リレー小説

シロツメクサと朝ぼらけ様との合作! 灰色の光

灰色の空は低く垂れ、
風は砂と灰を巻き上げながら廃墟の街を吹き抜ける。

かつて人々の笑い声や商人の呼び声で賑わった通りも、
今は静寂に包まれ、
崩れた建物の骨組みだけが時間の痕を示していた。

この世界がこうなったのは、
遠い昔の災厄によるものだという。

山々は炎に包まれ、
海は逆巻き、
天はひび割れ、
文明は一夜にして崩れ去った。

人々は失われた都市をさまよい、
記録と知識のほとんどを灰の中に残していった。
原因は誰も知らない―

―だが、
古の言い伝えでは、
自然と魔法のバランスが崩れたことが始まりだとされている。

それでも、
世界は完全に死んではいない。

裂けた大地の隙間からは小さな草が芽吹き、
瓦礫の影にはかすかな水面が光を反射する。
夜には、廃墟の屋根の上で小さな光の粒が舞い、
古代の魔法の残り香のように揺れる。
絶望の中で、人々は小さな希望を胸に歩き続ける。

まだ見ぬ森や山の奥には、
かつての文明の秘密や未知の生き物たちが息づき、
再生の兆しを待っている。

荒廃した大地に、そっと新しい物語が動き出す――
終わりの世界で、始まりはいつも静かに顔を出すのだ。

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