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900閲覧!!【完結いたしました!】 憧れのアイドル―偶像と同じステージに立つ日まで―勝つか、消えるか、歌い手としての最初の一歩

#30

第三部 第十話 炎上

[大文字][明朝体]❖みんとSide❖
[/明朝体][/大文字]
翌朝。

いつも通りの朝が訪れた。
しかし、
みんとにとっては、
その朝が異常に感じた。

スマホの画面を見た瞬間、
全身が凍りつくような感覚に襲われたからだ。

画面には、
驚くべき数の通知が入っていた。

コメント、
リツイート、
ダイレクトメッセージ。

最初はファンからの嬉しい言葉が並んでいた。

しかし、
スクロールを進めると、
次第に異様な内容が増えていく。

[斜体][太字]“みんと、事務所のゴリ押しだよね。”
“歌唱力もダンスも平均以下、どうしてこんなに持ち上げられてるの?”
“あの笑顔、作り笑いだよね。まるで偽物。”
“本当の実力がないから、偶像と一緒にいるだけ。みんとの人気、もう限界じゃない?”[/太字][/斜体]

みんとの胸に、
冷たい風が吹き荒れた。

手が震える。

コメントの内容は、
ファンの応援の中に紛れ込んで、
あたかも“真実”のように感じられるものもあった。

「…嘘だよね、こんなの。…こんなの、絶対嘘だよ…」

でも、
みんとはどこかで、
その言葉に押し潰されそうになっていた。
知らず知らず、
心の奥でその言葉を信じてしまいそうになっていた。

練習スタジオにて。
ゆめは不安そうな顔でみんとを見つめていた。

「みんと…元気ないけど、大丈夫…?」

みんとは力なく笑った。

「うん、大丈夫だよ。ただちょっと…ね。」

けれどその笑顔は、
どこか空虚だった。
その時、
ゆめが携帯を取り出してスクロールを始める。

「…うわ、これって…どういうこと?」

みんとがゆめの画面を覗き込むと、
SNSで炎上が進んでいることに気づいた。

コメントはすぐに拡散され、
ネットの掲示板やSNSで激しく盛り上がっている。

「うそ…これ、本当に私?」

みんとは震える手でスマホを取り戻し、
目を通す。

[太字][斜体]“どうしてみんとだけ目立ってるの?”
“実力がないのに持ち上げられるのはおかしい。”
“ファンとの関係も作り笑いだろ?”
“事務所の力で無理やり押し上げられてるんだろうね。”[/斜体][/太字]

その言葉が次々に広がっていく様子を見て、
みんとは心の中で何度も「大丈夫」と自分を励ましながらも、
どこかで不安が広がっていった。

その後、
みんとは個別にメンバーと話すことになった。
「…みんと、どうしたの?」
と、
如月が声をかけた。
みんとがうつむいているのを見て、
如月は言葉を慎んだ。

「なんだか…暗い感じだね。」

みんとが小さく首を振った。

「ううん、なんでもないよ…大丈夫…」

けれど、
内心では苦しんでいた。
ファンの期待に応えたくて、
いつも全力で笑顔を見せていた。

でも、
今はその笑顔が本物じゃないような気がして、
心が痛んでいた。

「そんな顔しないでよ、みんと」

如月が少し強めに言った。

「君が頑張ってきたこと、何も無駄じゃない。それに、何か言われても、みんなが応援してくれるじゃない。」

その言葉を受けて、みんとはふと顔を上げる。

「ありがとう、如月。でも、ちょっと怖いなって…こんなに悪いこと言われるなんて…」

如月は優しく微笑んだ。

「怖いかもしれないけど、それが今、君にとっての試練だよ。」

その言葉に、
みんとはまた少し元気を取り戻した。
しかし、
胸の中には不安が残り続けていた。
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作者メッセージ

投稿遅れてごめん、ふつうに寝てた((殴

夜の投稿も寝ないように頑張るからお楽しみにしててねぇ!

2026/03/02 18:45

コメント

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歌い手研修生から参加型

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