えぇ!? じゃ、敵!?」

匿乃「いいえ」

一瞬で、スプーンが元の位置に戻る。

匿乃「元・顧客。
夢を覗く趣味は、私の商売に都合が悪いのよ」

都「……つまり」

匿乃「中立。
でも今回は――」

琉璃の寝息が、微かに揺れる。
それに呼応するように、匿乃の目が細くなる。

匿乃「……この子、面白すぎる」

るうちゃん『……ルリに、手出したら斬るよ〜?』

匿乃は、くすっと笑った。

匿乃「安心して。
私は“壊れるおもちゃ”に触るほど、暇じゃないわ」

蒼「……なら、何しに来たんや」

匿乃は、懐から小さなカードを取り出す。
裏面には、灰色の靴の刻印。

匿乃「忠告と、挨拶。
それから――」

視線が、夢の奥を射抜く。

匿乃「“観測者”たち。
あんたたち、この子に近づきすぎ」

その瞬間。
誰にも見えないはずの深層で――何かが、ざわめいた。

凛「……今のは……」

匿乃「警告よ。
効くかどうかは、知らないけど」

彼女は踵を返す。

匿乃「また会うわ。
必要になったら、情報でも命でも売ってあげる」

最後に、振り返りざま。

匿乃「で、何の情報が欲しいの?
……値は、張るわよ」

カツン。

ガラスの靴の音が、夜に溶ける。

引き戸が閉まり――
そこには、もう誰もいなかった。

沈黙。

翼「……ねぇ、今の人、味方……?」

都「さあな」

蒼「一番、厄介なタイプやな……」

グレイスは、静かに微笑む。

グレイス「……あはは、だるそー、、、」

琉璃は、寝言を漏らす。

琉璃「……紅茶……」

誰も知らない。
その夢の、さらに奥で。

灰を被った魔女が、月を見上げていることを。

――lunatic。
目覚めぬ月。
そして、シンデレラは舞踏会を、まだ去らない。

物語は、
静かに、だが確実に――
次の夜へ進んでいた

作者メッセージ

あああああああ
やばい匿乃 主お姉様設定バカいいけどかくのむずいいいいいいい!!
うわあああああ

2025/12/17 18:43

meruku-q
ID:≫ 11GsR4EM2gvPY
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R-15 #暴力表現スパイ暗殺者殺し屋参加型R15

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