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【3000閲覧!】【リクエスト可】 詩・ポエム、何かの曲書きます!

#132

詩 みかん飴

提灯のあかりは
何でも少しだけきれいに見せる。

金魚すくいの水面も、
遠くで鳴る太鼓も、
浴衣の袖をかすめる夜風も。

屋台で選んだみかん飴は、
宝石みたいに光っていた。

ひと口かじる。

思っていたより甘くなくて、
思っていたより酸っぱくて、
思っていたより、みかんだった。

「こんなものか。」

笑いながら言ったその一言は、
花火の音にまぎれて
誰にも拾われなかった。

それでも最後まで食べたのは、
おいしかったからじゃない。

あの夜の匂いも、
人混みの熱も、
手についた飴のべたつきも、

全部まとめて
夏は二度と同じ形では来ないと、
どこかで知っていたから。

今でも夏祭りへ行くたび、
りんご飴ではなく、
つい、みかん飴を探してしまう。

あの日と同じように、
たぶん少し期待して。

そしてまた、
少しだけ期待を裏切られながら、

「ああ、これだった。」

そう思える味を、
私はたぶん、
美味しさとは別の名前で覚えている。
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作者メッセージ

疲れた。

でも4000閲覧まであと少しなので……

では!

2026/08/01 21:40

KanonLOVE
ID:≫ n00YEDEqgv6kY
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