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now on deathgame...
誰も何も言わなかった。言えなかった。
あの格付け番組みたいに、スモークと共に消えたとしても、本当はそこにいて、しゃべれば声が聞こえるんじゃないか。
そんな奇跡は起きなかった。
しんと静まり返った教室で、時が止まった気がした。
柳原先生は淡々と喋り始める。
「では、二つ目のお題は――このクラスで一番カースト上位で威張っている人です」
何で柳原先生はこう何でもないような顔をして笑っているのだろう。
カースト上位と言われて、自分ではないなと少しばかり安心してしまう私がいる。
ピラミッドがあった時、最底辺にいるのが私で、最上位にいる人とは対して話したこともない。ノートを貸してやったくらいだ。
いつもカースト制度には逆らえなかった。
話し合い活動でカースト上位が言ったことは絶対。
ペアを作るときは必ず上位から組んでいく。
底辺に発言権はない。
そう考えたときに必ず上位に来るのは―――
「カーストすごいのはやっぱり女子じゃね?」
「そうだよな」
「そんなことない!」
「民泊の部屋割りで揉めたのは女子だろ」
荒れている。
この状況で私は「カースト上位です」と発言するバカはいない。でも確実に自分が上位だという認識はあるはずだ。そしてその周りも――
「館山さん、自覚ぐらいあるでしょ?」
冷たい、早田さんの声。
「本当はみんなそうなんでしょ?」
「は⁉ちょっと、、、いつも討議会なんかで発言してクラスをまとめてたのは私だよ⁉」
一気に冷たい声が注いだ。
「正直、迷惑だったんだよみんな」
1人が言い出すと、もう止まらない。
「自分たちの言いたいことは言えないし、必ずついていかなきゃいけないし」
「私たちはあんたに搾取されっぱなしだったんだよ、実は」
ここはもう上の中か上の下くらいの女子にしか発言権はなかった。頼りになる生徒会長さんにも。
でも、みんな思っていることは同じだった。
うわべは仲良くしていても、うわべはへこへこ従っていても、内心全員が嫌がっていたんだ。
ピピピ
タイマーの音にぞっとする。
ドアが開く音にも恐怖を感じる。
「では生徒会長さんどうぞ」
こうして2人目が消えた。
あの格付け番組みたいに、スモークと共に消えたとしても、本当はそこにいて、しゃべれば声が聞こえるんじゃないか。
そんな奇跡は起きなかった。
しんと静まり返った教室で、時が止まった気がした。
柳原先生は淡々と喋り始める。
「では、二つ目のお題は――このクラスで一番カースト上位で威張っている人です」
何で柳原先生はこう何でもないような顔をして笑っているのだろう。
カースト上位と言われて、自分ではないなと少しばかり安心してしまう私がいる。
ピラミッドがあった時、最底辺にいるのが私で、最上位にいる人とは対して話したこともない。ノートを貸してやったくらいだ。
いつもカースト制度には逆らえなかった。
話し合い活動でカースト上位が言ったことは絶対。
ペアを作るときは必ず上位から組んでいく。
底辺に発言権はない。
そう考えたときに必ず上位に来るのは―――
「カーストすごいのはやっぱり女子じゃね?」
「そうだよな」
「そんなことない!」
「民泊の部屋割りで揉めたのは女子だろ」
荒れている。
この状況で私は「カースト上位です」と発言するバカはいない。でも確実に自分が上位だという認識はあるはずだ。そしてその周りも――
「館山さん、自覚ぐらいあるでしょ?」
冷たい、早田さんの声。
「本当はみんなそうなんでしょ?」
「は⁉ちょっと、、、いつも討議会なんかで発言してクラスをまとめてたのは私だよ⁉」
一気に冷たい声が注いだ。
「正直、迷惑だったんだよみんな」
1人が言い出すと、もう止まらない。
「自分たちの言いたいことは言えないし、必ずついていかなきゃいけないし」
「私たちはあんたに搾取されっぱなしだったんだよ、実は」
ここはもう上の中か上の下くらいの女子にしか発言権はなかった。頼りになる生徒会長さんにも。
でも、みんな思っていることは同じだった。
うわべは仲良くしていても、うわべはへこへこ従っていても、内心全員が嫌がっていたんだ。
ピピピ
タイマーの音にぞっとする。
ドアが開く音にも恐怖を感じる。
「では生徒会長さんどうぞ」
こうして2人目が消えた。