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【リクエスト可】 詩・ポエム、何かの曲書きます!

#53

午後の暇人

駅前のベンチに
午後がだらりと腰をかけている。

急ぐ人の靴音だけが
季節みたいに通り過ぎ、
ぼくは自販機のぬるい缶コーヒーを
まだ半分も飲みきれない。

「暇だな」とつぶやけば、
空はまじめに青すぎて、
雲だけが
働き方を知らない顔で流れていく。

スマホを開いて閉じ、
意味もなく時間を更新する。
昨日と今日の境目なんて
コンビニのレシートくらい薄っぺらい。

けれど暇というのは、
世界から取り残されたことじゃなく、
世界がこちらに
座り込んでくる瞬間なのかもしれない。

夕方、
伸びた影が先に帰っていく。
ぼくはまだここで、
何者にもならない風を
ゆっくり吸っている。
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2026/05/14 21:15

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