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【2000閲覧!】【リクエスト可】 詩・ポエム、何かの曲書きます!

#74

曲? EYE OF THE STORM

ネオン滲むハイウェイ ワイパーが刻む一定のテンポ
助手席の温度だけが 基準より少し低いまま
料金所を抜けるたびに ラジオの声が遠ざかる
同じ道なのに今日だけ 距離の測り方が違う

既読のない通知が 画面の一番上で止まる
スクロールしても戻らない位置で 時間だけが積もっていく
コンビニの明かりはいつも通り 過剰に白く均一で
選ばれなかったほうの夜を そのまま照らしている



予定されていない風が
同じ方向に流れ出す
信号の点滅より遅く
街だけが息を合わせる



Typhoon, typhoon 世界が回る
渦の中心はまだ静かで
名前のない席が一つだけ
最初からそこにあったように
Typhoon, typhoon 全部流して
更新されないままの景色
同じ温度のまま進んで
僕らは続いてる



コンビニのカゴは二つ分 レジの音だけが規則的
ひとつだけ軽いほうが先に ベルトコンベアを進んでいく
袋の結び目はいつもより 少しだけゆるくされてる
誰がやったのか思い出せないまま そのまま持ち帰る

傘立ての番号がひとつ ずっと使われないままで
入口の自動ドアだけが 同じタイミングで開閉する
テレビの音量は誰かが 最後に触れた位置のまま
天気予報は繰り返すだけで 更新の必要がない



ガラス越しの道路には
一台だけ進まない影
ナンバーだけが読めないまま
他の車と同じ方向へ

地図の上の渦の位置が
少しずつズレていくのに
誰も訂正しないままで
都市はそのまま動いている



Typhoon, typhoon 世界が回る
渦の中心はまだ静かで
名前のない席が一つだけ
最初からそこにあったように
Typhoon, typhoon 全部流して
更新されないままの景色
同じ温度のまま進んで
僕らは続いてる



気圧が下がるアナウンスだけ
少し遅れて届いてる
窓の外の看板が一枚だけ
ずっと同じ角度で揺れている

止まったままの傘立てが
風の中で数を減らす
誰かが置いたはずの傘だけ
最初から存在していないみたいに

非常灯が一度だけ瞬いて
同じ場所が少し暗くなる
その瞬間だけ重力が変わり
足音が少し遅れてついてくる



Typhoon, typhoon 世界が回る
渦の中心はまだ静かで
名前のない席が一つだけ
最初からそこにあったように
Typhoon, typhoon 全部流して
更新されないままの景色
同じ温度のまま進んで
僕らは続いてる

Typhoon, typhoon 世界が回る
説明のないまま揃っていく
少しだけ遅い呼吸だけが
この場所に残されている
Typhoon, typhoon 全部流して
どこにも書かれないままの夜
同じ温度のまま進んで
僕らは続いてる
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作者メッセージ

伏線回収できましたか?

台風をテーマに作りました

では!

2026/06/03 20:32

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