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400閲覧!?第二期始動! 【参加〆切】星を紡ぐティータイム

#20

海王星 優しさという内側

俺は海惺。
藍色のパーカーを羽織り、夜の街を歩く。
人知れず、誰も来ない場所に、少しだけ期待を抱いて。

扉を押すと、店内は静かだった。
看板も灯りもない喫茶店。知る人だけが辿り着ける、夜の隠れ家。
カウンターの奥で、マスターがグラスを磨いている。

「いらっしゃいませ」
低く、柔らかい声。歓迎というより、確認されているみたいだ。
俺は軽く肩をすくめ、うなずいた。
「こんばんは」

マスターは黙って皿を差し出した。
惑星を描いたお皿に、中央には白い大福。
青い宝石のようなチョコが大福の中で光り、わたあめの煙がふわりと揺れている。

「…これは?」
思わず口に出す。興味が混じった問いだ。

「夢星です。海王星の青い光を閉じ込めたお菓子でございます」
少しだけ自然にですます調が混ざる声。俺は軽く眉をひそめた。
「ふん、海王星ね…」
皿に指を置き、じっと眺める。
「一口でわかる」

大福を口に入れる。
甘くて、冷たくて、優しい。
「…優しい」
つい、零れた声。

マスターは微笑まず、静かに言う。
「押し付けるための優しさではありません。背中をそっと撫でるためのものです」

俺は肩をすくめる。
普段なら、こんな言葉に心を揺らすことはない。
でも今の俺は、甘さと冷たさに包まれ、胸の奥が自然と緩むのを感じる。

「…俺はな、いつも誰にも俺の優しさを見せられなかった」
誰にも気づかれない、俺の小さな光。
「誰も、俺のこと…わかってくれない」

マスターは黙ってグラスを磨き続ける。
「ここでは答えは出しません。ですが、背中を押すことはできます」

青い宝石を噛むと、口の中に冷たくも柔らかい甘さが広がる。
俺はゆっくり息を吐いた。
「…俺は、俺のままでいいんだな」

夜は深く、静かに、俺を包む。
店を出るとき、振り返る。
「…また来る」
マスターは答えず、ただ皿を棚に戻す手をわずかに止めるだけだった。

夢星は、俺の優しさを静かに誰かの背中に届ける。
それを知って、俺は少しだけ笑った。
背中を押すだけ。
それで十分だ。

作者メッセージ

みなさん…。

お願いです!

参加してください!

まじでこのままだと続きが書けません、お願いします…。

2026/02/07 12:19

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