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【/参/加/型/】 スパイ兼暗殺者グループ“《easyt》”

#6

Hidden MISSION  (!?)

◆ ◆ ◆

研究所の最深部を抜けた八人は、崩れかけた通路を歩いていた。

のあ「なんかここ……さっきより静か……」

紫「多分、ヴァルドが落ちた衝撃でシステムが停止したんだろう」

朱「なら、さっさと脱出してお菓子タイムだねぇ♡」

蒼「いや緊張感どこ置いてきたん!?」

ルーラはきょろきょろと周囲を見回しながら歩いている。

ルーラ「ここさぁ……懐かしいなぁ。私、よくここで遊んでた気がする!」

のあ「遊び……?」

紫「おい、絶対ろくでもない意味の“遊び”だぞ」

こさめはルーラの腕をそっと握る。

こさめ「……思い出さなくていい。辛くなるだけ」

ルーラ「え?辛い?なんで?全部楽しかったよ?
みんな私を見てくれたし、“薬飲めば強くなるよ”って――」

蒼「ストップストップ!!」

朱「聞いてるこっちが吐きそうなんだよね……」

凛「……ルーラの笑顔が痛いな」

グレイスはルーラの頬に手を添え、目線を合わせた。

グレイス「ルーラちゃん。無理して笑わなくていいよ?」

ルーラ「え?無理なんてしてないよ?
ほら、私、幸せだもん。“愛情”いっぱいだったし!」

全員が息を呑む。

その時だった。

ズズ……ッ……

床下で何かが蠢くような音がした。

紫「……おい、今の聞いたか?」

蒼「聞いた聞いた絶対なんかおるやつや!!」

ルーラがステッキを握りしめる。

ルーラ「この音……知ってる。昔もよく聞こえてた」

こさめ「……“昔”?」

ルーラ「うん。“テスト”の時間にね!」

八人の背中に冷たい汗が流れた。

◆ ◆ ◆

次の瞬間――床が割れた。

バキィィィン!!

巨大なケーブルと金属片を絡めたような異形の機械獣が姿を現す。

のあ「ひええええええええ!!」

朱「絶対強いやつじゃん……!!」

紫「ヴァルドだけじゃなかったのか……!」

蒼「隠しボス案件やんけ!!」

機械獣のスピーカーから不気味な声が響く。

「――実験体ルーラ、反応確認。補足……再収容開始」

ルーラの肩がびくりと震えた。

ルーラ「え……なんで……?なんでまだ私を呼ぶの……?」

こさめは即座にルーラの前へ立つ。

こさめ「……触らせない。絶対に」

凛「その言い方かっこよすぎ」

朱「惚れるしかない」

紫「こさめは全員にモテるな……」

グレイス「でも、今は本気で守らないとね」

蒼は拳を握りしめた。

蒼「よっしゃ、第二ラウンドや!!」

◆ ◆ ◆

機械獣が咆哮し、迫りくる。

ルーラは震える手で“花型”を抜いた。

ルーラ「……こさめ……ごめん。
私、ほんとは……少し……こわい……」

その声は、初めて弱さを見せる声だった。

こさめはルーラの手を強く包む。

こさめ「……怖いなら、言って。自分が……支える」

ルーラの目が少し潤む。

ルーラ「……ありがと……」

こさめは皆に向き直った。

こさめ「……皆様、守るべき人がいる。
自分も……皆様も……ルーラ様も。
次……落とす」

七人が同時に武器を構えた。

凛「了解。血の匂い……濃くなってきた」

紫「おい、楽しむな」

朱「ルーラちゃん、下がってて。終わったら一緒に甘い物食べよ?」

ルーラ「……うん。でも私も戦いたい。
だって、皆が守ってくれるの……すっごく嬉しいから!」

蒼「泣かせにくんなや……!」

グレイス「ルーラちゃん……大丈夫、一緒にいるから」

のあも震えながら前に出た。

のあ「みんなで……守る……!」

機械獣が咆哮する。

「――再収容プログラム・開始――」

こさめ「行く」

ルーラ「うん!」

八人が一斉に踏み出した。

霧が弾け、床が揺れる。

――本当の試練は、ここからだった。

◆ ◆ ◆
機械獣が金属の脚を鳴らしながら迫る。

ギャァァァァ――!!

