[明朝体]「うんっ!」
やっぱりカッコいい…
その黒髪、その顔、その服装。
彼の全てが完璧で欠点なんて一つもなかった。
(ハァ… ハァ…)
息遣いが荒く、僕の瞳は獲物を狙うような目に変わっていく。彼から目が離せない。僕には彼の部屋にいる女のことなんか頭になかった。
彼の言う通り、靴を脱いで部屋に上がると彼が僕の手を握った。彼の突然の行動に僕の心びくりと跳ね上がる。
「遅いんだよ。早く上がれや。」
彼が手を引っ張って部屋まで僕を連れていく。
彼の言ったことなんて聞こえず、ただ興奮して黙ってしまう。今の僕の顔は赤くなっているだろうか?彼に顔を見られるのが恥ずかしい。
「おいっ、おーい。ぼーっとすんな。眠いのか?こんな状態でなんで俺の家来たんだよ…」
彼の言葉でハッと気が付く。
あぁ、恥ずかしい!顔を見られちゃった。
でも、彼に見られるなら逆にいいかも…
「おい、いきなりですまないけど今日はここで終わろうか。勉強ならまた教えてやるからさ。」
彼がリビングにあるテーブルに向かってペンを握っている彼女に声をかける。私はすぐに困惑した。彼女と彼のあの会話はなんだったのか?彼女となにをしていたのか?
「あっ、あのさ麻里?あの子は誰なの?」
僕が一番気になっていたことだ。
聞くならここしかないと思った僕は彼に問いを投げかける。
「あぁ、久美には言ってなかったな。こいつはな、勉強を教えて欲しいって言って、いいとも言ってないのに勝手についてくる厄介な奴だ。」
あぁ、良かった。付き合ってはないんだ。
僕はホッと安心した。しかし、麻里を疑ってしまった自分自身に溜め息をついた。麻里が僕に嘘をつくわけないのに…
「ちょっと酷くない?確かに勝手についていったのは否定しないけどさぁ… 私の印象が悪くなるようなこと言わないでよ。」
彼女は筆記用具をしまうと立ち上がり、腕を組んでこちらを見た。
「いいから、お前は部屋から出てけ。勝手に来たのはお前だからな。俺の家から出すタイミングは俺の勝手だ。」
彼は彼女の脇の下に手を入れ、彼女のことを持ち上げた。下ろして欲しそうにじたばたする彼女を家の外まで連れていき、下ろしたあと、彼は走って家に入り、鍵を閉めた。
「あのっ、あんなことして大丈夫なの…?」
「いいんだよ。勝手に付いてきたからな。無理矢理追い出しても文句は言えん。」
その間にもダンダンとドアを叩く音が聞こえる。絶対あの子怒ってるよなぁ…[/明朝体]
やっぱりカッコいい…
その黒髪、その顔、その服装。
彼の全てが完璧で欠点なんて一つもなかった。
(ハァ… ハァ…)
息遣いが荒く、僕の瞳は獲物を狙うような目に変わっていく。彼から目が離せない。僕には彼の部屋にいる女のことなんか頭になかった。
彼の言う通り、靴を脱いで部屋に上がると彼が僕の手を握った。彼の突然の行動に僕の心びくりと跳ね上がる。
「遅いんだよ。早く上がれや。」
彼が手を引っ張って部屋まで僕を連れていく。
彼の言ったことなんて聞こえず、ただ興奮して黙ってしまう。今の僕の顔は赤くなっているだろうか?彼に顔を見られるのが恥ずかしい。
「おいっ、おーい。ぼーっとすんな。眠いのか?こんな状態でなんで俺の家来たんだよ…」
彼の言葉でハッと気が付く。
あぁ、恥ずかしい!顔を見られちゃった。
でも、彼に見られるなら逆にいいかも…
「おい、いきなりですまないけど今日はここで終わろうか。勉強ならまた教えてやるからさ。」
彼がリビングにあるテーブルに向かってペンを握っている彼女に声をかける。私はすぐに困惑した。彼女と彼のあの会話はなんだったのか?彼女となにをしていたのか?
「あっ、あのさ麻里?あの子は誰なの?」
僕が一番気になっていたことだ。
聞くならここしかないと思った僕は彼に問いを投げかける。
「あぁ、久美には言ってなかったな。こいつはな、勉強を教えて欲しいって言って、いいとも言ってないのに勝手についてくる厄介な奴だ。」
あぁ、良かった。付き合ってはないんだ。
僕はホッと安心した。しかし、麻里を疑ってしまった自分自身に溜め息をついた。麻里が僕に嘘をつくわけないのに…
「ちょっと酷くない?確かに勝手についていったのは否定しないけどさぁ… 私の印象が悪くなるようなこと言わないでよ。」
彼女は筆記用具をしまうと立ち上がり、腕を組んでこちらを見た。
「いいから、お前は部屋から出てけ。勝手に来たのはお前だからな。俺の家から出すタイミングは俺の勝手だ。」
彼は彼女の脇の下に手を入れ、彼女のことを持ち上げた。下ろして欲しそうにじたばたする彼女を家の外まで連れていき、下ろしたあと、彼は走って家に入り、鍵を閉めた。
「あのっ、あんなことして大丈夫なの…?」
「いいんだよ。勝手に付いてきたからな。無理矢理追い出しても文句は言えん。」
その間にもダンダンとドアを叩く音が聞こえる。絶対あの子怒ってるよなぁ…[/明朝体]