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350閲覧!?第二期始動! 募集内容は星の人にお店のメニュー!? 残り2人と4メニュー募集中!【参加型】星を紡ぐティータイム

#1

ティータイムの始まり。

夜の街は、
眠らないと言われながらも、
深夜を過ぎると不思議な静けさをまとい始める。

人影の消えた通り、
シャッターの下りた店先、
遠くで鳴る信号音さえ、
どこか夢の中の出来事のように感じられる時間帯。

そんな夜更け、一本裏道に入った先に―

地図にも記憶にも残らない、
小さな喫茶店がひっそりと現れる。

外観は古く、
流行とは無縁だ。
木製の扉は長い年月に磨かれ、
取っ手には無数の人の手の温度が染み込んでいる。

扉の上には看板もなく、
ただ一つ、
星の欠片のようなランプが淡く揺れているだけ。

それでも、
この店を必要とする者には、不思議と見つけられてしまう。

喫茶店を訪れる客は、
決して同時に重ならない。
星の巡りに導かれるように、
星座の名を持つ人々が、
一人ずつ、
その扉を開くのだ。

彼らは皆、
違う人生を歩み、
違う景色を見てきた。

成功も、
挫折も、
選ばなかった未来も、
それぞれの胸にしまい込んでいる。

共通しているのは、

[太字][明朝体]誰にも言えなかった想いを抱えていることだけ。
[/明朝体][/太字]


カラン
と鈴が鳴る。

それは、
次の物語が始まる合図。

店内は外の暗さとは対照的に、
柔らかな光に満ちている。

壁には星図のような模様が描かれ、
時計はあるのに、
針の進みは曖昧だ。

ここでは、
現実の時間が少しだけ、
遠慮しているらしい。

カウンターの向こうで、
マスターが静かに湯を沸かす。
白い湯気が立ち上り、
夜の冷えた空気をほどいていく。

[明朝体]「こんにちは。いらっしゃいませ」
[/明朝体]
穏やかな声には、
年齢も感情も読み取れない。
マスターは名を名乗らない。
必要なのは、
星座の名と―語る覚悟だけ。

差し出される紅茶は、
毎回違う。

花の香りがすることもあれば、
どこか懐かしい苦みを残すこともある。

それは偶然ではなく、
その人の心が選んだ味なのだと言われている。

紅茶を一口飲めば、
張りつめていた心が、
ゆっくりとほどけていく。

言葉にならなかった想いが、
自然と唇からこぼれ落ちる。

語られるのは、
失ったもの。
叶わなかった夢。
それでも手放さなかった想い。

その一つひとつは、
夜に溶けて消えるわけではない。

マスターはただ、
黙って聞き、
時折カップを温め直すだけだ。

けれど、
不思議なことに、
その言葉たちは次の来客へと、
静かにつながっていく。

まるで星座が、
点から線へ、
線から物語へと姿を変えていくように。

十二の星が巡り終えたとき、
最後の客が紅茶を飲み干したとき、
この喫茶店が、誰のために存在していたのかが、
静かに明かされる。

それまではただ、
夜の街の片隅で。
一杯の紅茶と、
語られなかった心を待ち続けている。

「…さて」

マスターはカウンターの奥で微笑む。

「今宵、最初のお客さまですね。
悩み事は、ございますか?」

扉の向こうで、
星がひとつ、瞬いた。

作者メッセージ

はい、ファンタジー大好き系のkanonloveです!
今回は正座とこころのほぐれをテーマにした物語を書いています。

ここまで読んでくださった方―
―本当にありがとうございます!

後ですね…。
参加、まだまだお待ちしています!

タイトルのところに残っている星座を乗っけてるから、
ぜひ定員いっぱいになるなでに参加してね〜!

以上、勉強をサボりながら執筆してるkanonloveでしたぁ♪
(良い子はベンキョウしてネ)

2025/12/30 09:02

KanonLOVE
ID:≫ n00YEDEqgv6kY
コメント

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十二星座感情カフェ参加型

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