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900閲覧!!【完結いたしました!】 憧れのアイドル―偶像と同じステージに立つ日まで―勝つか、消えるか、歌い手としての最初の一歩

#24

第三部 第四話 チーム分けと練習、そして思い出

スタジオの扉を開けると、
少しひんやりした空気が私の頬をかすめた。

今日から始まる「偶像主催のカラジュエ内イベント」。
初めての大きな交流会に、
胸の奥がじんわりと高鳴る。

「これからよろしくお願いします!」
私は小さく自己紹介をして、
汗ばむ手を握りしめた。
周りのメンバーも、
少し緊張した面持ちでうなずく。

最初のイベントはチーム分け発表から。
司会の偶像さんが紙をめくる音が、
妙に緊張感を煽る。

「Ulysses……神谷ゆめ、翠泉輪廻、仲本りの、猫宮すず、花羽蝶果!」

目の前にいる面々を確認して、
私は小さく息を吐いた。

みんな、
笑顔がかわいい。

でも、
どこか自信にあふれて見える―

―私だけが、
少し後れを取っている気分。

「よーし、まずは練習だね!」
輪廻ちゃんが元気に手を叩き、
スタジオの空気が一気に動く。
私も負けじと、
フリフリの水色衣装を揺らしながらステップを踏む。

でも、
心の奥には少し、
過去の記憶がちらついていた―

[水平線]
[大文字]初めての歌のレッスン時
[/大文字]「ゆめちゃん、ここはこうだよ」
みんとが笑顔で手を取って、
私の動きを直してくれた。
まだ私が小さな声で歌っていた頃、
彼女はいつもニコニコしていて、
優しく導いてくれた。

「大丈夫、ゆめちゃんならできるって信じてる」
その言葉に、
何度も救われた。
[水平線]

だけど、
今はチームが違う。
みんとは別の偶像とペアで、
もう一緒じゃない。

胸の奥がちくりと痛む。
でも、
振り返ってばかりはいられない―

―今の自分を見せなきゃ。

そのことをパッと忘れると、
輪廻ちゃんが声をかけてくれた。

「ゆめ、いくよ!最初のパートから合わせよう!」
私も小さくうなずく。
深呼吸して、
息を整える。

スタジオの照明が少し明るくなる。
私たちのチームの初めての発表会―

―心臓が高鳴る。

「皆、楽しんでいこうね!」
水色の衣装を揺らしながら、
私はステージに向かう。




スタジオの中、
鏡に映る自分とメンバーを見ながら、
深呼吸をした。

「最初はここからね、ステップ揃えるよ!」
輪廻ちゃんが元気に声を出す。

「ゆめちゃん、手の角度こうかな?」
すずちゃんがちょっと恥ずかしそうに聞く。
「うん、いい感じ!あとで一緒に練習しようね」
私も笑顔で応える。

「りのちゃん、もう少しリズムを強めに出していいかな?」
輪廻ちゃんが提案すると、
りのちゃんは冷静にうなずく。
「オッケー。みんな、タイミング注意」

蝶果ちゃんは軽くステップを踏みながら、
「うちのチーム、まとまってきたね〜!」
と楽しそうに言う。
「ほんとだね!」
私は嬉しくてつい声を出してしまう。

バク転やアクロバットはないけれど、
私たちの動きは少しずつ揃っていく。
輪廻ちゃんが手を広げて「せーの!」と声をかけると、
全員が息を合わせる。

「ゆめちゃん、笑顔もっと前に出してみて!」
蝶果ちゃんのアドバイスに、
私は大きく笑顔を作ってステップを踏む。
すずちゃんも「うん、それいいね」と小さくうなずく。

最後の通し練習では、
みんなの動きが少しずつ重なって、
チームとしてひとつになった感覚があった。
「いい感じ!」
輪廻ちゃんが拍手をして、
私たち全員も笑顔になる。

「よーし、この調子で次の発表会も頑張ろう!」
私は心の中でそう誓った。
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作者メッセージ

なんかスランプ復活に一歩近づいたァァァァァァァァァァァ!

はい、KanonLOVEでs。

次回予告行きます(なぜこのタイミングで?理由は空気を読めない作者だから)

次回多分発表会です(多分…?そしてもう発表会…?)

では(逃げたな、うん)

2026/02/27 00:00

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歌い手研修生から参加型

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