のあ「ひぃっ!こわいこわいこわい!!」

蒼「でけぇ!!絶対一撃もらったら死ぬやつや!!」

紫「落ち着け!まず動きを見る!」

朱「機械だから弱点どっかにあるはずだよぉ♡」

凛「とりあえず斬る……」

「待って!」

全員の前にルーラが飛び出した。

ルーラ「この子……昔からいた。
……だから、どこが弱いか……わかるよ」

凛「昔から……?」

紫「“テスト”ってやつか……」

ルーラは震えながらも、ステッキを構える。

ルーラ「背中の中央……赤いコア。
そこ、攻撃すると止まる。私、何度も……何度も……」

言いながら表情が曇る。
“楽しい思い出”のはずなのに、声が震えていた。

こさめはそっとルーラの肩に触れた。

こさめ「……辛いなら、無理に思い出さなくていい」

ルーラ「ちがうの……今は、皆の役に立てるのが嬉しいの!」

その笑顔に、全員が一瞬言葉を失う。

朱「……強いなぁ、この子」

凛「守りたい……」

紫「守れよちゃんと」

◆ ◆ ◆

機械獣が再び吠える。
赤い光が体中を走り、攻撃態勢に入った。

「――駆動率上昇。対象ルーラ、優先確保――」

ルーラの表情が少しだけ固まる。

蒼「また名指し!完全に狙われとるやん!」

こさめ「……なら、自分が止める」

こさめの瞳が細くなり――

空気が、固まった。

時間停止。

蒼「きた!」

朱「こさめの本気モード♡」

凛「好き(真顔)」

こさめは止まった空間を進み、機械獣の足へナイフを走らせる。

スパッ……スパッ……

しかし。

こさめ「……硬い」

紫「嘘だろ……あのこさめが切れない!?」

こさめの刃は機械獣の外装に浅い傷しかつけられなかった。

のあ「ど、どうしよ……どうすれば……」

ルーラが一歩前に出る。

ルーラ「こさめ、次は私に任せて!」

ステッキを握り、魔力を溜める。

「四大元素――暴奏《クアッド・カタストロフ》!」

炎が爆ぜ、水が渦を巻き、風が刃となり、土が壁を構築する。

蒼「盛りすぎや!!」

紫「制御できてんのかこれ!?」

ルーラ「だいじょーぶ!!私はこういうの慣れてるから!」

機械獣の動きが止まる。しかしコアは無傷だ。

こさめ「……ルーラ様。コアを?」

ルーラ「うん!いける!」

ルーラは“花型”を抜き、跳躍する。
体が軽く揺れ、不安定。しかし――。

ルーラ(心の声)
――こわい。でも……皆が見てるから、平気。

その瞬間。

機械獣がルーラへ向けて拘束ワイヤーを放った。

シュバッ!!!

ルーラ「わっ――!」

こさめ「……っ!」

こさめが飛び込み、ルーラを抱きかかえて回避する。

こさめ「……大丈夫?」

ルーラ「う、うん……ありがとう……」

ルーラはほんの少しだけ赤くなっていた。

凛「爆発しそう(心が)」

朱「見てて幸せになる……」

蒼「お前ら状況わかってんのか!!」

◆ ◆ ◆

機械獣が再び咆哮し、床が割れ、触手のようなケーブルを伸ばす。

のあ「うわぁぁぁ何これぇぇ!!」

紫「近づくな!」

グレイスが祈るように手を合わせる。

グレイス「みんな……無事で……!」

ルーラは深く息を吸う。

ルーラ「……愛憎《アイラブユー》」

手首に痛みが走る。
だが、ルーラは笑った。

ルーラ「この痛み……“返す”!」

機械獣に向けて手を突き出す。

ゴッ……!!

機械獣がよろめく。

蒼「効いとる!!」

紫「やっと崩れた!」

こさめ「……今!」

時間停止。
こさめはルーラの魔法が作った隙に、コアへ向かって走った。

ナイフを構え――

こさめ「……皆様を、狙うな」

刃が赤いコアに突き刺さる。

ピシィィィン!!

