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400閲覧!【参加〆切】時を食う怪盗の僕は、素人だらけの部活に潜り込み、誰にも気づかれずに日々を駆け抜ける

#10

番外編 第一話 時巣零の過去 『時間を喰う子ども』

―昔の話だ。

時巣零は、
天才だった。

小学生の頃から、
計算は誰より速く、
動きは誰より正確だった。

教師は言った。

「この子は特別だ」

親は言った。

「無駄な時間を使うな」

零の家は、
裕福だった。

だが温度がなかった。

父は研究者。
時間工学の第一人者。

「時間は資源だ」

それが口癖だった。

「遅い行動は、罪だ」

零は、
秒単位で生活を管理された。

起床6:00。
朝食8分。
会話3分以内。
勉強4時間。

感情は非効率。

遊びは浪費。

友達は“将来に無関係”。

ある日、
零は聞いた。

書斎の向こうで。

父と投資家の会話。

「例の装置は完成間近です」

「時間認識を歪ませる?」

「はい。人の知覚を操作できる」

零は理解した。

父は“時間を操ろう”としている。

だが。

その研究は、
裏で売られていた。

軍事転用。
監視技術。
人体実験。

母は反対した。

「やめてください。零がいるんですよ」

父は言った。

「零は理解する。時間の価値を」

その夜。

研究所が爆発した。

公式発表は“事故”。

だが零は知っていた。

事故ではない。

研究を奪うための襲撃。

父は死亡。
母は重傷のまま意識を失い、
そのまま目を覚まさなかった。

ニュースは数日で消えた。

研究データも消えた。

何もかも、
消えた。

ただ一人、
零だけが残った。

親戚に引き取られ、
名前も、
生活も、
環境も変わった。

誰も過去を知らない。

だが零は知っている。

奪われた。

時間を。

家族との時間を。
普通の子どもでいられた時間を。
未来の時間を。

作者メッセージ

てきとぉだなぁ…

次回も番外編です!

では!

2026/02/15 23:45

コメント

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参加型怪盗異能力(?)一部笑いあり

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