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#70

詩 美しさ

美しさは
花びらの整った形だけに宿るのではない

朝の光に目を細める人の横顔や
言葉にならないまま差し出された親切の中にもある

海が空を映すように
人は誰かの心を映しながら生きている

傷のないものが美しいのではなく
風にさらされ
雨に打たれ
それでもなお立ち続ける姿に
深い輝きは生まれる

桜は散るからこそ心を揺らし
夕焼けは消えてゆくからこそ目を奪う

永遠ではないものたちが
限られた時間の中で放つ光

その儚さを知りながら
今日を愛そうとする気持ち

それこそがきっと
どんな宝石よりも静かで強い
美しさなのだろう。
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作者メッセージ

さ く し ゃ こ め

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2026/05/30 20:47

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