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  奇 病 隔 離 病 棟  

#6

  #  Monologue 6  






  ??視点


 
  小さい頃  、  よく 一緒に 遊んでいる 子が いた  。


 
  俺と 誕生日が 同じで  、  一人っ子だった 俺は  、  まるで 弟の ように  可愛がった   。



  俺に  懐いてくれて 「 お兄ちゃんみたいに なりたい 」 とまで 言ってくれた  。



  それなら  、  期待に 応えられるような  、  すごい 人になろう  。



  そう 思って  、  必死で 勉強して  、  運動した  。


 
  でも  、  いつしか 俺に 近づこうと  努力する アイツから  、 自分が まるで  逃げている みたいで  、  かわいそうになった  。



  もっと  一緒に  してあげたい  。



  価値観も  、  性格も  、  傷跡も  、  記憶も  、  全部  。


 
  そう 思うくらい  、  可愛い 存在 だった  。



  「  そっくりだね  」  「  双子 みたい  」  



  と 言われると  、  アイツが すごく 喜んでる 気がした  。



  そして 、  少しでも  アイツと  違う ところが  あると  、  強烈な が  申し訳なさ  が  俺を 襲った  。



  でも  、  次第に 周囲は  俺たちを  「  そっくり  」  と  言わなくなった  。


 
  「  クローン  」  、  そう 言われた  。


  
  ある日  、  俺と アイツは  一緒に 病院に  連れて行かれた  。



  俺も アイツも  、  片時も  お互いを  離そうと しなかった  。



  俺たちは  、  医者に  “  双子病  ” と  言われた  。



  二人とも  、  おんなじ 病気  。


  
  俺は  優越感と  、  



  少しの 苦痛を 覚えた  。



  アイツが 苦手な サッカー 。



  俺は 得意だったけど  、  アイツが 苦手なら  やめておこう  、  

  
  そう 思って  、  一度も  触れていなかった  サッカーボールで 遊んでいる子が  、  窓の 外に 居たからだった  。


  もう  、  サッカー やれないのか 。

  
  
  唯一の  後悔を  押し殺しながら  、  俺は  窓の 外から 目を そらした  。


 
  

2026/05/02 13:04

 雨 桜 . 
ID:≫ 6ybA8nH1Vyj8g
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