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#127

詩 あさのまるい約束

朝のまあるい約束
フライパンの上で
小さな雲が息をする。

ぷくり、と浮かぶ泡は
「もうすぐだよ」という合図。
やさしい熱に包まれて
今日という一日が
ゆっくり焼き色をまとっていく。

お皿にのったパンケーキは
太陽を少しだけ
丸く写し取ったようで、
バターは金色の湖となり
メープルシロップは
甘い時間を静かに流れていく。

ナイフを入れれば
ふわりと立ちのぼる湯気。
それは言葉にならない
「おはよう」のかたち。

急ぎ足の季節にも
立ち止まる勇気をくれるのは、
豪華なごちそうではなく
こんな一枚の
あたたかな円なのかもしれない。

だから今日も
誰かと半分こしよう。
笑顔は切り分けても減らないと、
パンケーキは
何も言わずに教えてくれるから。
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作者メッセージ

朝に食ったパンケーキが美味かった。

では!

2026/07/27 21:14

KanonLOVE
ID:≫ n00YEDEqgv6kY
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