今日、卒業するあなたに
誰も知らないところでひっそりと
先輩のことを思っていた
家も知らない
連絡先も知らない
好きなものも知らない
でも
私のことを知っているのかすらわからない
ということだけは知っていた
あなたには自ら告白して手に入れた可愛い彼女がいる
第一志望の高校での生活も待っている
あなたに彼女がいることを知って
私がベッドで一人泣いていた夜も
あなたの進学先が男子校だと噂で聞いて
私が教室で一人絶望した休み時間も
あなたは眠って笑って泣いて
たった一人の女子生徒のことなんて
コサージュを胸に赤絨毯を歩いて
きれいな動きで卒業証書を受け取って
途中途中涙ぐんで歌って
いつの間にかあなたは去っていってしまった
目の周りを赤くして
上を向いて一歩を踏み出して
ガシャーンと大きな音で体育館の扉が閉まると
あなたと私との唯一の扉は閉ざされた
閉まった後になって
また開けたり出来ないかなと
諦めきれない自分と
これでいいんだよねと
少し悲しい自分
桜がもうそよ風に舞っている
その中で
もう会えないあなたに
幸せになってほしいと
涙をこぼしながら願っている
私がいることに
私は気付いた
桜の匂いを乗せた風を
背中で感じながら
あなたにも爽やかな追い風が吹くことを
私はいつまでも
願っています
先輩のことを思っていた
家も知らない
連絡先も知らない
好きなものも知らない
でも
私のことを知っているのかすらわからない
ということだけは知っていた
あなたには自ら告白して手に入れた可愛い彼女がいる
第一志望の高校での生活も待っている
あなたに彼女がいることを知って
私がベッドで一人泣いていた夜も
あなたの進学先が男子校だと噂で聞いて
私が教室で一人絶望した休み時間も
あなたは眠って笑って泣いて
たった一人の女子生徒のことなんて
コサージュを胸に赤絨毯を歩いて
きれいな動きで卒業証書を受け取って
途中途中涙ぐんで歌って
いつの間にかあなたは去っていってしまった
目の周りを赤くして
上を向いて一歩を踏み出して
ガシャーンと大きな音で体育館の扉が閉まると
あなたと私との唯一の扉は閉ざされた
閉まった後になって
また開けたり出来ないかなと
諦めきれない自分と
これでいいんだよねと
少し悲しい自分
桜がもうそよ風に舞っている
その中で
もう会えないあなたに
幸せになってほしいと
涙をこぼしながら願っている
私がいることに
私は気付いた
桜の匂いを乗せた風を
背中で感じながら
あなたにも爽やかな追い風が吹くことを
私はいつまでも
願っています
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