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【2000閲覧!】【リクエスト可】 詩・ポエム、何かの曲書きます!

#98

詩 おばあちゃんち

玄関を開けると
少し重たい引き戸の音がして、
「おかえり」と言う人はいなくても、
家そのものが迎えてくれる。

畳には陽だまりが寝転び、
柱の傷は背くらべの続きを覚えている。
台所からは、
醤油と出汁と季節の匂い。
名前のない安心が、湯気になって立ちのぼる。

縁側に座れば、
風が庭の葉をゆらし、
遠くで鳴く鳥の声まで
時間をゆっくり歩かせる。

子どものころは長かった夏休みも、
今では帰るたびに短くなる。
それでも、
「たくさん食べなさい」
その一言だけは、
何年経っても変わらない。

帰り道、振り返ると、
小さくなった家が
なぜだか世界でいちばん大きく見える。

思い出とは、
忘れないことではなく、
帰りたくなる場所が
心の中に残り続けることなのだ。

だから今日も、
遠く離れた街の空の下で、
ふと夕暮れの匂いがすると、
私はあのおばあちゃんちへ、
心だけ先に帰っている。
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作者メッセージ

おばあちゃんちに泊まりので((

では!

2026/06/27 19:40

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