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350閲覧!?第二期始動! 募集内容は星の人にお店のメニュー!? 残り2人と4メニュー募集中!【参加型】星を紡ぐティータイム

#16

第二期 惑星たちの夜

喫茶店は、もうない。

看板は下ろされ、
星の欠片のようなランプも、
裏道から姿を消した。

地図にも、記憶にも、
あの場所は残らなかった。

それでよかったはずだった。

十二の星は巡り終え、
十三番目は数えられず、
物語は「完成しないまま」終わった。

マスターは、
それを終わりとして受け入れた――
はずだった。

けれど。

夜は相変わらず、正確だった。

眠れない星がある夜。
進むことも、戻ることもできず、
軌道を失った光が、
星にもなれず、闇にも溶けきれずにいる夜。

そんな夜になると、
マスターは、どうしても落ち着かなかった。

店を持たない身になっても、
ポットを持たなくなっても、
紅茶を淹れないと決めても。

――話を、聞かずにはいられなかった。

星座を持たない存在。
線で結ばれない天体。
中心にも、周縁にも属さない光。

それらは、星ではない。

惑星だ。

自ら光らず、
誰かの光を反射しながら、
それでも確かに存在し続けるもの。

誰かの人生のそばを回りながら、
影響を与え、与えられ、
それでも「主役」にはならない。

名前を与えられなかった役割。
選ばれなかった可能性。
誰かの物語の途中で、
静かに置き去りにされた存在。

星座のように語られず、
彗星のように注目もされず、
それでも、夜に迷い続ける者たち。

マスターは、
もう店を開かない。

決まった席も、
星図の壁も、
「いらっしゃいませ」という言葉もない。

ただ、夜のどこかで立ち止まり、
迷っている惑星たちの話を、
一人ずつ、聞くことにした。

癒さない。
救わない。
軌道を正さない。

ただ、
「まだここにいる」ことを、
否定しないために。

星になれなかった者が、
星になれなかった存在の話を聞く。

それは、
物語の続きではない。

終わらなかった夜が、
別の形で、まだ息をしているという証明だ。

こうして第二章は始まる。

星ではない光たちの、
語られなかった軌道の夜。

―惑星たちが、
ようやく立ち止まるための、
静かな場所として。

作者メッセージ

こんばんは、
KanonLOVEです!

えー、
ますちゃんの気持ちもわかるよ…

なんか後ろめたいよね…

というわけで、

第二期スタートぉぉ!


参加募集を行っています、
ぜひ参加してください!

2026/01/24 00:00

KanonLOVE
ID:≫ n00YEDEqgv6kY
コメント

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十二星座感情カフェ参加型

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