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【2000閲覧!】【リクエスト可】 詩・ポエム、何かの曲書きます!

#78

詩 咳

夜の静けさに
ひとつ、咳が落ちる。

窓ガラスを揺らすほどでもなく、
誰かを起こすほどでもない。
けれどその小さな音は、
胸の奥の暗がりからやって来る。

言葉になれなかった思いが、
行き場を失った息が、
喉の細い坂道をのぼってきて、
短い震えとなって空へ放たれる。

ひとつ咳をして、
また沈黙が戻る。

けれど沈黙は、
さっきまでの沈黙とは少し違う。
波が引いたあとの砂浜のように、
かすかな跡を残している。

人は泣くほどでもない夜に、
怒るほどでもない昼に、
咳をするのかもしれない。

胸の中にたまった見えないものを、
ほんの少しだけ外の世界へ渡すために。

そしてまた、
何事もなかったように息を吸う。

その息が明日へ続くことを、
誰に告げるでもなく願いながら。
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作者メッセージ

喉いてぇ

では!

2026/06/07 21:21

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