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#123

詩 パキパキの遺言

皿の底に残ったドレッシングは
宴のあとを静かに湛えている。

最後まで誇らしく鳴いていた
あのパキパキも、
ひとしずく、またひとしずくと
酸味と油を抱きしめるたび、
自分の音を忘れていく。

もう、砕けることはない。
風のような軽さもない。
ただ、しなしなと、
柔らかく時間に溶けていく。

それでもきっと、
パキパキだった頃は無駄じゃない。
誰かの「おいしい」の最初の一口を飾り、
最後には静かに皿へ還る。

食感にも、終わりがある。
その終わりは、案外みずみずしくて、
少しだけ切なく、
ドレッシングの底で眠っている。
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作者メッセージ

求む共感。

では!

2026/07/23 21:16

KanonLOVE
ID:≫ n00YEDEqgv6kY
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