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【リクエスト可】 詩・ポエム、何かの曲書きます!

#34

曲? クロイチョウと帰り道

放課後チャイムがフェードアウトして
校舎の影が少しだけ伸びる
机の上の落書きもそのままに
誰かの笑い声だけ置いていく

自転車置き場の鍵を回して
いつもと同じ道を選ぶのに
なぜか今日は違う世界みたいで
空の色だけやけに静かだ

イヤホンから流れる軽いポップソング
でも景色だけ少し遅れてる
すれ違う人の顔がぼやけて
自分だけが現実みたいだ




黒い蝶がひとつ
街灯の下で止まった
「ここにいていいよ」って
言われた気がしたけど




クロイチョウ、クロイチョウ
夕焼けを切り裂いて飛ぶ
綺麗なのに少しだけ怖い
そんな帰り道が好きだった
クロイチョウ、クロイチョウ
誰にも見つからない速度で
ペダルを回し続けてた
ポップソングみたいな孤独の中で




コンビニの明かりがやけに眩しくて
ガラス越しの世界は安全そうで
でも中に入る理由もなくて
ただ通り過ぎるだけでいい

スマホの通知は沈黙のまま
既読も未読も意味を持たない
「また明日」の声が遠すぎて
今日の続きが思い出せない

曲がり角で風が急に変わって
制服の袖が少し揺れた
誰かに呼ばれた気がしたけど
振り返るのはやめておいた



黒い蝶がもう一匹
並んで飛んでいく
それが現実なのか
夢なのかも分からずに




クロイチョウ、クロイチョウ
夕暮れに溶けていく影
美しいものほど壊れそうで
目をそらしたくなるんだ
クロイチョウ、クロイチョウ
名前もない感情のまま
ただペダルを回してた
このままどこにも着かなくてもいい




もしもこの道の先に
終わりが待っていたとしても
怖いのはそこじゃなくて
何も感じなくなることだった

黒い蝶が耳元をかすめて
「まだ大丈夫」って笑った気がした
その声が誰のものかも知らずに
ただ少しだけ速く漕いだ




クロイチョウ、クロイチョウ
夜になる手前の光で
世界は少しだけ歪んでる
それがきっと正しいんだろう
クロイチョウ、クロイチョウ
ひとりで帰るこの時間が
なぜか一番リアルで
ポップなのにダークな今日だった




街灯がひとつずつ点いていく
黒い蝶はもう見えない
でもたぶんどこかでまだ飛んでる
ペダルを止めないまま、僕は帰る
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作者メッセージ

ヤケクソになって作りました。

裏話
黒い蝶を見たのは登校時です。
また、今日は友達と帰ったのですが、
取材のためゆっくりと自転車を漕いでいたら、
自分だけ信号に引っかかって待たせてしまった!
まじすまんかった…

2026/04/22 18:00

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