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  愛 さ れ る 魔 法 を か け て  .  

#2

  #  episode  2  










  赫
 「  黄ちゃ 〜〜 ん  っ  !  おはよ っ  」



  僕の 自己嫌悪に  蓋を するように  、  幼馴染 の  赫が  、  僕に  飛びついてくる  。



  黄
 「  おはよう  、  赫  」


 
  赫は  、  僕に 凄く 優しく 接してくれる  。



  でも その優しさは  、  僕だけへの ものじゃなくて  、  皆へ 等しく 向けられているものだった  。



  蒼
 「  赫くん  おはよ ぉ  〜  っ  !  」


  
  赫
 「  ちょ  、  蒼ちゃん  抱きつかないで  !  」


  
  赫
 「  桃くんの 視線が 怖いって  !  俺 殺されちゃうって  !  」



  蒼
 「  いいじゃん  、  ケチ  。  減るもんじゃないし  」



  桃
 「  そーゆー ことじゃないだろ  」



  そう 言って  、  赫くんに  くっついている 蒼ちゃんを  、  桃くんが 抱き上げる  。



  あの 愛情が  、  僕に 注がれていたら  。



  僕は  、  桃くんから  よそ見なんて しないのに  …  。



  楽しそうに 話す  三人の 輪から  少し 離れて  、  僕は 妄想 する  。



  桃くんが  、  僕の ことを  好いてくれたら  。



  恋人として じゃなくても いい  。


 
  せめて  、  友達として  好きになっていて ほしかった  。










  でも  、  それを 不可能に したのは  僕だった  。








  一昨日の 朝 の こと  。





  学校に 着くと  、  桃くんは  ずっと 蒼ちゃんと 話してしまうから  、  


  
  僕は  、  朝だけでも  、  と 思って  いつも 桃くんと 二人で  登校 していた  。


  
  その日の 朝も  、  また  、  くだらない  会話を して いた 時 だった  。



  桃
 「  ……  あのさ  、  黄  」



  桃
 「  もう 一緒に 登校すんの  、  やめようぜ  …  ?  」



  凄く 言い出しにくそうに  切り出した  桃くんの その顔を  、  僕は 見つめた  。



  黄
 「  ぇ  、  なん  、  で  ?  」



  桃
 「  ……  いちお  、  俺も もう 蒼と 付き合ってるからさ  、  」



  桃
 「  その  、、  こーやって 家に 迎えに 来られると  、  困るんだよ  」



  黄
 「  ッ  ……  、、。  ごめん  、  」



  その日から  、  僕は 一度も 桃くんと  二人きりで 話してないし  、  何なら 避けられてる 気まで する  。  



  嫌われたんだ  。



  僕は  、  察した  。



  だって  、  付き合った ばかりの 時は  、  



  桃
 「  これから 二人だけって ことも 少なくなるし  、  この時間 貴重だな  ー  」  



  って  、  言ってくれてたから  。



  赫
 「  どうしたの  ?  黄ちゃん  、  体調 悪い  ?  」



  黙って 俯いていた 僕を  気遣うように  赫が  言う  。



  黄
 「  ぁ  、  いえ  。  大丈夫 ですよ  。  ちょっと 眠い だけ  」



  僕が  言い訳を して  顔を あげると  、  桃くんと  目があって  、  



  どちらともなく  、  目を  逸らした  。









    

2026/04/30 15:53

 雨 桜 . 
ID:≫ 6ybA8nH1Vyj8g
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