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350閲覧!?第二期始動! 募集内容は星の人にお店のメニュー!? 残り2人と4メニュー募集中!【参加型】星を紡ぐティータイム

#14

宇宙という名の空を結びに。

扉は静かに閉まっていた。
店内には誰もいない。
椅子もテーブルも、
いつものように整っている。

だが、
紅茶の香りは漂わず、
鈴の音も聞こえなかった。

マスターはカウンターに立ち、
壁の星図を見上げる。

光の点と線は淡く揺れていたが、
今夜は少し違った。

線の一部がかすかに震え、
まだ結ばれない点が残っているように見える。

「…久しぶりですね、マスター」

声に反応して、マスターはわずかに肩をすくめた。
「安珠さん…来るとは思わなかった」

空気が震え、
淡い光の粒が一箇所から集まり、
人の形を作る。

魔法使い、星結 安珠―
―古くからの知り合いで、星の結び方を司る存在だった。
人に近い姿をしているが、
輪郭は星の粒でできており、
年齢も性別も判然としない。

「十二の星は、それぞれ自分の物語を置いていきました」
安珠は星図の点に触れる。
「線は、ほとんど結ばれています。
けれど、まだ結ばれない点も残っている…」

マスターは静かに答える。
「…まだ、点が残っています」

安珠は微かに微笑み、ゆっくりと点と線をなぞる。
「少し、星たちの灯を語りましょう―
彼らは、ただの図形ではなく、ひとつひとつが意思を持っています」

牡羊座の灯が、
赤く強く揺れた。
勇気と直感の象徴である牡羊は、
真っ直ぐすぎて時に他の声を聞けなかった。
それでも進むことを恐れず、
周囲を導く力を持っている。

牡牛座は、
温かい黄金色の光を放った。
忍耐と安定の象徴―
―自分を守るために時に他を押しやったとしても、
愛は深く、
優しさで周囲を包む。

双子座は、
青白く柔らかい灯を揺らす。
知識と好奇心を象徴し、
二つの面を持つその星は、
選ぶことの難しさを誰よりも知っている。

蟹座の灯は、
淡い銀色でそっと揺れた。
守る力の象徴―
―誰かを抱きしめすぎるあまり、
自分が傷つくこともある。
それでも、
安心できる場所を作ることをやめない。

獅子座は、
金色の強い光を放った。
誇りと情熱の象徴―
―輝くことを恐れず、
孤独も背負うが、
その輝きで皆を照らす。

乙女座の灯は、
緑がかった光で静かに揺れた。
分析と献身の象徴―
―完璧を求めるあまり自分を責めることもあるが、
他者への思いやりは欠かさない。

天秤座は、
柔らかな青色に光った。
調和と正義の象徴―
―決断をためらうこともあるが、
人々の間を結ぶ力を持つ。

蠍座は、
深紅の灯を静かに揺らす。
深い感情と執着の象徴―
―触れる者すべてに、全てを差し出す覚悟を持つ。

射手座は、
蒼白く伸びる光で自由に瞬いた。
自由と探求の象徴―
―遠くを目指し、
冒険を恐れず、
帰る場所を忘れない。

山羊座は、
落ち着いた茶色の光を垂らすように揺れた。
努力と責任の象徴―
―重荷を背負いすぎることもあるが、
信頼を裏切らない。

水瓶座は、
淡い水色の光を放つ。
革新と友情の象徴―
―常識を超え、
人を導く力を持つが、
孤独も知る。

魚座は、
柔らかな紫の灯でゆらめいた。

共感と夢の象徴―
―流されやすくも、
他者の感情を深く理解できる力を持つ。

安珠は指を動かすたび、
光の点が一瞬だけ震え、
揺れる。

マスターはその動きを静かに見守った。

「…この星たちの線は、誰が結ぶのですか
あなたが結ぶこともできるでしょう。けれど――」

安珠は息を整え、
静かに告げる。
「次に扉を開ける者で、この喫茶店の役目は終わりです」

マスターは言葉を返さず、
手元のカップに触れた。

光の点が揺れ、
ランプが微かに反応する。

「選ばれなかった星も、闇に消えたわけではありません。
結ばれなかった線も、無意味ではない」

安珠の声は柔らかく、
でも確かに響いた。
「ですが―
すべてを結ばずにいられる存在は、ひとつしかありません」

マスターはわずかに笑みを浮かべ、
ただ頷いた。

星図の光は落ち着きを取り戻す。
店内のランプは、
微かに揺れながらも、
決して消えなかった。

安珠はゆっくりと姿を消した。
空気に残ったのは、
静かで温かい余韻のみだった。

作者メッセージ

次回最終話予定の本作品です!

みなさん、次回を楽しみにしていてください!

作者がねむいので今日はここで(丸投げ)

じゃあねぇ!

2026/01/15 23:43

KanonLOVE
ID:≫ n00YEDEqgv6kY
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十二星座感情カフェ参加型

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