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350閲覧!?第二期始動! 募集内容は星の人にお店のメニュー!? 残り2人と4メニュー募集中!【参加型】星を紡ぐティータイム

#3

蟹座 甘さの奥で、息を止めてきた

夜の街は静かだった。

うるさいはずの信号の音も、
今日は遠くて、
まるで夢の中みたい。

…なのに。

「…ッ」

胸の奥が、
ぎゅっと縮む。

息を吸おうとすると、
うまくいかない。

だいじょぶ。

だいじょぶだよ、
ゆめ。

明るく言えば、
体もちゃんと、
言うことを聞いてくれるはず。

そう思って顔を上げたとき、
光が見えた。

星みたいな、
小さなランプ。

「…なに、ここ」

裏道の先。
来た覚えのない場所。

でも、
怖くはなかった。
むしろ、ここなら―

[太字][明朝体][大文字]少し、座ってもいい気がした。
[/大文字][/明朝体][/太字]
カラン。

鈴の音が鳴った瞬間、
胸の苦しさが、
ほんの少しだけ引いた。

店の中は、
あったかい。
夜の冷たさが、
嘘みたい。

壁には星の絵。

時計はあるのに、
時間が動いてないみたい。

カウンターの向こうにいる人が、
こっちを見て、
静かに言った。

「こんにちは。いらっしゃいませ」

「よろしくね! ゆめだよ!」

いつもの調子で、
笑う。

「神谷ゆめ。蠍座!」

ちゃんと言えた。
ちゃんと、
明るい。

差し出された紅茶は、
見た目より、
ずっと甘い匂いがした。

一口飲んで、
思わず目を開く。

「…甘い」

砂糖、入ってないのに。
でも、ちゃんと甘い。

「うち、甘いの好きなんだ」

カップを両手で持つ。
あったかい。

…なのに。

「…ねえ」

声が、少しだけ小さくなる。

「うちさ、皆と仲良くしたいだけなんだよ」

笑顔は、
[太字][大文字][明朝体]崩さない。
[/明朝体][/大文字][/太字]
「怒らせたくないし、
悲しませたくもないし」

胸の奥が、
また、きゅっとする。

「だから、明るくするの。
ちゃんと、いい子でいる」

言葉にした瞬間、
昔の空気が、
少しだけよみがえる。

息が―

「…っ」

カップを強く握る。

「急にね、思い出すとさ…
息、できなくなるんだ」

それ以上は、
言えなかった。
言わなくてもいい気がした。

ここでは。

[大文字]♋[/大文字]

マスターは、
目の前の少女を静かに見ていた。

明るい声。
よく練習された笑顔。

けれど、
紅茶を持つ指先だけが、
ほんのわずかに震えている。

この店が見つけられた理由は、
もう十分だった。

マスターは、
何も問い返さない。
ただ、
カップを温め直す。

[太字][大文字][明朝体]「蠍座は、
感情を深く沈める星です」[/明朝体][/大文字][/太字]

少女は首をかしげた。

「うち、
明るいよ?」

その言葉に、
マスターは小さく頷く。

「ええ。とても」

だからこそ、と
心の中で続ける。

だからこそ、
痛みは底に沈んだままなのだ。

「…じゃあさ」

少女は、小さく笑った。

「苦しくなるのって、
うちが弱いからじゃないんだ」

「はい」

答えは、
短く。

「生きるために、
やさしさを選んできた結果です」

紅茶を飲み干す音。
甘さが、静かに消えていく。

「…また、来てもいい?」

「ええ」

マスターは、
はっきりと言う。

「扉は、あなたを覚えています」

カラン。

扉が閉まる。

星図の壁に、
深く、
濃い線が一本、刻まれた。

乙女座の線のさらに奥、
感情を受け止める位置に。

マスターは、それを見つめる。

[大文字][明朝体][太字]「明るさは、
強さの一種です」[/太字][/明朝体][/大文字]

ランプの光が、わずかに揺れた。

夜は、まだ深い。
次の星もまた、
静かに、息を整えているところだ。

作者メッセージ

なんか、前回の時点で二話ぐらいまでしか行っていなかったのに―

100階閲覧達成してました!!!

やったー🎺🎶🕊️👼💀…

あれ?途中でタヒんでる…?

ま、いっかーw
(よくない)

というわけでこれからもよろしくお願いします!
ただいま「学園内何でも屋〜悪魔ハ何者ナノカ、理由ハ魔導書二アル。〜」や
「街の神の子とされる少年が先頭となり、王に反逆し始め始まるストーリー―戦歌。」
などの参加型も募集しています!
ぜひ、参加してください!

本年もよろしくお願いします!

こっそり部屋の机の資料のしたにパソコン隠して執筆している「kanonlove」でしたぁ!

2026/01/01 23:52

KanonLOVE
ID:≫ n00YEDEqgv6kY
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