閲覧前に必ずご確認ください
目次は見ないとこの物語のネタバレになるかもです!
グロ表現は抑えますが注意です!
ルカが扉を開ける。いつも通り倦怠感が体の動きを鈍らせる。
ルカの部屋は角にあり、その隣にアンドルーの部屋、反対側の部屋は空室なのだが、空室の様子がどうやらおかしい。
名前が刻まれた質素な板が嵌め込まれる予定のプレートがドアにかかっている。
(?それにしても…)
騒がしい。ホールの方向からだ。光が漏れ出て、楽しげな声が漏れ出ている。
しばらく廊下を進み、角から顔を覗かせる。
煌びやかな装飾にふんわりと漂う高級感溢れる酒の匂い。どうやら、ここはパーティー会場のようだ。
「…っ。ルカ、起きたのか」
「…嗚呼、そういうことか」
「それで理解できたのか…」
眠気とともに過ぎた時間、空っぽのネームプレート、パーティー会場の中心に立つ見知らぬ人かげ。
「…!」
黒髪赤眼の可愛らしい服装の子供━━━━━━━。
こちらに気付いたのか、小さく会釈してエマとの会話を切り上げたようでこちらに早歩きで近づいてきた。
「初めまして。僕は[大文字]『追求者』[/大文字]、です」
にっこりと微笑んだ。よく言えば、無垢で無美な純白な微笑。悪く言えば、[打消し]何もない。[/打消し]
「…初めまして。囚人、ルカ・バルサーだ」
ルカのいつ覚えたのか分からない知識が訴えている。子供には、品があった。動作、立ち振る舞い…ぱっと見でもそう感じられる程度には品がある動き。庶民はこんなこと身につけない。そう、貴族などの上流階級の者程度しか…。否、この世界ではその程度当たり前だ。
気にするだけ無駄だと割り切り、目の前の『追求者』に目線を移した。
アンドルーは[小文字]ド[/小文字][大文字]ギ[/大文字][小文字]マ[/小文字]ギしながら自己紹介を返し、『追求者』もルカの方に目線を向けた。
「…嗚呼、僕の見た目のことですかね?」
「?まあ、少しは気になるが…そこまで興味はない」
「見た目?『追求者』の見た目に何かあるのか?」
アンドルーはどういう意味か分かっていないのか首を横に傾けている。
「僕、こんな見た目と声ですけど、[漢字]男です[/漢字][ふりがな]・・・[/ふりがな]」
「「「!?」」」
その言葉にバッと複数人のサバイバー、主に女性陣が『追求者』を見た。
「あれ…?そんなに気付かれてなかったですか。てっきり周知の事実かと思ったのですが…」
「え、え?」
「チョーカーで見にくいですけど喉仏ありますよ。成長が遅いのか声変わりしてないですけれど」
チョーカーを外して見せると、喉仏が確かに見えた。そして、くっきりと目に映る手指の形を彩る青色。
首を、手で
[中央寄せ][打消し]絞められた跡。[/打消し][/中央寄せ]
「そ、それ…」
誰かが気まずそうに、この空気を壊したそうに、彼に声を掛けた。
「あ…こんな痕あったんだ」
『追求者』はどこからか手鏡を出して、首元を確認する。いつの間にか、擦りむいていた。その程度の反応。
「あ、え、ええ…まあ、所謂[明朝体]ちゃあむぽいんと[/明朝体]ということにします」
一瞬それでいいのかと言う言葉を全員が飲み込み、先ほどと同じ様な空気感に戻っていった。
ルカの部屋は角にあり、その隣にアンドルーの部屋、反対側の部屋は空室なのだが、空室の様子がどうやらおかしい。
名前が刻まれた質素な板が嵌め込まれる予定のプレートがドアにかかっている。
(?それにしても…)
騒がしい。ホールの方向からだ。光が漏れ出て、楽しげな声が漏れ出ている。
しばらく廊下を進み、角から顔を覗かせる。
煌びやかな装飾にふんわりと漂う高級感溢れる酒の匂い。どうやら、ここはパーティー会場のようだ。
「…っ。ルカ、起きたのか」
「…嗚呼、そういうことか」
「それで理解できたのか…」
眠気とともに過ぎた時間、空っぽのネームプレート、パーティー会場の中心に立つ見知らぬ人かげ。
「…!」
黒髪赤眼の可愛らしい服装の子供━━━━━━━。
こちらに気付いたのか、小さく会釈してエマとの会話を切り上げたようでこちらに早歩きで近づいてきた。
「初めまして。僕は[大文字]『追求者』[/大文字]、です」
にっこりと微笑んだ。よく言えば、無垢で無美な純白な微笑。悪く言えば、[打消し]何もない。[/打消し]
「…初めまして。囚人、ルカ・バルサーだ」
ルカのいつ覚えたのか分からない知識が訴えている。子供には、品があった。動作、立ち振る舞い…ぱっと見でもそう感じられる程度には品がある動き。庶民はこんなこと身につけない。そう、貴族などの上流階級の者程度しか…。否、この世界ではその程度当たり前だ。
気にするだけ無駄だと割り切り、目の前の『追求者』に目線を移した。
アンドルーは[小文字]ド[/小文字][大文字]ギ[/大文字][小文字]マ[/小文字]ギしながら自己紹介を返し、『追求者』もルカの方に目線を向けた。
「…嗚呼、僕の見た目のことですかね?」
「?まあ、少しは気になるが…そこまで興味はない」
「見た目?『追求者』の見た目に何かあるのか?」
アンドルーはどういう意味か分かっていないのか首を横に傾けている。
「僕、こんな見た目と声ですけど、[漢字]男です[/漢字][ふりがな]・・・[/ふりがな]」
「「「!?」」」
その言葉にバッと複数人のサバイバー、主に女性陣が『追求者』を見た。
「あれ…?そんなに気付かれてなかったですか。てっきり周知の事実かと思ったのですが…」
「え、え?」
「チョーカーで見にくいですけど喉仏ありますよ。成長が遅いのか声変わりしてないですけれど」
チョーカーを外して見せると、喉仏が確かに見えた。そして、くっきりと目に映る手指の形を彩る青色。
首を、手で
[中央寄せ][打消し]絞められた跡。[/打消し][/中央寄せ]
「そ、それ…」
誰かが気まずそうに、この空気を壊したそうに、彼に声を掛けた。
「あ…こんな痕あったんだ」
『追求者』はどこからか手鏡を出して、首元を確認する。いつの間にか、擦りむいていた。その程度の反応。
「あ、え、ええ…まあ、所謂[明朝体]ちゃあむぽいんと[/明朝体]ということにします」
一瞬それでいいのかと言う言葉を全員が飲み込み、先ほどと同じ様な空気感に戻っていった。