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250閲覧! 依頼人の参加待ってます!【大型(?)参加型】 学園内何でも屋〜悪魔ハ何者ナノカ、理由ハ魔導書二アル。〜

#7

―星が軽くするもの

最初に異変が起きたのは、
放課後の屋上だった。

「…あの子、笑ってるのに」

ファイヤー・ルビーが、
双眼鏡を下ろす。

「目が、死んでる」

屋上の端。
三人の生徒が、
空を見上げていた。

笑顔。
穏やかな声。
でも―

Affectusが、低く言う。

「感情が、平坦スギル」

「悲しみも怒りも、ゼロじゃない
でも、[太字][大文字]揺れ[/大文字][/太字]がナイ」

ポラリスは、空を見ていた。

「…星の配置
ズレてる」

「自然じゃない?」

「うん
―[太字][大文字]見せてる[/大文字][/太字]」



私たちは、
屋上には上がらなかった。

代わりに、
階段の踊り場で待つ。

「噂を信じた人は、救われる」

私は、椎奈の言葉を思い出す。

でも―
それは「今」だけだ。

スーラが、
私の袖を引いた。

「…ゆめさん
この人たち」

「[太字][大文字]軽い[/大文字][/太字]の、好きになっちゃってる」

「戻るの、怖い」

私は、
頷く。

「だから、無理に戻さない」

雷が、
少し真面目な顔で言った。

「じゃあ、どうするの?」

「選べるようにする」

即答だった。



原因は、
すぐに見つかった。

屋上の給水塔の影。
小さな、歪んだ結界。

ポラリスが、
指を鳴らす。

「星見用の[太字][大文字]補助装置[/大文字][/太字]だ」

「昔の悪魔の技術
感情を安定させるための」

鬼灯が、
目を細める。

「だが、制限がない」

「使い続ければ―」

Affectusが、
楽しそうに継ぐ。

「考える力から、感情を切り離ス」

「楽だけど、成長しナイ」

ファイヤー・ルビーが、
歯を噛みしめる。

「誰が、こんなものを?」

「善意だよ」

その声は、
背後からだった。



語部 椎奈が、
そこに立っていた。

「昔ね
この学校で、大きな事件があった

傷ついた子たちを、
どうにかしたくて

[太字][大文字]星を見ると落ち着く[/大文字][/太字]って噂を、
誰かが広めた」

私は、
静かに聞く。

「でも」
椎奈は、
少しだけ困ったように笑う。

「楽になる方法は、
だいたい長持ちしない

気づいた時には、
戻れなくなる

だから―」
視線を私に向ける。
「止めてほしかった」



私たちは、
屋上に上がった。

噂を信じていた生徒たちは、
こちらを見る。

私は、言った。

「星を見るのを、
やめなくていい」

ざわめき。

「でも」
一歩、前に出る。
「[太字][大文字]それ以外[/大文字][/太字]も、残してください」

「考えること」
「迷うこと」
「嫌な気持ちになること」

「全部、あなたのものです」

沈黙。

神田先輩が、
静かに続ける。

「楽な場所が悪いんじゃない」

「そこしか無いのが、
 問題なんだ」

ファイヤー・ルビーは、
結界に手を伸ばした。

「これは、壊す」

「でも」
振り返る。
「代わりに、話を聞く」

「逃げたくなったら」
「一緒に、別の逃げ道を探す」



ポラリスが、
星の配置を元に戻す。

Affectusが、
感情の流れを[太字][大文字]揺らす[/大文字][/太字]。

スーラが、
小さく呟く。

「…大丈夫」
「戻れる」

結界は、
音もなく消えた。

屋上の空は、
いつもの星に戻る。

生徒の一人が、
小さく泣いた。

「…重い」

私は、
それを否定しなかった。

「はい」

「でも、それは」

星の配置はやけに綺麗だった。
それを見ると声を出せる。

[太字][大文字]「生きてるってことです」
[/大文字][/太字]


後日。

噂は、
自然に消えた。

誰かが禁止したわけじゃない。
ただ―
「それしかない」
場所じゃなくなった。

椎奈は、
去り際に言った。

「いい結末だね」

「物語としては、
 少し地味だけど」

私は、笑った。

「何でも屋らしいです」



図書室。

雷が、
椅子に逆さに座りながら言う。

「事件、解決ー?」

神田先輩が、
肩をすくめる。

「たぶん」

ファイヤー・ルビーは、
本を閉じる。

「完全じゃないけど」

私は、頷いた。

「完全じゃないから、
いいんです」

スーラが、
小さく微笑む。

「…軽すぎない」

「ちょうどいい」

鬼灯が、
満足そうに言った。

「うむ」
「人も悪魔も、
まだ捨てたものではない」

Affectusは、
楽しそうに回る。

「次は、どんな感情カナ」

私は、
時計を見る。

放課後は、
まだ終わらない。

何でも屋は、
今日も―
正解を決めずに、
選択肢を残している。

物語は、
静かに続いていく。

作者メッセージ

最近ちょっと休業予定を予定してるkanonloveです!

事件が終わってすっきりしました―
ここでお知らせです。

なんと、本作品が―
一五〇閲覧達成しましたぁ!

なんか、星紡ぐティータイムの方と合わせると毎日報告してるような…?

以上です!
では!

Would you like to make a deal with the devil?

2026/01/07 00:00

KanonLOVE
ID:≫ n00YEDEqgv6kY
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悪魔学園一部爆笑系

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