機械獣「――エラー……エラー……」

朱「割れた!!」

のあ「やったぁぁぁぁ!!」

ルーラが叫ぶ。

ルーラ「こさめ!!どいて!!」

こさめ「?」

ルーラ「最後の一撃、いくよ……!」

ステッキを天に掲げる。

「創造神術――
終奏《フィナーレ》!!」

膨大な光が放たれ、機械獣を一瞬で包む。

眩い光。
爆風。
金属の悲鳴。

そして――

静寂。

機械獣はゆっくりと崩れ落ち、完全に停止した。

◆ ◆ ◆

蒼「ふぅぅぅぅ……倒した……」

のあ「こ、怖かったぁぁぁ……!」

朱「ルーラちゃん、頑張りすぎだよぉ♡」

グレイス「よかった……全員無事で……」

ルーラはふらりと前に倒れかけ、

こさめが抱きとめる。

こさめ「……無茶しすぎ」

ルーラ「えへへ……でも……みんなのためだもん……」

凛「守られたい……」

紫「黙っとけ」

こさめはルーラの頭をそっと撫でた。

こさめ「……ありがとう。ルーラ様のおかげ」

ルーラは少し照れながら微笑んだ。

ルーラ「うん……私も……みんなと一緒で、よかった……」

霧が晴れ、破壊された通路から光が差し込む。

蒼「さて……帰るか!」

のあ「甘いもの……食べよ……」

朱「ルーラちゃん特大パフェで祝福〜♡」

紫「早く外出よう。空気悪すぎる」

凛「血の匂い……残ってるね」

グレイス「もう……帰ったら洗濯しなきゃ……」

こさめはルーラの手をつなぎ、静かに言った。

こさめ「……皆様となら……
どんな敵でも、怖くない」

ルーラ「私も!一緒にいたい!」

八人の影が、崩れた研究所の出口へ伸びていく。

――戦いは終わった。
――今度こそ、本当に。

____END____

〜おまけ〜
脱出後
◆ ◆ ◆
――研究所 外部。
夕焼けの空が、崩壊した施設を淡い橙色で照らしている。

のあ「はぁぁ……やっと外ぁぁ……生きてる……」

蒼「ほんまに地獄のダンジョンやったわ……もう二度と入りたない」

紫「まぁボス二連戦したしな……普通じゃないやつらだよね」

朱「新人にしては強すぎたよね〜」

凛「こさめの殺気とルーラの魔力とで……普通じゃない集団になってきた」

グレイス「みんな……無事でよかった……ほんとによかった……」

その横で、こさめはルーラの腕を支えていた。

こさめ「……大丈夫?歩ける?」

ルーラ「うん……平気!
でもね、ちょっと……ふらふらする」

蒼「そりゃ魔力使いまくったしな……」

紫「一撃が重すぎるんだよルーラ、お前」

ルーラはにへらっと笑い、胸を張る。

ルーラ「えへへっ!褒めてる?」

朱「褒めてる褒めてる♡ めっちゃ可愛いよ〜」

ルーラ「わーい!」

のあ「私もほめる〜……すごいよぉ……ルーラ……!」

ルーラ「のあ、おいで!」

ぎゅっ。

のあ「あぁぁぁ安心するぅ……」

凛「……ルーラ、抱きつかれたい」

紫「お前は黙ってろって言ってんだぞ」

こさめはそんな騒がしい空気を見つめ、小さく微笑んだ。

こさめ(心の声)
……これが、“仲間”というものなんだろうか。
自分はまだよく分からないけど……
でも、こんな空気……嫌じゃない。

◆ ◆ ◆
研究所の外に停めてあった車に全員が乗り込む。

蒼「ほな帰るか!腹減ったし!」

朱「甘いの食べに行こー♡」

グレイス「ルーラちゃん、ほんとに大丈夫?」

ルーラ「うん!あのね、甘いもの食べたらだいたい治るよ!」

紫「雑すぎんだろ……」

こさめはルーラの隣に座り、そっと缶ココアを渡した。

こさめ「……糖分、欲しい?」

ルーラ「欲しい!!」

パァァァッと表情が明るくなる。

こさめ「……可愛い」

凛「こさめに“可愛い”って言われるの羨ましすぎる……」

のあ「ルーラ、飲んで飲んで……暖かいよ」

ルーラ「んー……おいしい……!!
ありがとうこさめ、のあ!」

蒼「こさめはブラック飲むくせに砂糖袋で食う勢やろ」

こさめ「……糖分は別腹」

紫「べつばらの意味違ぇよ」

◆ ◆ ◆
車はのどかな郊外の道を走る。

ふと、ルーラがぽつりと呟く。

ルーラ「……ねぇ。
私、今日すっごく嬉しかったんだよ」

朱「どうしたの、急に?」

ルーラ「みんなが――“愛情”をくれたから」

車内が静まり返る。

ルーラ「昔ね、間違った愛情しか知らなかったから……
今日みたいなの、初めてで……」

こさめはルーラの頭をそっと撫でる。

こさめ「……それが、本当の愛情。
殴るのも、傷つけるのも、薬を無理やり飲ませるのも……違う」

ルーラ「……うん。
なんかね……今日、それが分かった気がする」

のあ「うん……うん……!」

グレイス「ルーラちゃんが笑える方が……本当だよ」

蒼「幸せにならあかんねん、お前は」

紫「そうだぞ。お前の笑顔は……普通に見てて気分が良い」

凛「癒し。天使。保護対象。眺めたい」

朱「最後だけアウトだよ凛くん」

ルーラは頬を赤くして、ぎゅっとステッキを抱えた。

ルーラ「みんな……ありがと。
これからも……よろしくね!」

こさめは、ルーラの手をそっと握った。

こさめ「……こちらこそ。
自分は、ルーラ様の味方」

ルーラ「うんっ!!」

夕陽が車内を染める中。

八人の笑い声が、静かな帰り道に響き続けた。

作者メッセージ

疲れた多々多々多々tふあああああ
あとごめんなさい()
ちょっとチャッピーに手伝ってもらいますた(途中の二行3行とか、、、懺悔)
あと!!!!あの、ルーラちゃん()
設定とだいぶちがくてえ!!!
研究所で育った、みたいな感じにしてしもうて!!!書きやすかったんだよぉぉぉそっちのほーが!!!ルーラちゃんの生み親、マスルラ様申し訳ないですこの頭ならいくらでもこすりつけるんで()

2025/12/11 22:52

meruku-q
ID:≫ 11GsR4EM2gvPY
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R-15 #暴力表現スパイ暗殺者殺し屋参加型R15

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